トップページ | 2005年9月 »

2005年8月の25件の記事

2005年8月30日 (火)

インド駐在日記:コルカタのティーオークション

インド・ダージリンからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。

今日は紅茶ファンならば是非一度は訪れてみたいコルカタのティーオークションについてお届け致しましょう。

インド国内の紅茶が競り落とされる、コルカタのティーオークション会場は、人と車とバイクでごった返すコルカタの中心街にあります。

ティーオークションのシステムは、まず茶園からブローカーに茶葉のサンプルが送られ、ブローカーによってテイスティングされた茶葉のおおよその価格とコメント、そして茶葉のサンプルがバイヤーに送られます。インドにはいくつかのブローカーがいますが、茶園は複数のブローカーに登録することはできません。オークションはブローカーごとに違う日時で行われます。届いたサンプルをもとに、バイヤーはオークションに参加するのです。

0508301 

ここは、紅茶ブローカー「J.Thomas」が所有するテイスティングルームです。

ブローカーの仕事は、オークションの前に提出される、インド全土から集められた何百種類もお茶を毎日テイスティングし、その品質や価格を事前にバイヤーに伝える重要な役割を担っています。また、茶葉の品質面において改善すべき点がある場合は、茶園に指導もしています。

0508302 

コルカタのティーオークションは紅茶ブローカーJ.Thomasによって始められました。ティーオークション会場はJ.Thomasが所有するビルの中にあり、複数のブローカーがこの会場を共有しています。

マカイバリ茶園の紅茶は、製造される前からすべて売り手が決まっているので、特別な時以外はオークションに出品しません。

J.Thomasのティーオークションは毎週月曜日と火曜日に行われます。

0508303

月曜日がダージリン紅茶、火曜日がアッサム紅茶。今日もコルカタではオークションが行われています。

オークション会場は2つあり、買い手の多いアッサム紅茶の会場は、まるで大学の大講義室。

0508304

毎週この会場には300人を超えるブローカーが、アッサム紅茶を求めに集まるのだそうです。

そして嬉しいことに、両サイドには見学席もあり、この2階席から一般の人もオークションの様子を見学できるようになっています。

そしてこちらはダージリン紅茶の会場。

0508306

アッサム紅茶よりも市場が小さいため、この会場には毎週50人前後のブローカーが集まります。

2003714日、夕方6時ごろ、この会場で新しい歴史が生まれました。その瞬間、会場に大きなどよめきが起こったと言われています。

そう、それはマカイバリ茶園シルバーニードルズが歴代世界最高値で競り落とされた瞬間だったのです。そしてそれは、オーガニックの紅茶が、世界中で評価された瞬間でもあったのです。

紅茶栽培の異端児として30年以上にわたり「オーガニック」「バイオダイナミック」農法にこだわり続けた、現茶園主S.K.バナジー氏(通称ラジャさん)と茶園のコミュニティーの人々。ようやくその理念を評価される日が訪れたのでした。

| | コメント (0)

2005年8月29日 (月)

インド駐在日記:茶園主の58回目のお誕生日

インドからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。

私たちは、コルカタ(旧カルカッタ)から移動し、ダージリンのマカイバリ茶園に到着しました。そして、なんと今回は念願のマカイバリ茶園からブログ発信です!

私たちがコルカタからマカイバリ茶園に到着した827日は、マカイバリ茶園主S.K.バナジー氏(通称:ラジャさん)の58回目のお誕生日でした。前回のブログで「次回はコルカタ・ティーオークションについて」とお伝えしましたが、急遽話題を変更し、今日はラジャさんの58回目のお誕生日会についてお届けいたしましょう。

0508291

ラジャさんのお誕生日会は、マカイバリから一番近い街Kurseong(カーシオン)のツーリストロッジで行われました。

ラジャさんの奥様・シュリパさん、茶園で働いている人とその家族、ラジャさんのお友達、茶園で勉強しているフランス人のセリーヌ、そしてマカイバリジャパンの石井道子と博子、総勢20人の親しい人だけのパーティーでした。

ツーリストロッジと言えば、チベット餃子「モモ」。

0508293

白内障キャンプでも、マカイバリ茶園エコツアーでも、ここのモモを食べた人はみんな大ファンになります。

なんとケーキは、シュリパさんの妹・アヌーパさんから。

0508294

アヌーパさんはアメリカでマカイバリ茶園の総代理店をしています。今回は出席できませんでしたが、ケーキと花束を贈ってくれました。

今回のお誕生日会には、大きなサプライズがありました。ラジャさんが最も仲良くしているコルカタに住む3人が、27日の朝、ラジャさんのお誕生日会に出席することを急に思い立ち、思い立ってから1時間後には飛行機に乗り、ラジャさんに会いにきたのです。そして偶然にも私たちと同じフライトでバグドグラに到着し、何も知らずに私たちを出迎えに来たラジャさんは、飛行場で3人の姿を見るなり、目を丸くして「夢の中にいるみたいだよ!」と喜んでいました。

たくさん食べ、たくさん話し、そしてたくさん笑い・・・。ラジャさんの58回目のお誕生日は、マカイバリ茶園の仲間たちが集まり、心温まる時間でした。

マカイバリ茶園アジア・日本総代理店 マカイバリジャパン ホームページ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年8月27日 (土)

インド駐在日記:魅惑の都市 コルカタ

インドからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。

今日も出張先のコルカタ(旧カルカッタ)からお届けしています。

さあ、今日はマカイバリ茶園のコルカタ・オフィス訪問です。マカイバリジャパンに就職し、コルカタ・オフィスとは週に一度は必ず連絡を取り合っていましたが、私は未だ電話の声の主とは一度も会ったことはないのです。

0508261

想像していた以上に広くて奇麗なコルカタ・オフィス。そして出迎えてくれたのは、

0508262

コルカタ・オフィスの輸出部門のトップ・Mr. チャックラバルティー、まさに電話の声の主です。

この輸出部門では、世界中のマカイバリ取引先へ紅茶の発送手続きを行います。私たちが訪問している際にもフランスやアメリカの取引先から電話が掛かってきました。そして弊社の東京本社からも。Mr. チャックラバルティーの気さくな人柄ゆえに、世界中のマカイバリ取扱い企業が気軽に問い合わせをすることができ、仕事を円滑に進めて行く上で大きな力となっているのです。本当に感謝です。

日本のお皆様にお届けしているマカイバリ紅茶も、すべてこのオフィスで輸出手続きが行われます。そして手続き終了と同時に、コルカタの飛行場から成田まで空輸されるのです。

さあ、いよいよコルカタの中心街へ出発です。車の後部座席で感じたこと、それは「この街でも車はまっすぐに運転できない」・・・。

0508263

0508264

ダージリンの山道を想わせる車の追い越し合戦、そして右から左から自転車や人や犬、それに路面電車までもが飛び出してくる。クラクションなんかも、改造して大きな音にしているのだろうか、と言うくらい、デリーのよりも大きい。しかも鳴らす回数が半端じゃない。

そして雨が降ると・・・

0508265

一気に道路が川に変身。そして渋滞、そしてクラクションの嵐・・・。

道路は渋滞し、行き交う人々は道端で生活している人をよけながら足早に歩く。屋台からは油のにおいがし、鳴り響くクラクションと共に大音量で流される寺院のお経。否が応でも、全ての五感がフル回転しているのが自分で分かるのです。

デリーはもちろん、今まで旅したインドの中で体験することのなかった感覚。ああ、もしかしたらこれこそが世界中の人々を惹き付けて止まない、インドの魅惑なのかもしれない、そう思いました。

そんなコルカタの街に、喧騒とはほど遠い「ある物」を求めて、何百人もの人が「ある場所」に毎週集まります。さて、何でしょう?

2003年、マカイバリはここで世界記録をつくりました。

そう、答えは「コルカタ・ティーオークション」。明日はそのコルカタ・ティーオークションについてお届けいたします。お楽しみに!

