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2005年10月の11件の記事

2005年10月31日 (月)

インド:ティーオークション〜落札目安価格の決め方とは?〜

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
本日は、ティーオークションで最も気になる「落札目安価格」がどのようにして決められるのかについてお届けいたしましょう。

ティーカタログ


ティーオークションの当日、オークションに参加するエージェントに上のような資料が配られます。「2005年第43週目のティー・カタログ」です。その週の出品茶園、出品茶葉、落札目安価格などが表記されています。

ティーオークションの流れは、まず茶園からJ.Thomas & Co.に茶葉のサンプルが送られます。

茶葉サンプル

 J.Thomas & Co.はその茶葉をJ.Thomas & Co. に登録されているエージェントに送ります。エージェントは試飲をし、おおよその落札目安価格をJ.Thomas & Co.に伝えます。


紅茶テイスティング


J.Thomas & Co.ではエージェントに送ったサンプルと同じ茶葉を、独自にテイスティングし、おおよその落札目安価格を決めます。

最終的な落札目安価格は、エージェントから伝えられる価格と茶園の希望価格、そしてオークションが行われる週の紅茶市場がどのような動きをみせるのか、などを参考に、J.Thomas & Co.によって決定されるのです。

オークション会場

ティーオークションの当日、入札が開始される価格は落札目安価格よりも少しだけ安い価格から始まり、殆どが落札目安価格の前後で落札されていくそうです。


一日約8000トンの茶葉が競売に掛けれるわけですから、当然、落札されなかった茶葉もでてきます。そのような茶葉は翌週に持ちこされます。その際の落札目安価格は、再度のテイスティングと翌週の市場の動きを考慮した新しい価格となります。


オークションはまさに真剣勝負。”テイスターの舌”によって世界の紅茶市場が左右される、と言っても過言ではないのかもしれません。


ティーテイスター


世界の紅茶市場を左右してしまうほどの、J.Thomas & Co.のテイスティング方法とはどのような方法なのでしょう?興味が湧いてきませんか?


これは、インドのお正月「Diwalli:ディワリ」の情報をお届けし終わった11月3日にお届けいたしましょう。


明日11月1日はディワリ。ヒンドゥー教最大のお祭りです。どのくらい最大か、と言いますと、お盆とお正月とクリスマスとボーナスが一度に来てしまったくらい、めでたい日なのです。

明日はディワリについてお届けいたします。どうぞお楽しみに。

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2005年10月30日 (日)

インド:同時爆弾テロ

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
ティーオークションについて連載しておりましたが、本日はニューデリーで起きた同時爆弾テロについてお届けいたします。

29日、ニューデリー時間で17時半頃、ニューデリー中心部の3カ所で同時爆弾テロがありました。

インド同時爆破テロ

爆弾が仕掛けられていたのはいずれも商店街。ヒンドゥー教最大のお祭り「ディワリ」を11月1日に控え、多くの人々がプレゼントを買うために、最後の週末を商店街に繰り出していた矢先のことでした。

特に被害の最も大きかった「サロジニナガル」と言う場所は、様々な露店が軒を連ね、海外への横流れ品や手作り製品が安く買える、とインド人だけでなく外国人の間でも人気の商店街です。

実はこの爆破が起こる10分ほど前、私はサロジニナガルの近くにおり、「ディワリの買い物でもしにサロジニナガルに寄って行こうかな」と思っていました。ただ、今日に限って仕事が立て込んでいたので、仕方なく家に戻り、この爆弾テロについては再び外出した出先で知ったのです。

インド爆弾テロ

「大丈夫?」と言う東京オフィスからの電話に、自分の身に危険が近づいていたことも知らず「何が?」と答えた私。その後、日本人会の連絡網で爆弾テロの場所と時間を知り、背筋が凍る思いでした。

ディワリは日本で言う「お正月」。一年のうちで国中が最も盛り上がるお祭りを目の前に、このような事件が起きるとは、やるせない気持ちでいっぱいです。

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2005年10月29日 (土)

インド:ティーオークション 〜それは真剣勝負〜

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
本日は、コルカタ・ティーオークションの様子についてお届けいたしましょう。

