アッサム紅茶の製造工程 (ジャリンガ茶園)
インド コルカタからお届けしているマカイバリジャパンのインド駐在ブログ。
プロペラ機に乗って、コルカタに戻ってきました!
コルカタは38度。熱気と湿気と喧騒が一気に押し寄せてきます。
さて、ジャリンガ茶園の続きです。
左が、ジャリンガ茶園とベルサリ茶園のオーナー ラビンドラ・パテルさん。
右が、ジャリンガ茶園のマネージャー ナレッシュさん。
ラビンドラさんは、コルカタから飛行機に乗って同行してくださいました。
アッサム紅茶は、インドに自生していたアッサム種から作られます。ダージリンは中国から持ってきた中国種です。アッサム種の特徴は、葉が肉厚で大きいこと。畑も、ダージリンのように山の急斜面ではなく、平地か穏やかな丘にあるため、生産量はダージリン紅茶の約100倍にもなります。
茶摘みの女性は籠を背負わず、茶摘みの最中は大きな布を三角に折って袋変わりにして背負い、茶摘みが終わるころには、上の写真のように袋が一杯になり、計量場所へ向かいます。
計量後、茶葉はトラックで製茶工場へ運ばれます。
萎凋(いちょう)
約20時間かけて茶葉に含まれる水分が30%になるまで乾燥させます。台の下から風が流れています。
どの区画から摘まれ、いつ萎凋が始まったのかが書かれたボード。
CTCの機械で成形
CTCとは、Curl, Tear, Crush の頭文字。
茶葉をつぶし、引き裂き、丸める工程です。
CTC機械の刀のアップ
この工程を行うことで、茶葉の組織が壊れ、葉の表面積が増えることで、より香り・色・味の強い茶葉に仕上がります。
発酵
紅茶は100%発酵(全発酵)させます。ちなみに、緑茶は無発酵、ウーロン茶は半発酵(50%発酵)。
発酵後のCTC
1時間20分の発酵で、CTCはきらきら輝く赤茶色になります。
つづく
マカイバリジャパンマカイバリ茶園アジア・日本総代理店
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