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2007年6月12日 (火)

豊かさ

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンのインド駐在ブログ。


日曜日の「地球アゴラ」への出演、お陰様で無事に終えることができました。
ご覧になって下さった皆様、メッセージを下さった皆様、
そして今回お世話をしてくださったNHKの皆様には、
心から感謝を申し上げます。


番組の中で、インドでバイオガスを普及させるためには
「環境に良いから、と言うだけでなく
農村の人々の生活が改善される、
そしてその改善されたことを肌で感じられることが大切」、と
お話させて頂きました。


番組が終わった今、このことは、今回番組で紹介されたすべてのことに共通しているように感じています。


人間が感じる「豊かさ」とは十人十色です。
私がインドと関わり、マカイバリ茶園と関わり、感じるようになったことは、
「自由になる豊かさ」です。


マカイバリ茶園の人々は、バイオガスを導入したことで
女性と子どもは薪を運ぶ重労働から解放され、
ミルクも野菜も、市場の値段を気にせずに、自分たちの牛の恵みから新鮮なものを手に入れることができるようになりました。

しかし、それだけではなく、バイオガスを導入したことで
「自分たちでエネルギーを作り出す自由」を手に入れたのです。


日本では当たり前のように電力やガスが供給されますが、
インドでは供給不足で停電になったり、ガスボンベのガス補充ができなかったりし、第三者が配給するエネルギーをひたすら待つしかありません。


農村に住む人々にとって、バイオガスで必要な時に必要なだけのエネルギーを作り出せることは、生きていく上での不安が一つ解消されただけでなく、自立できている、という自信にもつながります。そしてこれこそが第三者の意図に束縛されることなく、日常生活を送ることのできる「豊かさ」の一つだと思うのです。


現在、インドの人口の約60%(6億)もの人々が、未だに薪などの伝統的な燃料に頼って生活をしています。これらの人々がバイオガスに切り替わったのなら、彼らの生活はより豊かなものになるだけでなく、世界の自然環境も変わってくることでしょう。


息の長い環境への取り組みとは、豊かさの延長にあるように思うのです。


***   ***   ***   ***   ***

生放送の舞台裏

電力配給待ちの私は

0706111_1

インターネットのサーバー会社へ移動し、
そこから生中継で番組に登場しました。

日曜日なので人もまばら。

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リハーサル後の風景。
パソコンの上についているウェッブカメラを見ながら話をするのですが、
ガラス越しに働いている人と目があったり、気がつくと周りにギャラリーができていたり・・・。

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チャイ、ありがとう。

Agora_1

『地球アゴラ』 環境スペシャル
放送局:NHK BS1
放送日:2007年6月10日(日)
放送時間:20:10~22:00 (2部構成)
http://www.nhk.or.jp/agora/index.html

マカイバリ茶園アジア・日本総代理店マカイバリジャパン

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コメント

はじめまして。以前からHP拝見させていただいています、現在、日本の大学院で国際協力、地域研究を行っているものです。
私の研究対象は、インドの農村女性グループ(Self Help Group)なのですが、HPを見させていただき、マカイバリ茶園のコミュニティに住む女性の方や、フェアトレード活動を通しての生産者の生活に非常に興味を持っています。
そこで、質問をさせてください。
まず、昨年など、茶園ツアーを実施されていますが、2007年にそのような予定はありますか?(単独でヨーロッパからフィールド調査をされている学生さんがいらっしゃるようですが、どのような条件であれば滞在が可能なのでしょうか?ベンガル語が話せないと不便でしょうか?)

また、インドで農村部とのフェアトレードを実施しているNGOや、団体をご存知でしたら是非教えていただきたいです。

よろしくお願いします。

投稿: えみ | 2007年6月16日 (土) 14時27分

senjituwa taihen osewani narimashita.
chikyu agora misokonaimashitaga saihousou ga aruto shiri 6gatu 26hi
kanarazu haiken shimasu.
Indode hontouno yutakasawo manabimashita.kanarazu mata aimashoune.
Tea deva ni yoroshiku! Madoka in Kobe

投稿: Furokawa Madoka | 2007年6月16日 (土) 22時02分

> Furokawa さま
嬉しいコメントを頂きましてありがとうございます。
お返事が遅くなり申し訳ございません。
先日はエコツアーにご参加頂き、ありがとうございました。皆様とご一緒させて
頂き、色々なご質問や感想などを頂いたことで、私自身も新しい発見がある時間
でした。ありがとうございます。
ティー・ディバ、今度こそ出てきてくれると良いですね。是非、またお目に掛か
れますことを楽しみにしております。

石井博子(ニューデリー)

投稿: 石井博子 | 2007年7月 4日 (水) 11時03分

> えみさま
はじめまして。コメントをありがとうございます。お返事が遅くなり申し訳ござ
いません。マカイバリ茶園の取り組みにご興味を持って下さり、ありがとうございます。

>茶園ツアーを実施されていますが、2007年にそのような予定はありますか?
申し訳ございません。
2007年度のツアーは終了いたしました。次回は2008年度を予定しています。

>どのような条件であれば滞在が可能なのでしょうか?
マカイバリ茶園には常時、数名のボランティアが長期滞在しています。
茶園が受け入れる条件としては、茶園の人に何か技術的なことを提供できる人、
と限っています。調査目的の場合は、最終論文を英訳したものを茶園に提供する
ことをお願いしています。
現地ではネパール語を話しています。調査目的でしたらネパール語を話せたほう
が良いと思いますが、必須ではありません。茶園には英語を片言話せる人もいま
すので、助けてくれると思います。

>インドで農村部とのフェアトレードを実施しているNGOや、団体をご存知でした
>ら是非教えていただきたいです。
Fairtrade Labelling Organizations International(本部)に直接問い合わせ
るのが良いと思います。

http://www.fairtrade.net/by_products.html
以前はホームページに生産者リストがあったのですが、今は見当たりませんでし
た・・・。

お役に立てれば幸いです。
論文はインタビュー対象を見つけるのが大変ですよね。
特にインドだと思い通りに進まないこともあると思いますが、根気強く頑張って
くださいね。応援しています!

石井博子(ニューデリー)

投稿: 石井博子 | 2007年7月 4日 (水) 11時05分

石井さま
お返事いただきありがとうございます。
詳細な情報をいただき、本当にありがとうございます。
2008年にツアーを予定されているということで、もし日程があえば、是非是非参加させていただきたいと思っています。
茶園の様子、茶園の人々の様子、これからもブログで拝見させていただき、学ばせていただこうと思います。
フェアトレードについてはFLOに問い合わせをしてみます。
これからもよろしくお願いします。

投稿: えみ | 2007年7月 5日 (木) 09時19分

> えみさま
お返事が遅くなり申し訳ございません。
2008年度のエコツアーが決定いたしましたら、ホームページ、ブログ、メルマガでご案内いたします。是非、茶園にいらしてください!

他に何かお役に立てることがございましたら、ご連絡ください。
論文、応援しています!

投稿: 石井博子@ニューデリー | 2007年7月30日 (月) 19時01分

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