ラジャ氏の講義@東京農業大学
インド・ニューデリーからお届けしているブログ。マカイバリ茶園主ラジャ氏が来日していたために、東京より発信しています。
ラジャ氏はフェアトレードの講演会の後、5月21日には東京農業大学で授業を行いました。バイオセラピー学科の宮田正信先生とのご縁で今回の授業が実現いたしました。宮田先生は昨年にマカイバリ茶園にも来てくださり、マカイバリ茶園のフェアトレードの取り組みやSustainableな農法に感銘を受けてくださいました。
また先生は、園芸ボランティアを通じた自己実現と社会貢献を研究されており、老人ホームや施設にて園芸を通じたテラピーなども行っており、ラジャ氏も宮田先生の取り組みを尊敬しています。
宮田先生は、授業の最初にラジャ氏を紹介すると同時に、全員でラジャ氏のご両親への黙祷をささげて下さいました。これにはラジャ氏は大変に驚くと同時に感激をされていました。
授業の内容は、マカイバリ茶園が行っている持続可能な取り組み(フェアトレードや農法)の話です。特に農法についてはパーマカルチャー(ひとつの農作物に対して3つ以上の植物を一緒に栽培する農法。マカイバリ茶園では6つの植物と同時に紅茶を栽培している)の話やバイオダイナミック農法の話などです。また、フェアトレードを通じて、人々がパートナーシップを築きながら社会的、経済的、環境的発展を目指したプロジェクトの話も出ました。
教室はほぼ満席。学生さんたちは熱心に授業をききます。ラジャ氏は、毎年ドイツの大学で講義を行っており、今年はイギリスの大学でも授業を行いました。日本の大学での授業は初めてです。
授業の後、学生さんから花束がプレゼントされました。この花は今朝、大学で育てている花を切ってつくられたものです。またラジャさんからは宮田先生に自叙伝にサインをしてプレゼントをしました。
そして宮田先生からは、花を切るハサミと学生さんがつくってくれた緑茶。ハサミはラジャ氏はちょうど、奥様のシュリパさんに日本で買っていこうと思っていたところだったので、宮田先生のことを「超能力者だ!」と笑いをとっていました。もうひとつ、先生がプレゼントしてくださったのは・・・
東京農業大学のつなぎの服です!
学生さんの前で着てみて大喜びのラジャ氏。後ろに「東京農業大学」と入ってます。緑の色もラジャ氏にぴったりです。
授業の後も学生さんからの質問が絶えませんでした。しっかりと質問にもラジャ氏が、自分の考えでこたえます。
ラジャ氏は最後の言葉として「未来は若い人たちの手にかかっています。今日、私は種をまきました。その種を宮田先生は素晴らしく成長するように育ててくれるでしょう。是非マカイバリ茶園を訪れてください。」と述べました。
この日もインドと日本の掛け橋がまたひとつできたと実感できた日でした。
宮田先生、ゼミの学生さん、授業に参加した学生さん、そして通訳をしてくださったIさん、色々とありがとうございました。
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