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2008年1月 4日 (金)

シェカワティ旅行記・1

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンのインド駐在ブログ。


本日は、シェカワティ旅行記・第1弾。


「シェカワティ」。
その名の響きだけで、私を小躍りさせた地。
正式にはラジャスタン州・シェカワティ(Shekhawati)地方。

デリーから車で南西に約5時間。
からし色の花が咲き乱れた畑と、小さな村を幾度と通り過ぎると、
ハヴェリの都に到着しました。

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最初に到着したMandrelaの街並み


シェカワティは、中国⇔インド⇔パキスタン⇔アフガニスタンを結ぶ貿易路として18世紀に栄え、インド・ビジネスの底力となっている「マルワリ商人」の発祥の地でもあります。
貿易によって財を成した商人たちは、ハヴェリ(Haveli)と呼ばれる豪華な邸宅を次々に建設したのです。


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Fatehpurのハヴェリ

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この地はイスラム教の人々が多く住む地域。
入り口の多くは玉葱型のアーチをしています。

入り口をくぐると中庭へ。


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ハヴェリの特徴は、風通しの良いこと。
砂漠の地、ラジャスタンでは夏は強い日差しで灼熱になるので、中庭を設け、中庭に面して窓を造ることで風の通りを良くしたのだとか。ハヴェリは1階が入り口、階段を上ると中庭と住居、祈りの部屋があり、同じ造りの3階を上がると、4階が広い屋上になっているのが一般的。部屋数は16~20が平均的です。


そして、何と言ってもハヴェリの特徴は余すところなく壁に描かれた絵。


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色は植物や鉱石から採取された、植物染料を用いているので、数百年を経た現在でも柔らかい色を残しています。画法は細密画を模したようにも見えますが、その当時の職人のスタイルで描かれているようにも見えます。壁画に登場するのは、当時彼らが日常的に目にしていた象やらくだ、藩主(マハラジャ)や神様(クリシュナ、ガネーシャ、ハヌマン)が多く描かれています。

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やがてムンバイ(旧ボンベイ)とコルカタ(旧カルカッタ)が商業都市として大きくなり、貿易路が発達すると、シェカワティを通過していた中国⇔アフガニスタン間の貿易路は衰退していくのでした。現在残されているハヴェリのほとんどは、中国⇔アフガニスタン間の貿易路が全盛期であった18世紀から20世紀に建てられたもの。当時ハヴェリはシェカワティ一帯に建てられ、数百年が経過する今でも街全体が古いハヴェリで埋め尽くされているのです。


現在残されているハヴェリの多くは、オーナーが違う都市で生活しているため、雇われの門番とその家族によって守られています。

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ハヴェリで生活する人々


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街を歩いていると、ふと、ハヴェリの窓から、300年前の人々の生活音が聞こえてきそうな錯覚を憶えます。街中は色鮮やかなハヴェリで飾られ、行商人や象やらくだでごった返し、それは活気に満ち溢れていたのでしょう。

つづく。


マカイバリ茶園アジア・日本総代理店マカイバリジャパン

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コメント

初めまして^^
インドの景色なんともいえない綺麗な景色ですね。
行ってみたいと思いました。

投稿: フラワーバスケット | 2008年1月 5日 (土) 20時57分

正月番組「東野、岡村のインド旅行」を見て、インドにぜひ行ってみたいと思いました。

投稿: だいすき | 2008年1月 6日 (日) 02時36分

> フラワーバスケットさま
はじめまして。コメントを頂きありがとうございます。
インドで撮影する写真は、独特の雰囲気を持っていて、またそこに写っている人々も不思議ととけ込んでいるんですよね。是非是非、インドへ訪れてください。私がこのブログでご紹介している以上に、インドは素敵なところです。


> だいすきさま
コメントを頂きましてありがとうございます。
インド、面白いところです。「インド」と一くくりにされているのが不思議なくらい、民族も、文化も、言語もそして食べ物も、北から南までそれぞれの州によって違っているのですが、これまた不思議とそれらが上手く共存しているのです。どこを訪れ、誰に出会ったのかによってインドの印象はガラリと変わってしまいますが、好きな人には虜にさせてしまうほどの魅力を持っている国です。是非一度、訪れてください!

投稿: 石井博子@ニューデリー | 2008年1月 6日 (日) 06時43分

インドは本当に魅力的ですね。今月は北海道に行ってきたばかりですが、是非近いうちにインドを旅行したいと思っています。特に聖地ヴァラナシに曳かれます。これからもこのサイトで情報を集めさせて頂きます。

投稿: かおる | 2008年2月19日 (火) 11時34分

はじめまして。9月の初インド旅行の情報収集をしていたら
こちらに辿り着きました。

こちらのブログでシェカワティを知り、一目惚れしてしまい、
行くことにしました。これも出会いなんだと思います。

今後も楽しみにブログ読ませて頂きます。

投稿: santai | 2011年8月 6日 (土) 22時44分

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