インド駐在日記:電話屋さん
インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
デリーにはモンスーンが訪れ、ようやくクーラーの必要が無い日々が訪れました。
昨晩、夜中に大至急日本へファックスを送る仕事が入りました。こんな時に限って、朝からファックスの調子が悪い。しかもドライバーは手放してしまったので、仕方なくタクシーで「行くことにしました」。
あぁ、あそこね。と思われた方はインド通。
えっ?どこへ???と思われた方は、この際おぼえて頂くと、インド旅行の時に役立ちますよ。
電話屋さんです。
インドの人は、STD(エス・ティー・ディー)と呼んでいます。
電話屋さんはインド全土、至るところにあります。もちろんマカイバリ茶園のあるカーシオンの街にも。STDはSubscriber Trunk Dialingの略で国内長距離電話。私がファックスで利用するのはISDでInternational Subscriber Dialingの略で国際電話。
電話はすべてコンピューター管理され、「どの地域へ何分かけて金額はいくらなのか」までしっかりと分かります。
一人一人個室に入って電話ができます。メーターが表示されるので、話す時間を調節できます。写真左上にある扇風機は必須。密室なので、夏は蒸し風呂になるので、夏の電話は結構つらい。
私のファックスも順調に送ることができ、A4半分の量で30ルピー(約75円)。
インドではファミリービジネスが主流。この電話屋さんも、母と息子2人で経営しているそうです。(それにしても、お兄さんと弟の顔が同じ・・・)
インドでの電話の普及率は、日本ほど高くはありません。電話回線をひくのに何ヶ月も、ひどい時には何年もかかり、高い権利費を払った割にはしょっちゅう繋がらなくなります。公衆電話もほとんどなく、あってもお金だけ吸い込まれ掛からないことも(経験談)。また、電話を引くお金の余裕のない人もインドには多くいます。
そんな背景から、電話屋さんは大変便利。朝早くから夜遅くまでやっているので、本当に助かります。インドを旅行される際には、是非ご活用ください! 「STDに行きたい」と言えば、必ず通じます。
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