デリーの遺跡 6-2 ツグラカバド(Tuglakbabad )3rd City of Delhi
インド・ニューデリー駐在員がお届けしているマカイバリジャパンのインド駐在ブログ。
インドに出張中の石井洋子がお届けします。
デリーで第3の都市を造り始めていたサルタン・ツグラク・シャーは、
城から12キロメートル離れている場所に有名な聖人
ニザムディン(Nizamudeen)の為にモスクを造ることを
計画しました。
聖人ニザムディンは人々に大変尊敬され愛されていました。
全ての仕事をする職人や人々が、毎日12キロ離れている
聖人ニザムディンのところにやってきて無料でモスク造りを
始めました。
サルタン・ツグラク・シャーは、自分が造り始めていた都市の
人々が、皆、聖人ニザムディンのところに行ってしまって、
仕事がはかどらなくなりましたので、とうとう怒って、人々が、
聖人ニザムディンのところに仕事をしに行くことを禁じる法律を
作りました。
しかし、聖人ニザムディンの信奉者は夜、静かに、密かに
小さなランプをつけて美しいモスクを完成させました。
聖人ニザムディンは、サルタン・ツグラク・シャーに呪いをかけて
破門にしました。
その後、サルタン・ツグラク・シャーが作り始めていた偉大な
都市は、現代に至るまで、人が一人も住まなくなってしまったのです。
自然の水資源も涸れてしまいました。ジャッカルとハイエナだけが
生息しています。サルタン・ツグラク・シャーは、間もなく亡くなり
ました。
続く
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