一日8000トンもの茶葉が売買取引される会場は、さぞ活気に満ちているだろう、と期待を膨らませて入ったダージリンの会場は・・・

ダージリン会場

思ったよりも静かで、淡々と競りが進められていました。

本日競りにかけられる茶葉はダージリンだけで約800品。それを4時間以内に終わらせなければならない為、買い手がつかない茶葉はあっと言う間に飛ばされて行きます。


競売人とハンマー


時々「おーっ」とか「あーっ」と言った叫び声があり、それが「入札したい」の合図です。どんなに長くても20秒はかかりません。「Done(成立)」の言葉と共にハンマーが「トン」とたたかれると「落札成立」。ハンマーがたたかれた後に、「今の間違えました。取り消し」と言うことはできません。


アッサム会場


一方こちらはアッサム紅茶の会場。

携帯電話で海外の顧客と電話で相談している人もいます。海外の顧客は電話を通してライブでオークションに参加しているのです。その他、競り落とされていく茶葉の価格を逐一記録していく人、ネットで連絡を取り合う人など、皆真剣勝負です。

殆どが男性ですが、アッサム紅茶の会場には紅一点、女性がいました。

ティーオークション:女性のエージェント


今日はイギリスの番組制作会社の撮影が入っていました。

イギリスの番組制作会社


ティーオークションで茶葉を競り落とせるのは、J.Thomas & Co.に登録されているエージェントに限られています。エージェントとして登録できる基準として、一日に何トンもの茶葉を競ることのできる業者。と言うことで、世界中の殆どの企業または紅茶取扱店は、エージェントを通して茶葉を購入することになります。


気になる取引価格ですが、オークションが始まる前に資料が配られます。この資料にはその日の出品茶園、出品茶葉、落札目安価格が記されています。これをもとにエージェントはどの茶葉を競り落とすかを決めるのです。

さて、この「落札目安価格」は一体どのように決められるのでしょうか? それは次回お届けいたしましょう。お楽しみに。

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2005年10月28日 (金)

インド:世界一のティーオークション

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
昨日に引き続き、コルカタ出張レポートをお届けいたしましょう。

週が始まったばかりの月曜日、コルカタのある一角が、「ある市場」の世界の中心になる時間があります。そう、それは紅茶のティーオークションです。

ティーオークションはインド国内をはじめ、世界中において行われていますが、世界で最も大きく、そして最も長い伝統を誇るティーオークション、それが「コルカタ・ティーオークション」なのです。


インド:ティーオークション


1861年にイギリス人のThomas一家によって始められたこのティーオークションは、現在でも紅茶ブローカー会社J.Thomas & Co.によって受け継がれています。

ティーオークション時間表


ティーオークションは毎週月曜日と火曜日、そして茶葉の出品数が多い場合は水曜日にも行われます。

市場の大きいアッサム紅茶は大会場で、

ティーオークション:アッサム

アッサム紅茶と比べて市場の小さいダージリン紅茶は小会場で行われます。

ティーオークション:ダージリン

私が訪れた日(2005年10月24日月曜日)の茶葉の出品量は、ダージリンとアッサムを併せて8000トン。想像もつかないこの膨大な量を、無理矢理に身近なもので表すとすれば、砂糖1kgの袋が800万個・・・。


さあ、次回はいよいよティーオークション会場で行われている競売の様子、そしてどのようなシステムで茶葉が売買されているのかをお届けいたしましょう。お楽しみに。

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2005年10月27日 (木)

インド:コルカタ

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
本日も、ニューデリー駐在中の石井博子がお届けしております。

コルカタ出張から戻ってきました。と、言っても、今回の第一の目的はインドの友人達と週末に会うこと。紅茶の仕事をしつつ、コルカタの週末ライフも楽しめ、充実した時間でした。

コルカタに来るのはこれで2回目。大都市デリーから比べると、コルカタは小さな都市です。しかしその小さな都市に、コルカタ独自の文化、イギリス統治時代から受け継がれている文化、人、車、動物、物すべてが混在しているのです。

コルカタの中心街は車と人でごった返し、息つく暇も無く右から左から人や車や動物たちが目の前を通り過ぎて行き、

インド:コルカタ

街を通り抜け郊外に出ると、そこにはのどかな風景が広がり、

コルカタ:郊外


喧騒の中で生活するコルカタの上流階級の人々は、週末をブリティッシュ・スタイルで楽しむ・・・。

インド:コルカタ

新しく近代的な物を追い求めるデリーから来た私にとって、コルカタは魅力的な街に映るのです。

イギリス統治時代、コルカタは中心地として栄えていました。今でも街中には統治時代の建物が残り、上流階級の人々の生活には統治時代の生活習慣が根付いています。そしてその中でも最も世界中に影響力を及ぼしていること、それは「紅茶栽培」そして「ティーオークション」ではないでしょうか。

