インドの電力【農村編】
インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンのインド駐在ブログ。 本日は、「デリーの電力事情」の農村編です。
インドの国土は日本の9倍。
一言に「インド」と言っても、デリーのような大都市もあれば、
未だに電力の通っていない農村部もあります。
10年に一度行われる国勢調査(2001年)によれば、
全人口の約30%(約3億人)が都市部に
約70%(約7億人)が農村部で生活しています。
このブログでは、私が生活しているニューデリーの生活を中心にお届けしていますが、今回は、私が今までに経験したインド農村部の一部をお届けいたします。
インド農村部の電力事情は大きく分けて3つ。
1、電力が通っている
2、電力が通っていなく、灯油ランプや薪などでの生活
3、電力が通っていなく、政府やNGOの支援による、代替エネルギーの導入
今回は3番目の、代替エネルギーを導入している山岳部の人々の生活についてご紹介いたします。
【インドNGO AVANI(アヴァニ) ・ 太陽光システムの導入】
ウッタランチャル州トリピュラデヴィ
ニューデリーから夜行列車で7時間、さらに車で7時間。
ヒマラヤの麓、トリピュラデヴィで村の人々と共に、太陽光システムの普及活動を行うNGO・AVANIがあります。
AVANIが活動を始めた1996年、この地域には電力が通っていなく、村の人々は灯油ランプと薪で生活をしていました。灯油ランプは部屋中を煙で充満させ、薪拾いは女性と子どもたちにとって重労働でした。
誰にでも平等に降り注ぐ太陽。
太陽光システムを導入することで、村の人々が直面していた問題を解決できるだけでなく、盗電や月々の電気代も気にすることなく生活できることなど、熱心に村の人々に説明を続けました。
普及活動を始めてから10年。
現在では、5つの村に住む1700世帯が、太陽光システムによる生活に切り替わりました。
パネル1つと、システムを導入するには約3万円かかりますが、AVANIから資金援助を受けることができます。
パネル1つでの発電量は40W。
一日に約8時間、蛍光灯一本を点灯することができます。
停電の多いインドで、第三者が供給する電力に頼ることなく、
誰にでも平等に降り注ぐ太陽のエネルギーを利用することで、
村の人々は電力の面において、自立することができました。
そしてこの太陽光システムは、自然環境に負荷をかけることなく、
また、金銭面において村の人々に負担を負わせることなく、
まさに持続可能な代替エネルギーなのです。
インド政府やNGOは太陽光システム以外にも、
風力、電力などの自然エネルギーを利用した
代替エネルギーの導入を積極的に行う方針を打ち出しています。
つづく・・・
次回は「ガス編」です。
NGO・ AVANIに関するもっと詳しい情報は
こちらのホームページへ!
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AVANIが活動している村の一つは、車が入ることのできない山奥。
片道4時間かけて山を登りました。
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