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2006年8月 1日 (火)

親たちの妙案

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンのインド駐在日記。

と、ある、平日の午後
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子ども達がわらわらと車道へ・・・。


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ちょうど下校時間だったようです。


スクールバスが無い学校では、子ども達は自分で家に帰らなければなりません。しかし、道路は暴走気味のバスや車やリキシャなど、子どもにとっても危険な場所。さらに、近年では誘拐なども多発し、子どもの送り迎えは親にとっても重要な問題となっています。送り迎えをしてくれる人がいれば一番良いのですが、そうもいかない時もあります。


そこで親たちが考えだした妙案は
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親同士で車をチャーターし、決まった車に子ども達が乗る。


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サイクル・リキシャだったら、誘拐される心配も少ない。それに2人で乗ればスピードも出ない。


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オート・リキシャに皆で乗る。一体何人乗ってる? 子どもの場合、定員オーバーでも多めに見てくれるのがインドの良い所。


こんなに小さなうちから、毎日がサバイバルな彼ら。でも彼らは至って楽しそう。あの手強いリキシャ・ワーラー(リキシャ運転手)とも、難なく値段交渉を成立させて乗っている訳ですから、なかなかの強者たちです。インドの人が交渉事に長けているのも、小さい頃からの積み重ねだったのですね。納得です。


子どもの身を守ることから始まった登下校対策は、子ども達にとって生きる力を育てる楽しい学びの場になっているのかもしれません。

マカイバリ茶園アジア・日本総代理店マカイバリジャパンホームページ

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コメント

はじめまして。
いつも興味深く読ませていただいております。
今年の1月に家族でインド旅行をしてきました。
今、勢いのある経済国インド・・・という印象だったのですが、道端でトイレをする人、フンの天日干し、などなどびっくりすることばかりな旅となりました。そんなインドに興味を惹かれてしまったので今後も楽しみに読ませていただきます。

投稿: ちゅみ | 2006年8月 2日 (水) 22時18分

ちゅみさま
コメントをありがとうございます。
インドは、日本人の私たちからするとビックリするようなことが普通に行われていて、毎日が驚きの連続です。
行く場所、出会う人によっても、全然印象が変わってくる国ですよね。
もっともっと色々なインドをお伝えしますので、今後ともどうぞお付き合いください。

投稿: 石井博子@マカイバリジャパン | 2006年8月 3日 (木) 01時35分

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