インド:デリーの大晦日
再び戻ってきたインド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
大晦日の今日、きっと日本では、大掃除や年賀状書きや紅白歌合戦で、大忙しなのでしょうね。
こちらデリーは、年末を全く感じさせず、淡々と日常が流れています。
ヒンドゥー教の人にとっては、「ディワリ」がお正月なので、1月1日は「年が変わるおめでたい日」くらいのようです。そしておめでたい日には、みんなでパーティー。と言うことで・・・
例によって、我が家の目の前にあるグルモハールクラブでは、今晩パーティーが行われます。
日本の我が家の大晦日の過ごし方は、朝から大掃除、そして年越しそばを食べながら家族全員で紅白歌合戦を観戦し、ゆく年くる年をしっかり観終わってから、除夜の鐘を合図に近くの神社に初詣に行きます。
しかし、お正月を目前に我が家の恒例行事から外されてしまった今年(正確に言えば昨年も)。
どうやら、衛星放送テレビの契約形態を変更すればNHKで紅白歌合戦を観ることができる、と聞き、業者に頼んだのですが、我が家の地域では申し込みから1週間ほどかかる、とのこと。泣く泣く諦めました。
そう言えば10年ほど前、家族でデリーに駐在していた頃、新しい物好きの母が、紅白歌合戦を聴くためだけに、日本から特別のラジオを買ってきました。大晦日の日、我が家に留学生が集まり、代わる代わるラジオのスピーカーに耳をはり付け、ザーザーという音の向こうからかすかに聴こえてくる日本の歌を必死になって聴いたものでした。
2005年を振り返ってみると、私は9ヶ月もインドにいたことになります。マカイバリ茶園には3度訪れました。
初めての長期駐在。その間、パキスタン地震やデリー同時爆弾テロ、さらには我が家の倉庫に泥棒が入ったり、と初めての駐在にしては、随分と色々なことを経験しました。
また、8月から始めたこのブログでは、日々のインドを綴ることで、私自身が様々なことを学ぶ機会に恵まれました。毎日、たくさんのアクセスを頂けたことは、ブログを続けるだけでなく、デリーで生活していく上で、心の支えとなりました。
このブログを訪れて下さった皆さま、本当にありがとうございます。
どうぞ良いお年をお迎えください。
そしてまた来年、このブログでお会いできますことを楽しみにしております。
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