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2005年8月22日 (月)

インド駐在日記:インドの深刻な問題

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
今日は、急速に経済発展を遂げているインドで、最も深刻な”ゴミ”の問題についてお届けいたします。

毎朝9時、我が家は慌ただしくなります。家中のゴミをかき集め、それを全て大きなバケツに入れて玄関前に出しておきます。すると男の子がやってきて、ゴミを持って行ってくれるのです。

この一文をお読みになって、「おや?」と気づかれた方は、相当ゴミに対して敏感な方でしょう。


ゴミの分別は?


そうなのです。「ゴミの分別」、これは日本人にとって身近であり、シビアになってしまう部分でしょう。

デリーの一般家庭から出されるゴミは、分別されずに冒頭に登場した「男の子」に手渡されます。そして、その男の子が分別をし、力車に乗せてゴミ置き場まで持って行くのです。


力車

さて、問題となっている「分別」ですが、これは男の子の価値観に委ねられます。優先順位は、まず「売れる物」、次に「(自分が)再利用できる物」、そして「ゴミ」です。

「売れる物」は、空き瓶やおしゃれな容器、新聞紙など。これらを業者に持って行くと買い取ってくれるのです。

外国人の家から出たゴミは、時として彼らにとって収入源となる物がありますので、バケツから力車に移されたゴミは、全てその場で開けられ、人目にさらされてしまうのです。ベランダからその様子を見ていると、ちょっとショックですよね。

そして、お金にも再利用にもならない「ゴミ」は、生ゴミでもプラスチックゴミでもすべて一緒にされ、自治体のゴミ置き場に持って行かれます。

人間が去った後、そのゴミを待ち構えているのは「牛」です。生ゴミを食べ、お腹が一杯になり去って行くと、次に犬が現れ、その次にカラスや鳥、そして虫が現れるのです。


ゴミ置き場


ゴミは3日〜7日間ゴミ置き場に放置された後、トラックに積まれて焼却場に持って行かれます。


皆さんも読んでお分かりのように、このゴミ集積・処理方法には多大な問題が含まれています。1990年代からの加速的な経済発展と共にゴミの質は変わり、土へ還らないものが増えてきました。そしてそれを排出する人口は10億人以上。人口だけでも日本の約9倍ですから、環境を汚染していくそのスピードは並大抵のものではありません。

さて明日は、そのようなインドで、実際にどのような深刻な問題がおきているのかをお伝えしていきたいと思います。どうぞお楽しみに。


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