インドの結婚式
インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンの
インド駐在日記。
今日は、昨日放送された内容を簡単にお届けいたします。
本番でどの映像が使われたのか分からないので、今回は私が適当な部分を画像にしてみました。
「インドの結婚式~北インド・ヒンズー教編」
北インドの気候が最も良い時期を迎える11月~3月、北インドのヒンズー教徒の人々は結婚式シーズンを迎えます。
街中、毎晩楽隊の奏でる音楽が聞こえ、大変賑やかに行われます。ヒンズー教にも、日本の大安のような日があり、その日にはインド全体で数万組とも言われるカップルが結婚式を挙げるのです。
結婚の儀式と披露宴は数日から、長い人で10日も行われます。式は夕方から始まり、夜通し行われるのが一般的です。踊ったり、食事をしたり・・それはそれは盛大に行われるのです。
結婚式のハイライトとも言われるのが、「白馬の王子様」
楽隊を引き連れた新郎が白馬に乗って新婦を迎えに行き、結婚式が始まります。まさに白馬の王子様なのです。
この時、新婦が着るのは金色の刺繍が施された赤いサリー(写真中央)。白いウェディングドレスではなく、赤いサリーが新婦の衣装です。
(新婦の隣に写っているのは妹さんと弟さん)
大変インドらしいのは「メヘンディ」というお化粧。
染め粉「ヘナ」を使って、新婦の手足に染めを施します。これは、新婦をより美しく見せる意味と、魔よけの意味が込められているのだそうです。染めは通常2週間ほどで消えますが、染めが長く残れば残るほど、嫁と姑は上手くやっていけるのだとか・・・。
経済成長が著しいインドですが、信仰が生活に根ざしているインドの人々にとって、結婚は宗教的に重要な儀式です、ですので、若い世代であっても宗教儀礼に則った結婚式を挙げています。
この後、話題はインドで最も主流な「結婚相手の見つけ方」へと変わります。毎週日曜日に「あるもの」が家に届けられるのですが、明日はちょうど日曜日ですので、この続きは明日お届けいたします。
約10分間の出演でしたが、昨年から取材を続け、取材を通してインドの人との繋がりができ、私にとって実り多き時間でした。何より、私自身がインドの文化や伝統の一片に触れることができたのが、最大の収穫でした。
今回の取材には、新婦のマダヴィ、そして彼女のご家族に全面的にご協力頂きました。本当にありがとうございました。いつまでもお幸せに。
頂いたメールの中で「映像がすばらしかったけれど、石井さんが撮影したのですか?」とのご質問がありました。
この映像は、インドのプロの方が撮影されました。インドの結婚式では、撮影をプロのカメラマンに依頼するのが一般的です。
今回の映像も、DVD5枚におよぶ大作でした。それをNHKの方が良い部分だけを厳選し、すてきな映像に繋ぎ合わせてくださったのです。
マカイバリ茶園アジア・日本総代理店マカイバリジャパン
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