« インド駐在日記:茶園主の58回目のお誕生日 | トップページ | インド駐在日記:マカイバリのエコハウス »

2005年8月30日 (火)

インド駐在日記:コルカタのティーオークション

インド・ダージリンからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。

今日は紅茶ファンならば是非一度は訪れてみたいコルカタのティーオークションについてお届け致しましょう。

インド国内の紅茶が競り落とされる、コルカタのティーオークション会場は、人と車とバイクでごった返すコルカタの中心街にあります。

ティーオークションのシステムは、まず茶園からブローカーに茶葉のサンプルが送られ、ブローカーによってテイスティングされた茶葉のおおよその価格とコメント、そして茶葉のサンプルがバイヤーに送られます。インドにはいくつかのブローカーがいますが、茶園は複数のブローカーに登録することはできません。オークションはブローカーごとに違う日時で行われます。届いたサンプルをもとに、バイヤーはオークションに参加するのです。

0508301 

ここは、紅茶ブローカー「J.Thomas」が所有するテイスティングルームです。

ブローカーの仕事は、オークションの前に提出される、インド全土から集められた何百種類もお茶を毎日テイスティングし、その品質や価格を事前にバイヤーに伝える重要な役割を担っています。また、茶葉の品質面において改善すべき点がある場合は、茶園に指導もしています。

0508302 

コルカタのティーオークションは紅茶ブローカーJ.Thomasによって始められました。ティーオークション会場はJ.Thomasが所有するビルの中にあり、複数のブローカーがこの会場を共有しています。

マカイバリ茶園の紅茶は、製造される前からすべて売り手が決まっているので、特別な時以外はオークションに出品しません。

J.Thomasのティーオークションは毎週月曜日と火曜日に行われます。

0508303

月曜日がダージリン紅茶、火曜日がアッサム紅茶。今日もコルカタではオークションが行われています。

オークション会場は2つあり、買い手の多いアッサム紅茶の会場は、まるで大学の大講義室。

0508304

毎週この会場には300人を超えるブローカーが、アッサム紅茶を求めに集まるのだそうです。

そして嬉しいことに、両サイドには見学席もあり、この2階席から一般の人もオークションの様子を見学できるようになっています。

そしてこちらはダージリン紅茶の会場。

0508306

アッサム紅茶よりも市場が小さいため、この会場には毎週50人前後のブローカーが集まります。

2003714日、夕方6時ごろ、この会場で新しい歴史が生まれました。その瞬間、会場に大きなどよめきが起こったと言われています。

そう、それはマカイバリ茶園シルバーニードルズが歴代世界最高値で競り落とされた瞬間だったのです。そしてそれは、オーガニックの紅茶が、世界中で評価された瞬間でもあったのです。

紅茶栽培の異端児として30年以上にわたり「オーガニック」「バイオダイナミック」農法にこだわり続けた、現茶園主S.K.バナジー氏(通称ラジャさん)と茶園のコミュニティーの人々。ようやくその理念を評価される日が訪れたのでした。

|

« インド駐在日記:茶園主の58回目のお誕生日 | トップページ | インド駐在日記:マカイバリのエコハウス »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« インド駐在日記:茶園主の58回目のお誕生日 | トップページ | インド駐在日記:マカイバリのエコハウス »