マカイバリ茶園アジア・日本総代理店 マカイバリジャパン ホームページ

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2005年8月26日 (金)

インド駐在日記:コルカタ出張

インドからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
今日はなんと、インド・コルカタ(旧カルカッタ)からお届けしています!

ニューデリーオフィスから毎日発信していたブログも、これから始まる2週間の出張中は暫しの休憩・・・と思っていたのですが、ホテルの電話回線からネットができることが判明!今日のブログは「コルカタ出張日記」です。

実は、コルカタへ来るのは初めてです。紅茶の仕事をしていてコルカタに行ったことがないのは、相当まれなケースでしょう。ダージリン紅茶のオークションも、世界へ向けて出荷される紅茶も、コルカタで行われているのですから。

私が勤めているマカイバリジャパンは、ダージリン・マカイバリ茶園のアジア・日本総代理店。茶園から直で紅茶を仕入れているため、コルカタのティーオークションやインドの紅茶商人と接する機会はありません。出張と言えば、ニューデリーとダージリンの往復だけでしたが、今回は弊社で扱っている「アーユルヴェーダ・ハーブティー」を調合して下さった、アーユルヴェーダ医学の権威・バタチャリア博士にお会いするために、コルカタの地を訪れることになったのです。

こちらでは見るものすべてが新鮮です。タクシーの色だって、オート・リキシャの色だってニューデリーと違います。今日は街の中心街へは行かず、農村部を訪れましたが、そこにだって新しい発見はたくさんありました。

農村部の女性たちは、ほとんどがサリーかサルワル・カミーズ(パンジャビ・ドレス)姿。ジーンズをはいている女性は皆無でした。それに、デリーでは見たことのない、女学生のサリーの制服。デリーではワイシャツとスカートが主流ですので、農村部は女性に対して未だ保守的なのか、と思っていました。

サリー姿の女学生

しかし驚くべき光景が!!!

自転車に乗る女学生

彼女たちが自転車に乗っているではありませんか!しかも女学生だけでなく、家庭の主婦までも・・・。

私の(そこそこに長い)インド生活において、これまでインドの女性が自転車に乗っている姿を見たことがありませんでした。しかもサリーで自転車に乗っているなんて。

コルカタ滞在初日からストレートパンチ。残りの2日間が楽しみになってきました。

それにしても、ブログを書いている今でも、自転車に乗る彼女たちの新鮮な光景が目に焼きついています。

さて、明日はコルカタの中心街の様子、マカイバリ茶園のコルカタ・オフィスについてお届けいたしましょう。どうぞお楽しみに。

マカイバリ紅茶専門店:マカイバリジャパンホームページ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年8月24日 (水)

インド駐在日記:”ドサ”をご存知ですか?

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。

唐突ですが、”ドサ”をご存知ですか?

”インド”と聞いて”ドサ”と答える方はそんなにいらっしゃらないと思いますが、実はこちらデリーでは、毎晩行列のできる”ドサ”のお店があるのです。

ドサ。名前がかわいいですが、これは南インドを代表する伝統的な料理です。日本でインド料理、と言うと、こってりスパイシーで油っぽいカレーとナンが主流ですが、実はこのようなカレーとナンは北インドの料理。 

今日は、日本ではあまり知られていない南インド料理”ドサ”についてお届けいたしましょう。


南インド料理:ドサ


ドサは、豆と米を挽き、それに水を足して焼いたクレープ状の食べ物。 香辛料を加えたジャガイモや好みの具をそのクレープで包みます。三角形に折り畳まれた皮は広げるとA3サイズほど! はじめはそのボリュームに驚きますが、パリパリとした食感、少し酸味の効いた皮は、スナック感覚で食べれてしまい、気がつくと完食・・・。


さらにドサには付け合わせが付きます。写真左手はココナッツをペースト状にしたもの。ほんのり甘い味は、香辛料によく合います。その隣はサンバールと呼ばれる豆から作られた酸味の効いたスープです。少しマサラが効いていて辛いですが、サラサラした液状であっさり味のスープは、日本人に好まれる味だと思います。 写真上のお皿は薬味です。左の緑のペーストはコリアンダーとココナッツを混ぜたもの、右はトマトのペーストです。

嬉しいことに、この付け合わせはおかわり自由。付け合わせが半分くらいになると、お店の人がすぐにおかわりを持って来てくれます。そのサービスが嬉しいのと、せっかく持ってきてくれたから、という気持ちで、ついつい食べ過ぎてしまうことも。 何を隠そう、私は過去に7回もおかわりをした記録があります。それ以来しっかりと顔を覚えられ、私が来るとはじめから2,3回分のおかわりを余分に持ってきてくれるのです。


南インド料理レストラン:サガール


インド中に支店をたくさん展開している南インド料理レストラン”SAGAR:サガール”は、毎晩大盛況です。価格はドサ一枚(付け合わせはおかわり自由)で約150円くらい! 店内は大家族で大にぎわいです。インドの夕食は20時以降なので、それまでにお店に入らないと並ばないといけないことも。

もしインドをご旅行される時には、是非このサガールでドサをお試しください! 日本では珍しいドサと、インドの大家族の様子を体験できますよ。

SAGAR South Indian Vegetarian Restaurant
住所:Defence Colony Market 内
その他にも支店多数。


マカイバリ紅茶専門店:マカイバリジャパンのホームページ

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005年8月23日 (火)

インド駐在日記:ゴミ問題の現状

ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
昨日に引き続き、インドにおける深刻なゴミ問題、具体的にどのような問題が起き、そして一部の市民はどのような動きに出たのかをご紹介いたします。

昨日ご紹介した”ゴミを集める男の子”、彼らは素手でゴミに触れ、マスクをせずにゴミ処理作業を行います。彼らに何が起こるか、と言いますと、皮膚病や呼吸器系の病気に掛かる率が、一般の人の約2〜3倍という危険が忍び寄るのです。

0508231


そして、3〜7日ゴミ処理場に放置される生活ゴミは、近隣住民の生活や健康に悪影響を与えるだけでなく、土に染み込んだ汚染物は土を汚し、河川を汚します。また、分別を行わずに捨てられるゴミを食べ死んでしまった牛の胃からは、20キロものビニール袋が消化されずに検出されたこともありました。

2000年、インドの一部の州ではビニール袋の製造・使用を禁じる条例を可決しました。 2004年にマカイバリ茶園エコツアーで訪れたシッキム州でも ビニール袋は全く使われず、新聞紙や紙袋が使われていました。しかし残園ながら依然、ニューデリーではビニール袋が使われているのです。

インドにおけるゴミ処理は、それぞれの自治体に任されています。自治体の法令にはゴミ処理に関して明記されていますが、保健・衛生や初等教育、それに道路や陸路の整備など重要な項目が先決になるため、ゴミ処理は後回しにされてしまうのだそうです。

環境教育教材


ここで登場したのがNGOや有力財閥の財団、そして一部の学校でした。ゴミ処理の男の子に対して手袋やマスクの必要性や、保健・衛生面の指導をしたり、1999年より学校カリキュラムに導入された環境教育での教材を作成したりしています。そして一部の学校ではエコクラブを設置し生徒たちが環境の大切さを学んでいるのです。

0508233

母体が大きいインドでは、環境問題に関して条例はあるものの実践が追いついていないのが現状です。また、今回ご紹介したゴミ問題以外にも、重大な環境汚染は多々あります。一部の市民が立ち上がり、できるところから草の根的に活動を行っているものの、10億の人口、そして加速的に進む経済発展には追いつくことができず、環境問題はインドの最も重要な課題の一つなのです。

インドの環境問題については、また日を改めてご紹介したいと思います。その深刻な問題は、一日でお伝えすることは難しいですから。


さあ、明日は話題を変えて、南インド料理”ドサ”についてお届けいたします。お楽しみに!

