茶園散策
インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンのインド駐在ブログ。
マカイバリ茶園訪問記をお届けします。
マカイバリ茶園の広さは670ha。すべてが茶畑ではなく、茶園の2倍の広さの原生林をそのまま残しているユニークな茶園です。原生林の中にはトラが2頭、豹が18頭、猿、鹿などの動物が野生のまま生息しています。
茶畑の中には7つの村があり、1700人の人々が生活をしています。
ラジャ氏の日課は茶畑を10km近く歩くこと。私もマカイバリ茶園を訪れると、必ずラジャ氏と一緒に茶畑を歩きます。
今回は大きな発見がありました。マカイバリ茶園のレンジャー部隊(村から選ばれてつくられた部隊で、毎日原生林を歩いてトラや他の野生動物の生息を観測している。)がラジャ氏に「トラが近くにいて鹿を食べた!」という報告をしました。
それは歩いている場所から近かったので、ラジャ氏はすぐにでも見に行くということで、レンジャー部隊の一人と早いスピードで歩きだしました。私にもカメラを持ってくるようにということで、何も分からずにラジャ氏の後を追いました。
場所は、茶畑のすぐ横の原生林。急な坂を下り、足元が不安定な中を必死でラジャ氏の後を追いました。人間が歩くような道はなく、何度か転びそうになってたどり着いた場所に、トラが食べた鹿の内臓の残骸が残っていました。
トラは一度に25Kg以上の肉を食べるらしく、人間が近づいたので逃げたそうです。あたり一面には、トラのマーキングをしたきつい臭いがあり、まだトラが近くにいると思うと怖くなりました。
自然の中で人間と動物、植物が共存しているマカイバリ茶園。動物の世界を少しだけ見ることができた一日でした。
その日の夜は、トラの話でラジャ氏と盛り上がりました。
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