次回は、世界で最も伝統があり、世界で最も大きなティーオークション「コルカタ・ティーオークション」についてお届けいたしましょう。お楽しみに。

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2005年10月22日 (土)

インド:インド産「日本の柿」

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
昨日に引き続き、近所の果物屋さんで見つけた「謎の柿」についてお届けいたしましょう。

マサラの国の果物たちに混ざってチョコンと1つだけ置いてあった「謎の柿」。食い入るように柿を見ている私に、お店のおじさんが「これはランプールと言う食べ物で、日本種の柿をヒマチャル・プラデッシュ州で栽培したんだよ」、と教えてくれました。

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ヒマチャル・プラデッシュ州はデリーから車で12時間ほど北へのぼった、ヒマラヤ山脈が一望できる秘境の地。ダライ・ラマを中心とする亡命チベット政府が拠点を置くところでもあります。


「日本種の柿!?」と驚いていると、他のお客さんも何だ何だと集まってきました。でも「ランプール」と言われても「ん?」と言う顔をしていたので、ニューデリーではあまりポピュラーではないのかもしれません。


どのような経緯で日本種がインドの地に植えられたのかは分かりませんが、まずは少しだけ買ってみました。

0510222


あまりにも日本の柿にそっくりな「インド産柿」。惚れ惚れ見とれていると、我が家で働いているアドリンが、「日本のトマトはオレンジ色なのですね」と。言われてみるとそうかもしれませんね。

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さてお味の方ですが、これが全く日本の柿と同じなのです。瑞々しくて甘くて美味しい。しかも驚いたことに種が無いのです。またそれがやけに日本的ですよね。

思わぬ所で「日本」を発見し、なんだか嬉しい一日でした。この時期デリーをご旅行される方、是非一度、果物屋さんを立ち寄ってみてください。美味しい美味しい「ランプール」に出会えますよ。


さて、今日から月曜日までコルカタへ出張いたします。その間、ブログは少し休憩させて頂きます。次回の更新は、10月25日。コルカタのティーオークションを見学できれば、ティーオークション体験記をお届けしたいと思います。どうぞお楽しみに!


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2005年10月20日 (木)

インド:セカンド・サマーの終盤で

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
気がつけばもう10月も下旬。日本はすっかり秋なのでしょうね。

インド・ニューデリー

ニューデリーは今日も快晴。
日中の気温は30度前後。オフイスやお店ではまだまだクーラーがきいていて、シャワーは昼間であれば水で入れてしまいます。この暑さもあと数週間。11月初め頃にはニューデリーにも冬が訪れることでしょう。

「あれ、秋は?」と思われた方もいらっしゃると思います。
日本には四季がありますが、ニューデリーにはニ季しかないのです。

3月下旬から10月下旬までが夏、11月初旬から3月中旬までが冬です。夏はさらに細かく分かれていて、3月下旬から7月中旬までがファースト・サマー、7月下旬から8月下旬までがモンスーン、9月初旬から10月下旬までがセカンド・サマーとなります。


セカンド・サマーも終盤に差し掛かり、そろそろジリジリの太陽とはしばしのお別れ、と思っていた頃、日本人の方から「秋のお届けもの」を頂きました。
大切に、大切に紙に包まれて中からでてきたのは柿。出張者の方が日本から持って来て下さったのだそうです。


久しぶりに目にする日本の柿。ニューデリーの喧騒の中で夏を過ごしていた私にとって、忘れていた「日本の秋」です。


柿


食べるのがもったいなく、数日間は目で楽しんでいました。
日本から届けられた柿はマサラの国の果物とは違い、繊細な味がしました。


「日本の秋」の余韻も束の間、炎天下の中、エネルギー補給の為に果物屋さんにココナッツ・ウオーターを買いに行くと、なんと目に飛び込んでくる物が!

