アッサム紅茶の製造工程2(ジャリンガ茶園)
インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンのインド駐在ブログ。
すっかり間があいてしまい申し訳ございません。
モンスーン真っ只中のデリーからお届けしております。
さて、アッサムのつづき。
発酵が終わったあとは、ベルトコンベアに乗って、火入れへ。
マカイバリでは人間が茶葉を運ぶので、なんだか新鮮です。
火入れ
同じ紅茶でも、アッサムはCTCが主流のため、火入れの機械も若干異なります。ダージリンは、オーブンの中をベルトにのせられた茶葉がゆっくりと移動してきますが、CTCは途中、機械の中で熱い風を流して茶葉をジャンピングさせ完全に水分を飛ばします。
茶葉の形状(Darjeeling: リーフ Assam: CTC丸い)や、繊細さ(Darjeelig: リーフは崩れると価値が下がる Assam: 丸く固められているので崩れにくい。むしろ風をあててしっかり水分を飛ばす)の違いによって、同じ紅茶でも作り方が違うのは大変興味深いです。
そして出来上がり。
グレード分けされていないので、この段階ではまだBulk Teaです。
粒(茶葉)の大きさによって機械でふるい分けされます。
BPS, BOP, BP, PF, PD, D CD...
ダージリンでは見かけない、グレード分けの記号も。
茶摘みから出荷まで約24時間。
チャイを飲む習慣のあるインドでは、CTCの消費量はとても大きいです。
ジャリンガ茶園の茶葉も、海外だけでなく、国内市場にもどんどん出荷されていきます。製品になるとすぐに出荷されるため、ストックはほとんどないのだとか。アッサム紅茶の市場の大きさ、その勢いに圧巻されるばかりです。
つづく。
マカイバリジャパンマカイバリ茶園アジア・日本総代理店
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