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2012年9月19日 (水)

ショップオープン:分業制

インド・ニューデリーからお届けしているブログ。

愚痴です。申し訳ありません。

夜、家に戻り、今日撮った写真を確認したら、2枚しか撮影していませんでした。

どこもかしこも出来上がっていない。昨日とも、3日前とも、1週間前とも、目の前の景色が何も変わっていない。

家賃と人件費と購入費だけが膨らみ、銀行に現金をおろしに行くたびに胸が締め付けられる思い。明日こそは、と次の日の自分に希望を持って一日を終わらせるけれど、次の日の同じ時間の自分は絶望感に近いものを感じている。

働いている人たちに何かを提案しても答えは「No」から始まり、次には決まって彼らの演説が始まる。私はこの提案を何日も前から考えて伝えているのに、彼らは人の話は聞かず、反射的に「No」と言い、思い付きで勝手な提案をしてくる。

文化の違いなのか、インドはそれが普通なのか。はたまた、言葉の掛け合いを楽しんでいるだけなのか。


機関銃のように降り注いでくる彼らの演説。そして、大きな声。


煉瓦の仕事だって、ペンキ塗りだって、本当は自分でやってしまいたい。でも、インドの文化が許してくれない。私は私の立場の仕事があり、彼らの領域には入ってはいけない、暗黙の決まり。

目の前に道具も資材もすべて揃っているのに、1時間もあればすぐにできてしまう仕事なのに、いつ働く気分になるか分からない彼らを明日も明後日も待たなくてはならないもどかしさ。

どうしても、日本だったら、と比較してしまう。
何をするにも、作るにも、一から始めないとならないインド。日本だったら、ネットですぐに手に入るそれを、インドでは、何人もの職人さんにお願いしないと一つのものが完成しない。そして必ず付きまとう、毎回の価格交渉。時間に納品されない待ちぼうけ。日本だったら1時間で手に入るものが、インドではたくさんのハードルを越えて、それでも手に入るか分からないストレス。


目の前に立ちはだかる、あまりにも高すぎる分業制の壁。

「マダムはどうして毎日、工事現場に来るのですか。クーラーのきいた部屋で寛いでいれば良いのに」。


彼が優しさから言ってくれたのは十分理解しています。
インドの分業制に従わなければならないことも頭では分かっていたはずです。


でも、1カ月以上もこの状態で、精神的にも金銭的にもせっぱつまっている今の私には、インドの文化、時間の流れ方を受け入れることは、本当に厳しい選択です。


まだ続く、この日々。
私が現場に行かなければ、確実にあと2カ月は工事が続くでしょう。今後、どう距離感を保つか、考えなければなりません。

明日はパワンが午前休のため、現場に行きます。


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コメント

なかなか厳しい状況であること想像できます。

ただ、自分のやりたいことをやれている幸せな状況であること。
怒っても、きれても決して周りも自分もプラスの結果は生まれないこと。

あまり自分を追い込まないで、ゆっくり深呼吸して現場に向かわれることを。

ところで、『しろ』はハンサムですね。

ラフィー

投稿: | 2012年9月21日 (金) 00時10分

初めてコメントを書かせていただきます。

以前デリーで暮らしていたこともあり、インドに住んでいらっしゃる方のブログを読むのを楽しみにしていまして、こちらのブログもひっそり(!?)読ませていただいておりました。

先日、東京に住む友人(デリー在住時からの)から
「出張者からインドのお土産たくさんいただいたので」と紅茶をお裾分けしてしてもらったのですが、その中に
「マカイバリ」の紅茶がありました。
そのあと、久しぶりにブログを読ませていただくとお店をハウスカスに開くために工事中と書かれてありました。

その後は進行状況が気になり毎日読ませていただいています。

デリーに住んでいたときは、住宅のちょっとした修理や修繕が大変だった思いがありましたので、これがお店を作るとなるとどうなるのだろう?と心配も含め全く関係のない私でさえ経過が気になっています。

ジャイナ教のドアや鉄製の窓枠など素敵なアイテムに、まだデリーに住んでいたなら絶対訪れたはず!!と残念な気持ちでいっぱいです。

どうか、うまく気分転換しつつ完成までがんばってください!!
私の想像を遙かに超える大変さだと思いますが、心折れることなくOPENされることを遠く日本から応援しております。

投稿: ころ母 | 2012年9月21日 (金) 16時03分

文化の違いや気質の違いなど、言葉にすれば簡単ですが

目の前にある現実となると納得できませんね…

日々かさむ費用、個々の持論を展開するという名の無駄なおしゃべり時間、大いなるストレスの元だとお察しします。

遠く離れた場所からの応援しかできないことがもどかしいです。

必ず開店と発展が訪れます!

今は自分を強く信じ、ぶれずに気持ちを奮い立たせて下さいませ!

ファイト!

ファイト!

(全身マッサージで副交感神経優位状態を回復するのは如何ですか、リラックスと気分転換でご自身を労わることも忘れないでね)

投稿: 藤波和江 | 2012年9月22日 (土) 23時44分

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