たま、ありがとう
インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンのインド駐在ブログ。
2011年4月25日 20時33分 たまが旅立ちました。
19歳と12日でした。

大好きだったバルコニーで、大好きな父も見守る中、私の腕の中で、私の目をしっかり見ながら、旅立って行きました。
大往生。
生きぬいた。
翌日火葬し、今はお骨になって、我が家を見守ってくれています。
たま、19年間、本当にありがとう。
*** *** *** *** ***
たまを可愛がって下さった皆様へ、
下記は、たまの最期の様子です。
たまは生命力の強い子でした。
約5時間にわたって繰り返された痙攣にたえ、不思議と痙攣のこないぽっかりとあいた数時間には、意識もしっかりし、1年程失っていた聴力もよみがえり、私と会話をすることもできました。
生前よく遊んでいたアイコンタクトで、私が目をパチパチと瞬きすると、たまもパチパチと返してくれるのです。
そして、たまが大好きだった歌をたくさん歌い、たくさん「ありがとう」と伝えることができました。
目は透き通るように美しいコバルトブルーで、別れのときが一秒ずつ近づいていることが信じられませんでした。このまま朝を迎えたら、たまは回復して、私たちは普段の生活に戻れると思いました。
残酷な程に周りは日常の風景で、クラクションの音、携帯の音、人の話し声、コミュニティーセンターで開かれていた誕生日会の楽しげな音楽。。。そんな音に包まれながら、たまは最期を迎えました。
「たまー」とありったけの声で呼ぶと、私の目をしっかり見ながら「はぁ」と小さく返事をしてくれました。これが私たちの最期の会話でした。
たまは、人と自然が大好きでした。我が家でその気配を最も感じられるのはバルコニーでした。きっと大好きだった場所を、最期の場所に選んだのでしょう。インドの賑やかな音に包まれて旅立ったのも、たまが好んでそうしたのかもしれません。
不思議と、たまが旅立った日から毎日、我が家にはひっきりなしに人が訪れています。人間が大好きだった たまが引き寄せてくれているのでしょう。たまの話をすることで、私も少しずつ現実と向き合えるようになりました。今、我が家の庭には、猫の親子(母猫と仔猫4匹)が住みはじめました。これも、たまからの贈り物なのかもしれません。
旅立つ直前、たまは東京にいる母の夢に出てきたそうです。
夢の内容は覚えていないそうですが、大きな声で「たま、たま」と寝言を言っていたと姉が教えてくれました。
たくさんの置き土産を残して、たまは旅立って行きました。
最期まで強く美しく生きぬいた たまの姿は、人間や猫の境を超え、「この世に生を受けたもの」として多くのことを教えてくれました。
19歳と12日。老衰。 生きぬきました。
生前、たまを可愛がって下さった皆様、今までありがとうございました。これからも、たまはこのブログで登場しますが、変わらず可愛がって頂けましたら幸いです。
ニューデリー
石井博子
web: マカイバリジャパン
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コメント
たまちゃん、私が知っているネコちゃんの中で一番美しいです。インドでの思い出がキラキラしているのも、たまちゃんのおかげです。
本当にありがとうございました!!
投稿: ぎんがみ | 2011年5月 5日 (木) 22時34分
たまちゃんのご冥福を心より祈ります。
石井家皆さまの歴史を
その美しい瞳と三女にふさわしい愛くるしい仕草で
見守ってこられた素晴らしい生命体でありました。
生ききったたまちゃん、ありがとう!
投稿: かづえ | 2011年5月 6日 (金) 17時54分
大変ごぶさたしています。たまちゃんのご縁をつながせていただいた者です。19年間 石井家のみなさんに、大切に大切に育てていただいたことを知り 感謝の気持ちでいっぱいです。たまちゃん すばらしい思い出をありがとう!
投稿: Y.Hata | 2011年5月11日 (水) 06時58分
たまへのコメントをお寄せ下さった皆様へ
心温まるメッセージをありがとうございます。
お返事が遅くなりましたこと、どうぞお許しください。
今日で旅立ってから1カ月がたち、たまも、私たちも、ようやく新しい生活に慣れてきました。きっと今頃、たまは綺麗な瞳を輝かせながら、幸せにしているのだと思います。
たまには、皆様から頂いたメッセージを読み聞かせました。
> ぎんがみ様
たまは、本当に最期まで美しく、そして優しい瞳でした。たまのことを想って下さり、ありがとうございます。
> かづえ様
こんなに美しく、強く生き抜き、たくさんの置き土産まで残してくれた たまに、「ありがとう」以上の言葉がみつかりません。たまには「生ききる」ことを学びました。
> Y.Hata様
たまとの縁を頂き、本当にありがとうございました。たまは、私たち家族を束ね、インドでの足固めを作ってくれ、そして何よりも「心から愛する」ことを教えてくれました。たまに出会え、一緒に歳を重ねられ、たくさんの笑顔に溢れた幸せな19年でした。私たち家族と たま を引き合わせて下さったY.Hataさんに、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
投稿: マカイバリ紅茶日記 | 2011年5月25日 (水) 17時24分
石井様 ご無沙汰しております。
ふと覗かせていただいたブログを見て、たまちゃんの訃報を知りました。
留学中お世話になった石井家で、のんびり静かに暮らしていた姿が思い出されて、涙が出てきました。
日本ではたくさんの動物に囲まれていた私がインドで唯一生活の場をともにしたことがあるたまちゃん・・・天寿を全うし、本当に幸せでしたね。
わが家にもまた一昨年捨てられていた猫を拾い、犬、猫、ウサギ、亀と囲まれています。
最期まで家族としてケアをしてあげようと思っています。
最後に・・・今度インドに行ったときには、たまちゃんと再会!と思っていたので残念です。
投稿: タクール和美 | 2011年5月26日 (木) 17時34分
こんにちは。昨日初めてお店に行きました。私もここ来る前の1か月前玄関で捨てられていた子猫を拾って9月に仕事できたばかりです。今はまだ小さいので猫だけ日本にいる友人宅に下宿させてます。ワクチンが済めばインドへ呼びたいと思っていて検索したらこちらへたどり着きました。うちもたまちゃんと同じシャム(雑種)で、このお話を読んで涙が止まりませんでした。まだ慣れないインドで新しい環境にいるためきっと心が折れそうになっているこの頃。空気悪くて猫を呼ぶのに躊躇していましたが、早く一緒に暮らしたいです。素敵なお話どうもありがとうございました。
投稿: AYUMI | 2016年11月 6日 (日) 15時05分