2025年6月20日 (金)

ジャリンガ茶園オーナー ケタン・パテル氏

マカイバリジャパンが扱っているアッサム紅茶(CTC)はジャリンガ茶園から輸入しています。
アッサム地方では珍しいオーガニック紅茶で日本でも高い評価をいただいています。
大人気のマサラチャイもジャリンガ茶園アッサム紅茶を使用しています。
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ジャリンガ茶園4代目オーナーのケタン・パテル氏が来日した時に会う機会をいただきました。
左がケタン・パテル氏です。右はマーケティングディレクターのニーラ・バトナガー女史です。
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ケタン・パテル氏とは何度か会っているのですが、今回はコロナ後の久しぶりの再会です。
元4代目マカイバリ茶園主ラジャ・バナルジー氏とも交流があり、同じ理念で茶園経営に取り組んでいます。

ジャリンガ茶園は茶園の資源(剪定後の枝木や雑草、緑地など)をバイオマス
として堆肥やバイオ炭として活用しています。

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(ジャリンガ茶園ホームページの写真より)

また、茶園で働く人々に木材を使用せずに、CO2排出ゼロ調理ストープを支給し
ています。

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(ジャリンガ茶園ホームページの写真にょり)

茶園の取り組みはCO2削減に大きく貢献しており、紅茶農園として
最初にCarbonCreditsの認証を取得しました。

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未来を見据えたジャリンガ茶園の取り組みはサステイナブルな茶園経営として、世界からも注目を集めています。
私たちもマカイバリ茶園と同じ理念で取り組んでいるジャリンガ茶園と、今後もお互いが発展していくサステイナブルな関係を築いていきたいと思っています。

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2025年6月 4日 (水)

春摘みファーストフラッシュ好評発売中!

2025年春摘みファーストフラッシュがマカイバリ茶園より届いています!
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ここ数年、旱魃(かんばつ)に悩まされているマカイバリ茶園ですが、今年も雨がほとんど降らない春でした。
それでも土に蓄えられた養分や水分で元気な新芽を芽吹かせます。
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春の時期は100人以上の女性たちが一つ一つ手で新芽を摘み取り、そのほとんどを日本市場に送ってくれます。
本当にありがたいことです。マカイバリジャパンが長年にわたって築きあげていた信頼関係だと思います。
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機械を使わずに、手で摘んで丁寧につくられた紅茶はまさに手工芸品です。

マカイバリ茶園では間もなく夏摘みセカンドフラッシュの茶摘みが始まります。
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良質なセカンドフラッシュがつくられることでしょう。

春摘みファーストフラッシュをお試しください。

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2025年4月17日 (木)

HANACOCO様のアールグレイ・シフォンケーキ♪

素敵な贈り物が届きました!
届いたのはマカイバリ茶園紅茶アールグレイ茶葉を使用したふわっふわのシフォンケーキです。贈ってくださったのは山本洋子さまです。
つくってくださったのは焼菓子専門店HANACOCO様です。
袋をあけた時からアールグレイの香りがして、ケーキでいただくと更に美味しいです。ふわっふわと柔らかくて、自然の素材でつくられた優しい味です。
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HANACOCO様は10年近く、東京で有名ホテルや専門店で経験を積まれて故郷の鳥取県境港市でお店をオープンされました。
添加物を使用せず、厳選した良質な素材でひとつひとつ丁寧につくられた
スコーンやマフィン、シフォンケーキ、タルト、ベイクドチーズケーキ、パウンドケーキ、クッキーを販売されています。
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HANACOCO様とのご縁をくださった山本洋子さまは、自然派紅茶研究家・日本酒と食のジャーナリストでもあり、以前朝日カルチャーセンターの紅茶教室でお世話になりました。

山本洋子様は現在、東京から故郷の鳥取県境港に移住され、BORDERというお店をオープンされました!BORDERではオーガニックの紅茶、ワインやシャンパン、境港の旬の魚介に、自然栽培の野菜やハーブを中心に、食品添加物不使用の伝統的な調味料を使ったおつまみを提供されています!
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素敵な方々とのご縁ができて、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に美味しいアールグレイ・シフォンケーキです。

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2025年4月16日 (水)

元4代目マカイバリ茶園主ラジャ・バナルジー氏の出版記念パーティー

4月13日(日)に元4代目マカイバリ茶園主ラジャ・バナルジー氏の出版記念パーティーがダージリンのカフェで行われました!
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「CHAI TIME」という本はラジャ・バナルジー氏の今までの歩みを綴った、心を打つ回想録です。ラジャ・バナルジー氏は紅茶での有機農法のパイオニアでもあり、それが地域社会に与えた影響も大きかったです。