*挿絵はGreeen Schools Programmeより

マカイバリ紅茶専門店:マカイバリジャパンのホームページ

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2005年8月22日 (月)

インド駐在日記:インドの深刻な問題

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
今日は、急速に経済発展を遂げているインドで、最も深刻な”ゴミ”の問題についてお届けいたします。

毎朝9時、我が家は慌ただしくなります。家中のゴミをかき集め、それを全て大きなバケツに入れて玄関前に出しておきます。すると男の子がやってきて、ゴミを持って行ってくれるのです。

この一文をお読みになって、「おや?」と気づかれた方は、相当ゴミに対して敏感な方でしょう。


ゴミの分別は?


そうなのです。「ゴミの分別」、これは日本人にとって身近であり、シビアになってしまう部分でしょう。

デリーの一般家庭から出されるゴミは、分別されずに冒頭に登場した「男の子」に手渡されます。そして、その男の子が分別をし、力車に乗せてゴミ置き場まで持って行くのです。


力車

さて、問題となっている「分別」ですが、これは男の子の価値観に委ねられます。優先順位は、まず「売れる物」、次に「(自分が)再利用できる物」、そして「ゴミ」です。

「売れる物」は、空き瓶やおしゃれな容器、新聞紙など。これらを業者に持って行くと買い取ってくれるのです。

外国人の家から出たゴミは、時として彼らにとって収入源となる物がありますので、バケツから力車に移されたゴミは、全てその場で開けられ、人目にさらされてしまうのです。ベランダからその様子を見ていると、ちょっとショックですよね。

そして、お金にも再利用にもならない「ゴミ」は、生ゴミでもプラスチックゴミでもすべて一緒にされ、自治体のゴミ置き場に持って行かれます。

人間が去った後、そのゴミを待ち構えているのは「牛」です。生ゴミを食べ、お腹が一杯になり去って行くと、次に犬が現れ、その次にカラスや鳥、そして虫が現れるのです。


ゴミ置き場


ゴミは3日〜7日間ゴミ置き場に放置された後、トラックに積まれて焼却場に持って行かれます。


皆さんも読んでお分かりのように、このゴミ集積・処理方法には多大な問題が含まれています。1990年代からの加速的な経済発展と共にゴミの質は変わり、土へ還らないものが増えてきました。そしてそれを排出する人口は10億人以上。人口だけでも日本の約9倍ですから、環境を汚染していくそのスピードは並大抵のものではありません。

さて明日は、そのようなインドで、実際にどのような深刻な問題がおきているのかをお伝えしていきたいと思います。どうぞお楽しみに。


マカイバリ紅茶専門店:マカイバリジャパンのホームページ

|

2005年8月20日 (土)

インド駐在日記:生活雑貨からみるインド

ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
今日は、日々の必需品についてお届けいたします。

さて、これは何でしょう?
ほうき

このようにして使います。
ほうきの使い方


答えは ”ほうき”でした。

砂埃の多いインドでは、ほうきは毎日の必需品です。毎日床掃除をしないと、あっという間に家中がザラザラになってしまうのです。最も、人の出入りが多いというのもありますが、家の造りが日本ほど丁寧ではないので、立て付けが悪い所から風と埃がひゅーひゅー入ってくることも・・・。

さて、それにしても日本のほうきと随分形が違うインドのほうき。インドでほうきと言えばこれ。マカイバリ茶園でも、そして以前に旅したインド最南端の地、コモリン岬の清掃係の人も、この形のほうきを使っていました。

このほうきの長所は、掃く部分が長いのでしゃがみながら掃くと広い面積を一度に掃けること。それに、ベッドの下も手を伸ばせば簡単に掃除ができます。
しかし、その長所は時に短所になることも。掃く部分が長いので力をいれて掃くことができず、小さなゴミが掃ききれないのです。

そんなほうきとセットになるのが、雑巾。掃き残したゴミを、濡れ雑巾で拭き取ります。
雑巾

この雑巾、まだ新しいのですが、すでにくたびれているような。大きさは、足拭きタオルの半分くらいなのですが、インドの人たちはこの巨大な雑巾を折り畳まずに使います。つまり、こちらも力をいれて拭くことができないのです。今は日本でもみかけるモップを使う人もいるようですが、依然主流はこの巨大雑巾です。

ところ変われば、と言うのでしょうか。日本のように息が詰まるほどしっかり、きっちりと掃除をするのとは対照的に、インドではほどほどに、というのが一般的な掃除のように感じます。でも、これはあくまでも「日本人」の視点から見た一方的な考えで、インドの人たちからすれば、日本のやりかたは力み過ぎ、と言われるのかもしれませんね。


さて、毎日使うほうきはどうしても寿命が短くなりがち。そんな時は、ベランダから外を眺めていましょう。力強い助っ人がやってきますから。


ほうき売り


自転車の後ろに積んである柄の長いほうきは、天井とファン専用のほうきです。(ファンについては こちらの記事 をご覧下さい)

日用品一つにしても、日本と形が随分異なるインドの物。その多くは、既成概念に捕われず、あくまでもインドの生活に適した形をしています。

皆さん、旅行された際には、是非、雑貨屋さんを除いてみてください。 日本では見たことのない形をした雑貨を見つけることで、インドの人たちの生活を知ることができますから!


マカイバリ紅茶専門店:マカイバリジャパンのホームページ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年8月19日 (金)

インド駐在日記:ヒンドゥー教のお祭り Raksha Bandhan

ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
今日、こちらインドでは、ヒンドゥー教のお祭り”Raksha Bandhan (ラクシャ・バンダン)”の日です。

Rakshaとは「守る」、Bandhanとは「結ぶ」と言う意味。姉妹が兄弟の手首に、魔除けや護符の意味を持つRakhi(ラキ)と呼ばれる紐を結び、兄弟の健康や平安を祈ると同時に、兄弟が姉妹のことを守る約束をする日なのです。

ラキ

ラクシャ・バンダンの起源にはいろいろな言い伝えがあります。その一つをご紹介いたしましょう。

昔、神々と悪魔たちが戦いました。神の長であるインドゥラが戦いに負けそうになった時、その妻が勝利を祈願してインドゥラの手首に紐を巻きました。するとたちまち神は悪魔に勝利したのでした。それ以来、今日に至るまで、ラクシャ・バンダンは、兄弟の健康や平安を祈り、そして兄弟に自分を守ってもらうことを願う姉妹が、兄弟の手首に紐を巻くお祭りとなったのです。


さあ、女の子たちはラクシャ・バンダンの準備で大忙しです。昨日の彼女達の様子をお届けいたしましょう。

まずはラキ(紐)選び。怖いくらいに目が真剣です。

ラキ選び


そして、お祭りとなれば定番のメヘンディ。日本でもおなじみのヘナ(染め粉)を使って、手の平と甲にインド独特の模様を描いていきます。


メヘンディ


デザインは職人によって一つ一つ違います。マーケットでは、メヘンディ職人が店を出し、女の子たちはカタログを見ながらデザインを選びます。

メヘンディの列


メヘンディは染料が固まり、手に染み込むまでに数時間待たなければいけません。街ではこんな光景も・・・。


乾かし中


そして当日。
今朝は我が家で働いてくれているラケッシュが、朝お姉さんが自宅に来て巻いてくれた、と自慢げにラキを見せてくれました。

ラケッシュ


ラキは、プジャ(お祈り)をし、ティッカ(サフランの粉をつけた米粒)をおでこに付けてもらい、甘いお菓子を口に入れてもらってから巻いてもらうのだそうです。そして彼は、お返しに甘いお菓子をプレゼントしたそうです。


昨日、知り合いに電話をすると、「彼はラキを巻いてもらうために、実家に戻っているよ」と言われました。ラケッシュにその話をすると、「僕の奥さんも、兄弟にラキを巻くために、実家に戻っていますよ」。


家族を大切にするインドの人たち。今晩は親戚一同が集まって食事をし、楽しいひとときを過ごすそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年8月18日 (木)

インド駐在日記:デリーの牛はどこからきたの?

ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
今日は、昨日お届けした”牛排除作戦”の続きをお届けいたしましょう。

さあ、今回の大作戦の主人公である、約3万頭とも言われるデリーの”牛”。この牛たちは一体どこからやってきたのでしょうか。

ニューデリーの牛

実はこの牛たち、大きく2つに分類されます。「飼い牛」と「元飼い牛」。
飼い牛なのにニューデリーの道路で昼寝!?

そうなのです。この「飼い牛」、簡単に言ってしまうと「放し飼い」なのです。飼い主にとって、牛に与える餌は大きな出費。ふと目を外に向けると、「Green Delhi」とうたうデリーには、牛の餌となる草が道路の中央分離帯や、住宅街に植わっています。それに、神聖なる牛に、餌を与えてくれたり、花輪を掛けてくれる信仰深い人もいます。「放し飼い」の条件が整っている上に、今まで今回ほどの排除作戦はなかったため、飼い主が牛を自由に放し飼いさせていたのです。

そして「元飼い牛」ですが、飼い主にとって牛はペットではなく、大切な収入源です。その価値がなくなった牛、例えばミルクが出なくなったり年老いた牛、は飼い主にとってもう必要ないのです。殺すことはできませんので、要は道に捨ててしまうのです。でも、上記のように牛は生きていけますので、「元飼い牛=野良牛」の数は減らないのでしょう。


インドの人にとって、牛は神聖なるものだけでなく、一部の人にとっては生活していく上で大変重要な役割を果たします。雄牛は荷車を引いたり、農作業においては農機具を引く力仕事をします。また雌牛は、人々の大切な栄養源となるミルクを作り、そして新たな財産となる子牛を生みます。そして何と言っても、牛糞は肥料にも燃料にもなるのです。マカイバリ茶園でも牛は大切にされ、牛からもたらされた副産物によって、人々の生活が劇的に変わったことは証明されています。


さて、今日(2005年8月18日)付けの新聞紙 The Times of India には、デリーを賑わせた”牛排除作戦”の途中経過が報告されています。最高裁判所によって下された今回の”牛排除作戦”に対し、デリー市局は、「野良牛の数を削減する、という当初の目的が、市民の賞金獲得へと変わってしまっている。それに、一般の市民が牛を捕まえることは大変危険な行為である。また、なぜ南デリーだけが捕獲の対象地域なのか」と、今回の大作戦に完全に否定の構えです。

「南デリー」、この地域は外国人が多く住む地域なのです。これだけからも、今回の作戦の意図に「近代化を目指すインド」が象徴されています。

そして、賞金獲得者ですが、残念ながらまだなのです。捕獲された238頭の内、7頭が市民によって捕獲され、デリー市局は彼らに”牛を受けとった”という受領証を発行したようですが、これらの牛が指定された地域から捕獲されたことが断定されるまでは、奨励金は渡さないそうです。


今回の排除作戦が開始されてから、我が家の近所ではめっきり牛がいなくなりました。今まで必ずいた場所にも牛の姿はなく、ブログ用の写真が撮れずに結構苦労しました。いつもいた牛が急にいなくなると寂しくなるもので、ニューデリーなのにニューデリーではないように感じていました。

戻って来た牛

でも、もう大丈夫です。牛たちは再び街に帰ってきました。きっと飼い主たちが捕獲されるのを恐れて放し飼いをやめていたのでしょう。しかし新聞などで、「飼い牛」は捕獲されないことを知ると、安心して再び「放し飼い」を始めたのです。

おや、今回の大作戦は成功しているのでしょうか・・・?



マカイバリ紅茶専門店:マカイバリジャパンのホームページ

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005年8月17日 (水)

インド駐在日記:ニューデリーの牛ピンチ!?

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
今日は、インド好きの人には驚きのニュースをお届けいたしましょう。

"ニューデリーの野良牛を捕まえて、2000ルピーを獲得しよう!”

2005年8月5日付けの新聞紙 Times of India に大きく掲載された上記の見出し。この記事が掲載された後、ニューデリー市局へ問い合わせが殺到したそうです。2000ルピーは日本円で約5000円。中産階級から下の人たちが、一ヶ月2000ルピーの収入で家族を養っていることもありますので、目を惹くのも無理はありません。

ニューデリーの牛

インドでは牛が神聖視され、街中至るところに牛がいます。ニューデリーの主要道路の真ん中で、我が物顔で昼寝をしている牛だっています。そうなると、道路は大渋滞です。しかし神様と崇められている牛たちの方が一枚上手。目を吊り上げている人間たちを横目にのんきに口をモグモグさせているのですから。

ニューデリーでは、数年ほど前から野良牛排除運動を行っていました。しかしそれは、今回ほど大々的にではなく、夜中に牛を捕まえ、トラックで郊外に連れていく程度のものでした。

ではなぜ今回この時期に、2000ルピーもの懸賞金をかけて大胆な策に出たのでしょう。

一つ目は、年々激しくなる道路渋滞を緩和させるためです。確かに、牛がいなければ渋滞はもう少し緩和するでしょう。

二つ目に、牛が原因による事故が多発しているためです。牛が車にひかれたり、または凶暴化した牛が人間を襲ったり。

そして何よりも、ニューデリーの街を美化するためです。「美化」というのは、街を清潔にすると言う意味だけでなく、近代的な都市にする意味も含まれています。世界の大都市を見ても、野良牛がいる都市はありません。近代国家を目指すインドにおいて、特にその首都のニューデリーにおいて、近代とは対照的な野良牛は排除しなければならないのです。この時期にこれ程までに大胆な策に出たのは、やはり8月15日の独立記念日を意識していたのでしょう。

さて、8月5日に記事が掲載された後、2000ルピーの大金を獲得するため、ニューデリー市局のもとにたくさんの捕獲された野良牛が持ち込まれました。しかし、よくよく考えてみると、農村部や違う州から牛を連れてきて「ニューデリーの牛を捕まえました」と言うこともできるのですよね。

しかしさすがはインド政府。インドの人たちの扱いになれています。7日付けの新聞で「牛を捕獲できる者は南デリー在住であり、その証明証を提示しなくてはならない。牛を捕まえた場合は、自治会から”牛の捕獲場所”の証明証を発行してもらわなくてならない。そして、ニューデリー市局からその捕獲された牛が”野良牛”であると認められなくてはならない。懸賞金は、捕獲した牛をオークションに掛け、その配当金によって支払われる」。

2000ルピーを獲得するまでに、相当高いハードルを越えなくてはならないようです。今のところ、賞金獲得者の情報は入っていません。

それにしても、約3万頭とも言われているデリーの牛、彼らは一体どこから現れ、どのようにして生活しているのでしょう。そして懸賞金をかけた大々的な”野良牛排除作戦”の行方は?  明日をお楽しみに!

マカイバリ紅茶専門店:マカイバリジャパンのホームページ

| | コメント (1)

2005年8月16日 (火)

インド駐在日記:インドの人があなたの家に来ました。まずはじめにするおもてなしは?

ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
今日はまず嬉しいニュースから。
お陰さまで、ブログをスタートさせてから2週間で、アクセス数が1000を超えました! いつもブログを訪問して下さる方、本当にありがとうございます。月末にはマカイバリ茶園を訪問しますので、さらに内容を充実させていきたいと思います。これからもどうぞお付き合いください。

さて、今日はインドの人が自宅に来た時に、最初にするおもてなしについてお届けいたします。

突然ですが問題です。
暑い夏の日、あなたの家にインドの人が遊びにきました。あなたなら最初に何をお出ししますか?以下からお選びください。

1、暑いので、まずは氷をたっぷり入れた「冷たい水」
2、日本人の家に来て頂いたので、まずは温かい「日本茶」
3、買ってきたばかりで冷えていないけれど「ミネラルウォーター」
4、外を歩いて来たので、リフレッシュしてもらうために「おしぼり」

インドを旅された経験のある方ならば、すぐに答えは分かりますね。

まず、4番の「おしぼり」ですが、私の(ほどほどに長い)インド生活の中で、おしぼりを出された経験は一度もありません。手や顔を洗いたい時は、洗面所に行きます。我が家で働いてくれているアドリンに「おしぼり」のことを聞くと、インドでは「おしぼり」の習慣はないそうです。と、言うことで4番ははずれです。

さて、1番ですが、もしかしたらこれが正解だと思われた方が多いのでは、と思います。私もはじめの頃は、インドの人たちに、氷たっぷりの水をお出しした経験が何度もあります。そして毎回言われたのは「常温の水をください」。

インドのカレーは、油も香辛料もたくさん使うため、氷がたっぷりの「冷たい水」を飲むと、体調を崩してしまうそうなのです。また、もともとインドは昔から氷の入った飲み物を飲む習慣がなく、最近になって一部の人たちが氷入りの飲み物を飲むようになりました。「アイスティー」も、都市部の一部のお店のメニューに載っているだけで、一般的にインドの人はアイスティーを飲まないのです。と、言うことで1番もはずれ。

さて、2番の「日本茶」ですが、個人的にはこれを正解にしたいのですが、残念ながらはずれです。

インドでは水をとても大切に考えています。暑い外を歩いて来てくれた来客には、まずはコップ一杯の水を差し出し、渇いた喉を潤し、体の熱を冷ましてもらう習慣が今でも残っています。そしてその水はコップに並々とつぐのが礼儀なのです。

おもてなしの水

水は、相手の要望がない限り、常温で出すのが常識です。上流階級では「ミネラルウォーター」を出すこともありますが、一般的には濾過水や煮沸した水、農村部では井戸水です。

コップ一杯の水をお出しし、そしてようやく家庭の味のチャイをお出しするのです。
と、言うことで、質問の答えは3番でした。
もしインドの方がお宅にいらしたら、まずは「常温の水」をコップに並々とついでお出しください。

インドの街角には、通りがかりの人がいつでも水が飲めるように、素焼きの壺が置いてあります。

ニューデリーの街角

水の大切さを知っているからこそ、誰にでも分け隔てなく水を施す習慣が残っているのでしょう。

マカイバリ紅茶専門店:マカイバリジャパンのホームページ

| | コメント (1)

2005年8月15日 (月)

インド駐在日記:インド独立記念日

ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
今日はインドの独立記念日です。

1947年にイギリス領から独立し、58年目を迎えたこの日、テレビや新聞では独立記念日に沸き立つ人々の様子を映し出していましたが、日常は、いたって静かに流れています。

働いている人たちは休み、公共機関も店もレストランも、殆どが休みのようです。お陰で今日は、車のクラクションの音も、バイクの音も、物売りの声も全く聞こえず、静かに一日を過ごせる反面、日常の活気がなくて少し寂しい気もします。

我が家の前にある、コミュニティー・クラブでは今夜催し物をするようです。

0508151

入り口の門にインドの国旗をイメージした装飾、とても素敵ですね。

そして、こちらはインドの国旗。

0508152

サフラン色はヒンドゥー教を、緑色はイスラム教を、そして白は平和を意味しています。
中央にあるのは仏教のシンボルでもある”チャクラ=法輪”。水色のチャクラは、空と海を表しています。

このインドの国旗は、多宗教、多民族が共に平和に暮らせる国であることを表現しているのだそうです。

現在、インドには10億を超える人口、18の公用語、複雑に交差する文化や民族、そして宗教が共存しています。この数を想像するだけでもその巨大さに圧倒されてしまいます。同じインドの国籍を持っていても、言葉も民族も宗教も違うのです。

億万長者を輩出する一方で、貧困に苦しむ人がいるのも事実です。IT大国と言われ、その技術をかわれてアメリカンドリームをつかむ人がいる一方で、学校にも行ったことがない人がいるのもインドの現状です。

新生インドとして歩み始めて58年。一つの「国」として語ることの難しい国、インド。

この国を独立へと導いたインドの人の言葉を引用してみたいと思います。

”誰にも打ち消すことができないほど誠意に燃えている小さな魂たちが一体となると、歴史さえも変えることができる。”    モハンダス・カラムチャンド・ガンディー (マハトマ・ガンディー) (1869 - 1948)

もしこの巨大な国インドが、58年前のように再び一つになり、動き始めたら・・・。

マカイバリ紅茶専門店:マカイバリジャパンのホームページ

| | コメント (0)

2005年8月13日 (土)

インド駐在日記:連休の前、ソワソワした日常

ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
今日のニューデリーはなんだかソワソワしています。我が家で働いてくれているアドリンも、今朝は大きな袋をかかえて現れました。どうしたのでしょう?

来週の月曜日8月15日は、インドの59回目の独立記念日。国民記念日のため、我が家で働いてくれている人たちはお休みです。なるほど、2連休でソワソワしていたのですね。

アドリン:「違います。月曜日はお店がお休みですから、食料の確保が必要です」と言って、玄関を出て行ってしまいました。

毎日毎日、私のために新鮮な野菜を買ってきてくれるアドリン。日曜日と月曜日、2日分の食料を確保するためにソワソワしていたようです。

彼女の後ろをついて外に出てみると

野菜の引き売り

サブジー・ワーラー(引き売り野菜商人)が。

そして間髪入れずに

りんご売り

りんごの引き売りが・・・。 

隣の家の人も出てきて、一気に賑やかになりました。みんな2日分の食料を買っているようです。

野菜は1kg単位で買います。はかりは分銅を使います。
台が平行になっているかは、あまり気にしません。

はかり

このサブジー・ワーラー、品揃えが豊富です。タマネギ、レンコン、香菜、ピーマン、人参、ジャガイモ、トマト、インゲン、キュウリ、カボチャ、キャベツ、なす、レモン、唐辛子。インドの人たちが日常に食べる旬の野菜ばかりです。

来週の月曜日、独立記念日の8月15日は、バスが運休のため、ほとんどのお店もレストランも休みになり、皆が2日分の食料を買い込むため、サブジー・ワーラーは大繁盛のようでした。

買い物が終わり、ベランダから外を眺めていると今度は・・・

マンゴーの引き売り

マンゴーの引き売りが。

いつになくソワソワしているニューデリーの日常をお届けいたしました。

マカイバリ紅茶専門店:マカイバリジャパンのホームページ

| | コメント (0)

2005年8月12日 (金)

インド駐在日記:インドで最も愛され続けている日本車は?

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。今日は、インドの人々に最も愛され続けている日本車についてお届けいたします。

インドを旅したことがある人ならば気がつかれたと思いますが、ニューデリーの街中に日本車がたくさん走っています。正確には、インド企業との合弁によって作られた「インド&日本」車と言うのでしょうか。

突然ですが問題です。インドの自動車産業に日本で最初に進出し、インド国内の自動車販売台数の約50%を占める企業はどこでしょうか? すぐに答えられた方は、かなりのインド通。

ヒントの写真はこちら↓↓↓。

0508121

最近、インドの自動車市場では激しい市場競争が行われています。世界各国の自動車会社がインド進出を図り、インドでの自動車産業を活性化させているのです。日本の企業では、トヨタ、ホンダ、三菱、スズキがインド進出を行っています。

ここで注目したいのがスズキ。日本の自動車会社で最初にインドに進出してきたのがスズキでした。スズキが進出した1982年のインドは、インディラ・ガンディーが政権を握り、それまで海外からの輸入や企業進出に対して鎖国状態だった市場を部分的に解放し始めた時期。

