インド:世界一のティーオークション
インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
昨日に引き続き、コルカタ出張レポートをお届けいたしましょう。
週が始まったばかりの月曜日、コルカタのある一角が、「ある市場」の世界の中心になる時間があります。そう、それは紅茶のティーオークションです。
ティーオークションはインド国内をはじめ、世界中において行われていますが、世界で最も大きく、そして最も長い伝統を誇るティーオークション、それが「コルカタ・ティーオークション」なのです。
1861年にイギリス人のThomas一家によって始められたこのティーオークションは、現在でも紅茶ブローカー会社J.Thomas & Co.によって受け継がれています。
ティーオークションは毎週月曜日と火曜日、そして茶葉の出品数が多い場合は水曜日にも行われます。
市場の大きいアッサム紅茶は大会場で、
アッサム紅茶と比べて市場の小さいダージリン紅茶は小会場で行われます。
私が訪れた日(2005年10月24日月曜日)の茶葉の出品量は、ダージリンとアッサムを併せて8000トン。想像もつかないこの膨大な量を、無理矢理に身近なもので表すとすれば、砂糖1kgの袋が800万個・・・。
さあ、次回はいよいよティーオークション会場で行われている競売の様子、そしてどのようなシステムで茶葉が売買されているのかをお届けいたしましょう。お楽しみに。
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