先祖代々続いたマカイバリ茶園は植民地時代のヒエラルキー的な経営から、コミュニティの人々の生活改善に力をいれる経営に大きく変わりました。

2017年に築160年の先祖代々の家が大火災になって焼失し、マカイバリ茶園の経営を退いた後もRIMPOCHA(リンポチャ)というブランドを立ち上げ、小さな生産者にオーガニック指導を実践すると共にインド全体がオーガニックなるべく精力的に活動をしています。

低コスト、自己資金、カーボンニュートラル、再生農法によって17の持続可能な開発目標は達成されました。ラジャ・バナルジー氏の今までの軌跡であり、実話でもあるので読み応えがある本です。

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*ダージリンにあるベルリンカフェで開催されました。

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*4月13日が出版日です。

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*出版したての本を皆で開封します。

この日はオンラインでインドだけでなく世界9か国かも参加しました。私も日本からオンラインで参加して本の中に書かれているマカイバリジャパンの石井ファミリーとの出会いなどの部分を朗読させてもらいました。

様々な質問も飛び交い、熱気あふれる様子がオンラインで参加していても伝わってきたパーティーでした。
翌日の新聞にも大きく掲載されたそうです。
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この本はオンラインでも購入できます。

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2025年4月13日 (日)

恵みの雨がマカイバリ茶園に降りました!

マカイバリ茶園では春摘みファーストフラッシュの茶摘みが始まっています!
今年も雨が降らず、旱魃(かんばつ)に悩まされていたマカイバリ茶園でしたが、4月10日(木)にまとまった雨が降ったそうです。
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マネージャーのサンジャイ・ダス氏より写真と共に嬉しいメッセージが届きました。

Rain rain and rains started hurray😎  雨、雨、そして雨。万歳!

今の時期の雨がとても重要なのは痛いほど分かります。
そして、翌日は快晴になりまさに紅茶にとっては最適な環境です。
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マカイバリジャパンは追加の春摘みの注文をだしました。美味しい春摘みファーストフラッシュが届くの楽しみです。


 

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2025年4月 1日 (火)

マカイバリ茶園訪問記 Vol:10 2025春摘みファーストフラッシュ

2025年ダージリン・マカイバリ茶園訪問記です。(Happy HunterのInstagramより)

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2月中旬から一滴も恵の雨が降らないマカイバリ茶園。もともと立地的に雨雲が近隣の山に遮断されてしまうだけでなく、ここ30年ほどの温暖化の影響が、特に春に顕著に現れ、まとまった雨が何ヶ月も降らないことが続きます。
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ダージリン全体でも同じ影響が出始めており、マカイバリ茶園では2024年春から大改革を始めました。土づくり、苗木の手入れ、そして茶摘みの仕方まで、この大苦境に備えて基礎から茶木を健康にし、生産量が減ってもクオリティーを上げて行こう、と決めました。
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あれから一年。
マカイバリファンの方はお気付きのことと思いますが、紅茶の質がぐんぐんと上がってきているのです。
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雨が降らなくても、マルチングの布団で覆われた土には湿気が蓄えられ、人間の心配をよそに、茶木は見事な新芽を芽吹かせています。茶畑が黄緑の絨毯で覆われているのです。この景色はまさに圧巻。
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茶葉の写真をご覧ください。輝いているのです!
限られた区画の中国種原木の一芯二葉のみを丁寧に摘み、発酵時間を抑え、若草色の茶葉の様子を見事に体現しています。
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テイスティングルームに入ると、すでに部屋全体が甘い香りで包まれています。
水色は透き通る黄緑色。
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口に含むと、絹のように滑らかな口当たり。アプリコットを想わせる甘味に続き、ファーストフラッシュ特有のグリニッシュさ(しかしそれはクロロフィルのような青みでなく、若草を想わせる軽やかな味)。非常にエレガントなミディアムボディ。時間の経過とともに、口の中で様々な表情をみせてくれます。
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ああ、これこ れ。
私が30年近く、マカイバリに惚れ続けているのはこれ。
どんな逆境でも、いや、苦境の時だからこそ、逆転満塁ホームランを打ち、私の心を鷲掴みにする。
この紅茶に出会いたいから、私はまたマカイバリに来る。
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色々な苦境とともに始まったマカイバリの2025年ですが、茶園の団結力とプロフェッショナル陣の指導で、私のティーバイヤー史上5本の指に入る紅茶を作り上げました。

HAPPY HUNTERでのDJ-1の販売開始は、4月1日です。数に限りがありますので、ぜひお見逃しなく。

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