スズキは国営自動車会社である「マルチ・ウドヨク」との合弁会社を設立することにより、低価格での軽自動車の販売拡大を狙ったのです。

アンバサダー

それまでのインドではロンドンのタクシーのような「アンバサダー」やアメリカ車のような「コンテッサー」など、国産車が主流でしたので、低価格で購入できる、しかも日本の技術によって作られた「マルチ・スズキ」は飛ぶように売れました。(当時の価格は分からないのですが、現在の価格はマルチ・スズキが約60万円前後〜に対し、国産のアンバサダーは100万円前後〜)

見事にインドの自動車産業に新しい風を送り込んだスズキ。インドは91年以降、自由経済体制へと転換し、多くの海外自動車会社がインドへ進出してきましたが、スズキは現在でもインドの自動車市場の半分を占めているのです。

そう、最初の問題の答えは「スズキ」でした。

マルチ・スズキ

インドで最も人々の生活に取り入れられ、支持され続けている「マルチ・スズキ」。その小さくて、かわいらしい車体は、インドのどこへ行っても見かけることができます。もちろん、マカイバリ茶園のあるダージリンの山奥でも。

そして、そのかわいらしい車の中には、でっかいインドの人たちが5人、6人と乗っているのですが・・・。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2005年8月11日 (木)

インド駐在日記:暑さをしのぐには

ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
モンスーン(雨期)のはずなのに、ニューデリーではこの2週間、全く雨が降っていません。ムンバイ(旧ボンベイ)の洪水といい、ニューデリーといい、異常気象です。

YAHOO!で検索すると今日の気温は33度、体感温度は38度。やっぱり・・・と思う数字です。その日の暑さは、朝蛇口から出てくる水の温度でだいたい分かります。黒い貯水タンクに貯められた水は、湯船のお湯くらいの温度になって出てくる時もある程! 今朝は、それに近い温度でした。

さて、そんな暑い毎日ですが、クーラーが苦手な私はクーラーなしの生活をしています。
暑さの救世主はこちら↓↓↓。

ファン

天井に取り付けられた、巨大扇風機(ファン)です。
インドの家では、必ずこのファンが各部屋に取り付けられています。これは本当に便利で、涼しいだけでなく、雨の日は洗濯物も乾かせるし、なんと言っても電気代がそんなにかからない! 体にもお財布にもやさしい、エコロジーな一品です。(ファンの写真は、昨日の雑貨屋さんの写真の中でも写っていますよ)

そんなエコロジーなファン、暑い夏も優しい風に包まれて・・・、いえいえ、インドの人たちはそんな中途半端な使い方はしません。調節ダイヤルは「最速」に、ファンの羽根は見えないくらいに速く、「ぶおーん」という大きな音も気にせずにファンを回し続けます。

天井からファンが落ちてくるのではないかと、最初は怖くて落ち着いていられませんでしたが、インドの人曰く「今までそんなニュースは聞いたことがない。だから大丈夫」。説得力があるのか、ないのか・・・。

もちろんインドの人たちもクーラーは使います。でもなぜか、

クーラー

取り付ける位置が、「下」なのです。日本のように、上に取り付ける最新型も出てきましたが、依然主流はこちら。所変われば、ファンの回し方も、クーラーの取り付け位置も、変わってくるのですね。

さあ、今日もファンをぶんぶん回しながら、インドからお届けしたブログ。明日は、インドでの生活で欠くことのできない「車」についてお届けいたします。お楽しみに!

マカイバリ茶園総代理店:マカイバリジャパンのホームページ

| | コメント (0)

2005年8月10日 (水)

インド駐在日記:生活雑貨

ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
昨日に引き続き、今日は生活雑貨の買い物についてお届けいたします。

生活をしていく上でどうしても必要になってくる生活雑貨。これは旅行者と大きく異なる点です。雑巾だってバケツだって必要になってきます。そして、信頼のおけるお店を探さなければいけません。

ニューデリーには日本のような充実したスーパーマーケットはありません。最近少しずつでき始めたようですが、殆どの人は住宅街の商店街に行きます。

商店街

こちらは私が頻繁に通うマーケットです。家族連れが多く、一人で夕食を食べにきても安全なので、南インド料理屋では常連客になりつつあります。顔も覚えてもらえましたし。
写真右手にあるお店「BARISTA」は、スターバックスのようなコーヒー専門店です。バリスタに関しては後日ブログで詳しくお伝えしようと思います。

雑貨屋

こちらは私が常連の雑貨屋さん。賞味期限の管理は大丈夫?と心配になってしまうほど商品が並んでいます。
調味料や缶詰はもちろん、輸入品のシャンプーやカメラのフィルム、そしてなぜか水中メガネ・・・。

さて、きっと少しでもインドの旅行本をお読みになった方ならば、ここで疑問が湧いてきていると思います。
「値段交渉は・・・?」

インドの旅行本には「値切って買い物をしよう!」なんて書いてありますが、それは旅行者用のお店だけ。日常の生活で毎日値切り合戦をしていたらお互い体力が持ちません。インド国内でパッケージされた物の殆どには「定価」が表示されていますので、インドの人同士でも、価格交渉をすることはめったになくなりました。

ただ、時々多めに請求されることがありますので、清算の時には商品とレシートの確認をしっかりしないといけません。商店街のお店にレジがある所は少なく、大抵は暗算です。こちらで生活すると、買い物の度に暗算が早くなりますよ。

マカイバリ茶園総代理店:マカイバリジャパンのホームページ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年8月 9日 (火)

インド駐在日記:果物屋

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
今日は、私がいつも通っている果物屋さんをご紹介いたします。

果物屋

我が家から歩いて5分の距離にあるこの果物屋さんは、家から近いのと、新鮮なものを置いているので、頻繁に利用しています。インドの面白いところは、道端にテントを張ったり、移動式の手押し車を利用して、お店を営んでいる人がいることです。許可証が必要なのかわかりませんが、警察もこのようなお店で物を買っているので、特に問題はないのかもしれません。

マンゴー

ちょうどこの季節の旬の果物はマンゴー。その種類は何十もあるそうですよ。インドでの一般的なマンゴーの食べ方は、種の両側に包丁を入れ、スプーンですくって食べます。

しかし、上の写真のマンゴーは7,8cmくらいの小さな品種。一般的なマンゴーの大きさは15cmくらいですから、半分の大きさです。食べ方は、マンゴーをよく揉み、柔らかくなったらヘタの部分を小さく切り落とし、その部分から吸うように食べます。ジュース感覚で飲めて、これこそまさに100%のマンゴージュース!インドを旅行された際には是非召し上がってみてください。おいしいですよ!

ココナッツ

こちらはココナッツ。上部をナイフで切り落とし、ストローをさして飲みます。栄養価が高いので、体調が悪い時や、夏バテの時にはこれがお勧めです。学生の頃、よくインドの農村を歩いていましたが、ミネラルウォーターが手に入らないときは、必ずココナッツを飲んでいました。水を飲むよりも、自然のココナッツを飲んだ方が安全でしたから。

この果物屋さんでは、果物1つから買うことができますので、近所の人たちも気軽にこのお店に立ち寄ります。朝8時頃から夜は10時頃まで開いているこのお店。近所の人たちの憩いの場になっています。

マカイバリ茶園総代理店:マカイバリジャパンのホームページ

| | コメント (0)

2005年8月 8日 (月)

インド駐在日記:新聞

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。今日のニューデリーは曇っているせいか、いつもより涼しく感じます。YAHOO!でデリーの気温を調べると「最高気温:32度、体感温度:37度」。外に出るのが怖くなります。

さて、我が家では毎朝6時半頃、ベランダから聞こえる「ゴンッ」という音で目が覚めます。
何の音だと思いますか?