インド:果物屋


「あれ・・・


インド:柿


柿だ」。

続きは明日。お楽しみに。

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2005年10月13日 (木)

インド駐在日記:お祭り「ダシェラ」

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
今日は、昨日行われた「Dussehra:ダシェラ」についてお届けいたしましょう。

インド全体が最も沸き立つ時、それがダシェラ。インドのお正月と言われている「Diwali:ディワリ(音と光のお祭り)」の20日前に行われます。

ダシェラはインドの叙事詩「ラーマーヤナ」のラーマ王子が悪に打ち勝ったことを祝うお祭りです。お祭りは10日間にわたって行われ、その間、ラーマ王子の生涯がステージで演じられます。そして最終日の10日目に、ラーマ王子と戦った悪魔をかたどった人形に花火や爆竹を入れ燃やすのです。

と、言うことで、昨日の巨大な人形は、悪魔だったのです。


インド祭り:ダシェラ


我が家の目の前にあるコミュニティークラブでも、6日間にわたって毎日パーティーが行われていました。毎日ヒンディーソングの生演奏が行われ、お陰で主要な歌謡曲は覚えてしまいました。


そして最も盛り上がる昨晩。日の入りと共に悪魔の人形に火が灯され、花火と爆竹の音が鳴り響く中、悪魔が火の中へ消えていくと、大きな歓声が。


インド祭り:ダシェラ


悪魔を燃やすことは、「善が悪に打ち勝つ」ことを象徴している、と一般に言われていますが、インドの人の話によれば、「悪魔を燃やすことは、自分の中に存在する悪やエゴを燃やし去る」ことらしいです。そして悪やエゴを燃やし去ったこの日は、新しいことを始めるのに一番良い日なのだとか。


さあ、インドはこれからが最も気候の良い時期。19日後の11月1日には、インドのお正月と言われる「ディワリ」が控えています。今はちょうど日本の年末、と言ったところでしょうか。


ディワリランプ


ちょっと気が早いですが、ディワリの時に使う素焼きのランプを買ってみました。今年のディワリは、インドの友人宅に招かれているので、本格的なディワリが楽しめそうです。

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2005年10月12日 (水)

インド駐在日記:地震のその後

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。

土曜日の地震から4日経ち、時間が経過するごとに明らかになる被害の大きさ。ニューデリーでは被害が無かったにせよ、私も一人の体験者。ほんの数分の出来事でしたが、今でも、その時自分が何を考えていたのか、何を見ていたのか、鮮明に覚えています。

地震の翌日、インドの友人と食事を一緒にしました。開口一番「地震、怖かったね」。彼女にとって今回が初めての地震だったそうです。と言うのも、2000年に起こったグジャラート州大地震は気がつかなかった、とか。

「地震が起きた時、ひどい目まいがしているのかと思った。天井を見るとファンが大きく揺れていて、それで初めて『地震』と言うことに気がついたの。家が崩れるのが怖かったから、家族で外に逃げたのよ」。

私と同世代の彼女にとって『地震』とは教科書やニュースで習ったこと。
そしてもちろん、インドの学校では「火事の避難訓練」はあっても「地震の避難訓練」はないとのこと。

「日本では、揺れている時は机の下に、揺れがおさまってから外に、と学校で教えられるんだよ」と言うと、

「インドでは、揺れたらすぐに外に逃げないとね。だって私たちの家は、すごい建てられ方しているんだから」。


インド:建設現場

地震で揺れている最中、上の怖い光景を思い浮かべながらも、私は小学校の時に習った「机の下に」を律儀に守ろうとし、机の下に隠れてみたり、しかしその反面、外からは「外に逃げろ」と人々の声がするので机から出てみたり、でもまた戻ったり・・・。パニックになりながら家の中をウロウロしていたのを覚えています。

地震には慣れている私たちであっても、国が変われば避難の仕方も大きく変わる・・・頭では分かっていても、「いざ」と言うときに体が動いていかない。

海外で生活する上で一番難しいことを、今回の地震で改めて感じました。

*****

さて、今日のニューデリーは、朝からあちらこちらで音楽が鳴り響き、何かが起こりそうな予感です。朝、ベランダから外を見てみると


インド祭り:ダシェラ


「何だこれは・・・???」。

インドでは大きなお祭りが2つあり、そのうちの一つ「ディワリ:光の祭り」が11月1日に行われます。これは日本で言う「お正月」で、インド全体が最も盛り上がる日です。そして今日はその前余興の「ダシェラ」。

今晩、花火や爆竹が鳴り響く中、この人形が焼かれるのです。

なぜ???

詳しくは明日。お楽しみに。


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2005年10月 8日 (土)

インド駐在日記:地震に遭遇しました

マカイバリ紅茶のブログ。今日は約1ヶ月ぶりに、インド・ニューデリーから石井博子がお届けしております。

なんと今朝9時頃、ニューデリーで地震がありました。
カタカタカタ・・・と置き物が動く音がし、天井を見るとファンと照明がグラグラ揺れ始めました。不気味な程静かに、小刻みに動く地面。家の外では大勢の人々が「地震だ、逃げろ」と言いながら屋外に出てきました。

震度は日本で言えば『2』程度だと思いますが、「まさかインドで地震が、しかも自分が体験するなんて」と言う気持ちが前提にあったので、日本の地震に慣れている私でもパニックになりました。

そして揺れている最中、私が何を考えていたかと言いますと、「果たして外に逃げるべきか、机の下に避難するべきか」。

私の頭の中にはある恐ろしい光景がよみがえってきました。


建設現場

建設中の家・・・。
この後にレンガの壁を造っていきます。

紛れもなく、私が住んでいるこの家も、この写真と同じ建てられ方で造られているのです。

「このまま揺れが続いたら、レンガの一つや二つ、簡単に外れて家が崩れるかも。外に逃げろ」と階段まで行ったところで揺れはおさまったのでした。

とりあえず揺れがおさまったのでひと安心。そして次に何をしたかと言いますと、日本人お決まりのテレビで震度を確認をしたわけです。


インド地震速報


ニュースではインド北部、特にカシミール地方を中心に揺れが感じられたようで、高層マンションの立ち並ぶグルガオンでは一時パニックになったとか。また、カシミール地方の村では大きな被害が起きている様です。

ニューデリーで最後に確認されている大きな揺れは、 2000年1月26日(インド共和国記念日)の早朝に、グジャラート州を震源とした地震でした。5年ぶりの大きな揺れ、そして建設現場の光景を目の当たりにしていれば、今朝の地震はインドの人たちにとって、相当恐ろしい体験だったと思います。

幸い私の住んでいる地域では被害はなく、再び平穏な週末に戻りました。しかし今回の震源地であったパキスタン、そしてインド・カシミール地方では大きな被害が出ている模様。被害が最小限であって欲しい、と祈るばかりです。

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2005年10月 6日 (木)

インド駐在日記:フランスからの留学生

ダージリン・マカイバリ紅茶のブログ。今日もマカイバリ茶園について石井道子@東京オフィスがお届けします。

私たちが今回茶園を訪問したとき、フランスからセリーヌという学生が茶園に滞在していました。彼女は現在フランスの大学で修士課程に在籍し、修士論文に取り組んでいるところでした。修士論文のテーマは「マカイバリ茶園におけるティーディバの生態系」。

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マカイバリ茶園には紅茶の葉そっくりの昆虫「ティーディバ」が生息しています。現在でも、インドの動物学者、およびドイツのHohenheim大学では、ティー・ディバの生体調査が行われています。セリーヌだけでなく、今までヨーロッパから学生が長期滞在してマカイバリ茶園の自然形態から様々な研究をしていました。

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セリーヌは3ヶ月前より茶園に滞在し、早朝7時には起きて茶園を散策してティーディバを探します。ティーディバは簡単には姿を現さないので苦戦している様子でした。

セリーヌの実家は南フランスのトゥールーズで果樹園を経営しています。彼女は大学院修了後は、両親と親戚で経営をしているこの果樹園で働く予定です。マカイバリ茶園で学んだバイオダイナミック農法で果物を作りたいと話していました。

まだ24歳の若さですが、しっかりとしていて、マカイバリ茶園で逞しく生活している姿は頼もしく映りました。将来はきっとラジャさんのように、果樹園のオーナーとして素晴らしい果物を生産していくのだろうと思いました。

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写真:右がセリーヌ  左がマカイバリ茶園マネージャーゴッシュさんの娘のディンキー

9月下旬にはマカイバリ茶園の3ヶ月に渡る滞在を終え、フランスに帰国する途中にデリーの我が家に2泊しました。デリー観光をしたり、フランスに戻る前に最後のインド料理を食べたりと、インドの思い出ができたことを喜んでくれました。将来、彼女が働いている果樹園に訪ねることを約束しました。

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デリーインド門の前にて

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