8月2日のブログでもお伝えしましたが、インドは一軒に何世帯もの家族が生活しています。一般的に、各階ごとに違う家族が住んでいますので、新聞もそれぞれに配達しなければいけなくなります。

インドも日本のように、自転車かバイクで新聞を配達します。しかし、次からがインドらしいところ。時間と体力の効率化のため、新聞を郵便受けには入れず、各家庭の庭やベランダに投げ込むのです。

そう、先ほどの「ゴンッ」という音は、新聞がベランダに投げ込まれる音だったのです。

ベランダの新聞

ある日、早起きしてその華麗なる新聞の投げさばき?を見てみようと思い、こっそりベランダに隠れて新聞配達の人が来るのを待っていました。

彼は自転車で現れ、両側にある家々の庭やベランダに向かってどんどん新聞を投げ入れています。しかも、自転車を止めずに!2階だって3階だって、「ひゅーん、ひゅーん」と投げ入れます。そしてそれと同時に家々から「ゴンッ、ゴンッ」という轟音も聞こえてきます。職人技ですね。そしてインドらしい。相手の窓ガラスが傷つこうが、大きな音で起こそうが、おかまいなし。そしてそれに対して文句が出てこないのもまたインド。

でも、職人だって手元が狂う時もあります。朝起きて、ベランダに新聞がない日は、下の大家さんの庭まで取りに行きます。数ヶ月に一回程度ですが。

さて、もうすぐディスカバリー号の帰還ですね。こちらの新聞では、国際版に小さく掲載されている程度でした。これには少し残念でした。2003年のコロンビア号には、インド人女性初の宇宙飛行士が搭乗していたのです。彼女の最初の搭乗であった97年には、土井隆雄宇宙飛行士と一緒だったので、映像で彼女をご覧になった方は多いと思います。アメリカの市民権を得ていた彼女ですが、もう少しだけでも彼女の偉業を讃えては、と思うのですが・・・。

こちらでもCNNが入るので、ライブで観ようと思います。無事に帰還されることを祈るばかりです。

マカイバリ茶園総代理店:マカイバリジャパンのホームページ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年8月 6日 (土)

インド駐在日記:夏バテにはカルダモン・チャイを。

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。先ほど東京オフィスに電話をすると「暑くて大変」との返事が。それならば、連日35度前後のギラギラの国インドから、体を元気にするレシピをお届けいたしましょう。

日本の夏は、外は暑いのにオフィスはクーラーで冷えきっていますよね。そんな激しい温度差が、疲れや食欲不振を招いてしまいます。

昨日に続き、我が家で働いてくれているアドリンとチャイの話をしていると、”カルダモン・チャイ”を教えてくれました。「いつもはミルクのたっぷり入ったマサラ・チャイを飲むけれど、特に暑かったり体調が悪い時は、ミルク入りは体に重く感じます。そんな時は、ショウガを入れたカルダモン・チャイを飲むんですよ」。

カルダモンは整腸作用に効くし、ショウガは体を温めたり食欲増進を促してくれます。

夏は気がつかないうちに、体を冷やす食べ物をたくさん食べていたり、温度差の激しい室内と室外を行き来していたり・・・。結構、体を酷使しているんですよね。

そんな夏を乗り切るレシピとして、アドリンの家族が飲んでいる”カルダモン・チャイ”をご紹介いたします。

0508061

マカイバリ紅茶を使った”カルダモン・チャイ”
*********************************

◎材料:2人分◎
・マカイバリ紅茶(グレード:スタンダード):ティースプーン1杯
・カルダモン:3つぶほど
・ショウガ:3cmくらいのかたまり
・砂糖:ティースプーン2杯(お好みで調節してください)
・水:2カップ

◎作り方◎
1、マカイバリ紅茶を粉状にすりつぶします。
2、カルダモンとショウガをかるくつぶします。
3、沸騰させた水に、1と2と砂糖を入れ、3分ほど弱火で煮出して、できあがり。

昨日に引き続き、自然素材にこだわったため、砂糖は黒砂糖を使いました。

カルダモンとショウガの香りが効いていて、特にカルダモンの甘い香りが心をリラックスさせてくれます。マカイバリ紅茶を使っていますので、煮出しても渋みやえぐみが無く、疲れた体にぴったりです。

砂糖の量はお好みですが、私は砂糖が無くても美味しいかな、と思いました。きっと、甘いマサラ・チャイを飲み慣れているインドの人向けの砂糖の量なのでしょう。

夏バテされている方、是非このカルダモン・チャイをお試しください!

マカイバリ茶園総代理店:マカイバリジャパンのホームページ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年8月 5日 (金)

インド駐在日記:チャイを作ろう!

インド・ニューデリーからお届けしている、マカイバリ紅茶のブログ。
今日は”チャイ”の作り方をご紹介いたします。

心も体もリラックスさせてくれるチャイ。
材料もオーガニックにこだわってみたいものです。

0508051

マカイバリ紅茶で作る”自然派チャイ”
**********************************
◎2カップ分の材料◎ (写真 時計回りに)
・黒こしょう(粒):ひとつまみ
・クローブ:ひとつまみ
・シナモン:ひとかけら
・しょうが:3cmくらいのかたまり
・黒砂糖:ティースプーン3杯
・カルダモン:5粒ほど
・マカイバリ紅茶(グレード:スタンダード):ティースプン2杯
・牛乳:2カップ

*マカイバリ紅茶はあらかじめ粉状にすりつぶします。

◎作り方◎
1、牛乳を鍋で沸騰させます。
2、黒こしょう、クローブ、シナモンをすりつぶします。
3、カルダモンとショウガを、軽くつぶします。
4、2と3の材料と、黒砂糖、そしてマカイバリ紅茶を沸騰した牛乳の中に入れます。
5、色と味をしっかり出すため、5分ほど弱火で煮出してできあがり。

0508053

せっかくですので、付け合わせも作ってみましょう。

シャンカルパーリー (スナック)
***************************

◎2人分の材料◎
・中力粉:ご飯茶碗半分くらい
・油:2滴くらい
・塩:ひとつまみ
・水:適量
・揚げ物油

◎作り方◎
1、中力粉に油と塩を入れ、水を少しずつ加えながら、耳たぶくらいの固さに練ります。
2、厚さ2mmくらいまでのばし、たんざく状に切ります。
3、油で軽く揚げてできあがり。
お好みで、生地に白ごまを加えるのも美味しいですよ。

0508054

さて、できあがりは・・・

0508055

マカイバリらしい、優しくてほっとする味のチャイに仕上がりました。
付け合わせのシャンカルパーリーはサクッとしていて、驚くほどチャイに合います。

一般的に、チャイにはグレードの低い、粉状の茶葉を使います。
粉ですので味も香りもしっかり出て、ミルクやマサラ(香辛料)に負けないのです。
ですので、マカイバリ紅茶はチャイには不向きかも、と心配していました。

今回使用したマサラは、シナモンとショウガを抜かして全てオーガニック認定を受けているもの。
牛乳は今朝搾ったばかりの新鮮なものを使いました。
オーガニックの材料にこだわったせいか、お互いの味が喧嘩することなく、びっくりするくらい雑味のない優しい味のチャイに仕上がりました。

マカイバリ紅茶で作る”自然派チャイ”。ぜひ、お試しください!

さて、今回のレシピは、我が家で働いてくれているアドリンが教えてくれました。彼女は南インドのゴアの出身です。
チャイの話で盛り上がると、「インドには州によっていろいろなチャイの作り方があるのよ」、と。
そして「明日はどんなチャイを作ろうかしら」と、とても乗り気になっていました。

明日もチャイのご紹介!
どんなチャイになるかは明日のお楽しみ!

マカイバリ茶園総代理店:マカイバリジャパンのホームページ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年8月 4日 (木)

インド駐在日記;紅茶の国の紅茶

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリのブログ。今日はインドの紅茶事情についてお届けいたします。

マカイバリ紅茶の故郷インドでは、紅茶は”チャイ”として親しまれています。
ミルクに香辛料と砂糖をたっぷり入れ、グツグツ煮出して飲むチャイは、なんだかほっとします。

人のお宅に呼ばれるとチャイ、お店の人と仲良くなるとチャイ、息抜きにチャイ・・・。

インドでは、至る所でチャイのスタンドがあります。街中に自動販売機がありませんので、チャイ・スタンドは大盛況です。

0508042

道端にガスバーナーを持ち込み、厚手の鍋に、ミルク、茶葉、粉状のマサラ(香辛料)、砂糖を一気にいれ、グツグツと煮出します。最後にショウガを石でつぶし、香り付けに入れ、もう一度煮出してできあがり。待つこと1分。

写真をよくみると、唐辛子を切っている男の子と卵が。

このチャイ・スタンドではオムレツも食べることができます。できたてのチャイとオムレツ。ちょっと小腹が減ったときに重宝しそうです。ちなみにチャイのお値段は1ルピー(約2.6円)です。

さて、そんなチャイ文化にも新しい風が吹き始めています。

この5,6年、特に都市部の上流階級の間で、「健康志向」「ダイエットブーム」が起こり始めてきています。
たくさんの砂糖は美容と健康の大敵、と言うことで、紅茶をストレートで飲む人が増えてきました。

チャイには、味をしっかり出すため、グレードが下の粉状の茶葉を使いますが、ストレートで飲むにはある程度のグレードでないと渋みがきつすぎて飲めません。

上のグレードの茶葉は、一般的に外国旅行者のおみやげ用として販売されていましたが、最近はストレートで紅茶を楽しむ人のために、食品店でも上のグレードの茶葉を置くようになりました。

0508041

若者が集う、おしゃれな喫茶店でも、ポップな食器でダージリン紅茶を楽しむことができます。こちらは一杯60ルピー。チャイの60倍です!

これからのブームはストレート派。チャイ派は少なくなる?

いえいえ、それはないと思います。
どんなに新しい文化や流行が入り込んできても、インドの人々の生活に根付いた文化や習慣はそう簡単には無くならないでしょう。

あえて言うならば、時間をかけてストレート派が文化の中に浸透していけば、「ストレートで飲む」と言う選択肢が増えるだろう、と言うことでしょうか。これがインドの面白いところ。新しいものを受け入れて、古い何かを捨てるのではなく、新しいものも古いものも共存させてしまうのです。

きっと、10年後も100年後も、チャイはインドの人たちの生活の中で親しまれていることでしょう。

マカイバリ茶園総代理店:マカイバリジャパンのホームページ


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005年8月 3日 (水)

インド駐在日記:朝一番にする仕事

インド出張中の石井博子がお届けしている、マカイバリ紅茶のブログ。
今日は、インドの日常生活で、朝起きて「最初にする仕事」についてお届けいたします。

このことを聞くと、日本の皆さんは驚かれると思います。
私も最初は驚きました。

朝起きて「最初にする仕事」、それは、水の確保です。

050803
ニューデリーでは都市水道が24時間供給されていません。(インド全体でもそうだと思います)
我が家の地域では、朝6時〜9時と、夕方17時〜21時の合計7時間しか水が供給されないのです。
地域によっては、朝4時〜6時、というところもあります。

そのため、各家庭では水を貯めるタンクを屋上に設置し、水が供給されている時間に、ポンプで水を屋上のタンクに送り込むのです。タンクの数は家庭によってまちまちですが、平均して4,5個でしょうか。
それを満杯にするには約1時間くらいかかります。ポンプのスイッチを切り忘れないよう、キッチンタイマーをかけておくことも重要です。

さて、もしこの時間帯に停電になってしまい、ポンプが動かなかったら・・・。

自家発電機を作動するか、自家発電機を持っていない(または故障中の)場合は、電気がきてから井戸水を汲み上げます。井戸水は24時間、汲み上げができますので。

以前私たちが住んでいた家では、都市水道と井戸水の両方を使い分けていました。都市水道は台所用に、井戸水はシャワーや洗濯などに使っていました。
インドの水が悪いのは有名な話。都市水道はある程度濾過された状態で来るのですが、井戸水は茶色く濁っていて、洗濯物などすぐに茶色く染まってしまいました。

毎日続く水の確保。
これからさらに人口が増え、工場が立ち並ぶようになったら、水の供給時間がさらに減るのではないかと心配です。

マカイバリ茶園総代理店:マカイバリジャパンのホームページ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年8月 2日 (火)

インド駐在日記:ニューデリー・オフィス

0508021
ニューデリー・オフィス兼住居は、ニューデリー南部の住宅街にあります。
Gulmohar Park(グルモハール パーク)というこの地域は、政府が特別にジャーナリストの人たちへ土地を安価で提供したため、多くのジャーナリストが住んでいます。(インド政府は職業別に土地を安価で提供していた時期があったようです)

インド都市部の住居の特徴は、家が2世帯、または3世帯用に造られていることです。この造りは、もともと大家族で生活する習慣があるためだと思われますが、インドの人が日本人駐在員をはじめ多くの外国人へ家を貸すにあたっても、大変好都合の造りです。

私たちの住居は、1階に大家さん家族、2階が私たちのオフィス兼住居となっています。
大家さんはフランスの新聞社の専属報道カメラマンです。早朝でも深夜でも、大きなカメラを持ち、四輪駆動に乗って出かけて行きます。

0508022

この家は、大きな木々に囲まれているため、鳥やリスたちがたくさん住んでいます。太陽が出ている間中、鳥たちのさえずり声が聞こえ、朝夕はリスたちが枝をつたって追いかけっこをしています。

そんなオフィスからお届けしているマカイバリのブログ。明日は生活編をお届けいたします。お楽しみに!

マカイバリ茶園総代理店:マカイバリジャパンのホームページ


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005年8月 1日 (月)

マカイバリ紅茶のブログはじめます!

こんにちは、そしてはじめまして。
ダージリン・マカイバリ茶園のアジア・日本総代理店 マカイバリジャパンのブログへようこそ!

このブログは、私たちが行っている紅茶販売や国際協力プロジェクト以外のことも皆さんにお届けしたい、というスタッフの想いからスタートしました。

ホームページやメルマガよりも、もっと気軽な内容で、マカイバリジャパン・スタッフが日々体験したこと、感じたことなどをお伝えしていければと思います。

もちろん紅茶やバイオダイナミック農法のカテゴリーなども、今後充実させていきますので、ご愛読よろしくお願いいたします。

さて、記念すべき第1号は、インドのニューデリー・オフィスから石井博子がお届けしています。
このブログの立ち上げは、すべてニューデリーで行ったのです。
インターネットってすごいですね。パソコンとケーブルがあれば、日本と同じ環境で仕事ができるのですから!

記念すべき第1号の写真は何にしよう・・・と随分悩みました。
インドっぽいものがいいだろう、と思い、人々でごったがえすマーケットや、車道を悠々と歩く牛など色々と考えてはみたものの、どれも旅行本に載っていそうでなかなか決めることができませんでした。

ニューデリーは毎日35度を超える猛暑。炎天下の中、カメラを片手に近所を歩いていると、目に飛び込んでくる物が!

050801  I love my India

リキシャーの小窓に書かれた”I love my India”。
観光地でもなく、観光客を乗せている訳でもなく、地元のリキシャーに書かれたその一言。
心のどこかで共通するものを感じ、無我夢中でシャッターをきっていました。

小さい頃からインドでの生活を体験している私にとって、インドは"your India”ではなく”my India”。
就職先をインドの紅茶を扱うマカイバリジャパンにしたのも、"my India"がずっと心の中に根付いていたからでしょう。

マカイバリジャパンのブログ第1号を飾るこの写真は、まさに私の原点を表しているように思い選びました。

ニューデリー・オフィスからは、このブログを通して、旅行者ではみることのできない、インドでの日常生活などをお届けしていきたいと思います。
末永いお付き合いをよろしくお願いいたします。

マカイバリ茶園総代理店:マカイバリジャパンのホームページ

| | コメント (2) | トラックバック (0)

トップページ | 2005年9月 »