マカイバリの紅茶ができるまで
インド・ニューデリーからお届けしているブログ。
デリーに出張していた石井道子が、マカイバリ茶園訪問記をお届けしています!
茶園を訪問した10月18日~21日は、ダージリン地方は秋。
こんなに空は青く、雲もありません。
マカイバリ茶園を訪問すると、茶畑だけでなく工場も訪れます。
工場はマカイバリ茶園の中にあり、茶摘みされた茶葉は計量後、このように萎凋(いちょう)という工程に入り、水分をとばします。下から大きなファンで風が入ってきます。
一晩かけて萎凋の工程を終えた後、次は揉捻(じゅうねん)の工程です。こんなに古い機械ですが、しっかりと働いています。ここで茶葉を揉み、細胞を壊すことによって発酵が始まります。
春摘み、夏摘みの時はこの後にトレイに茶葉をのせて、発酵の工程に入るのですが、秋摘みは揉捻の工程を長くして十分に発酵もされたので、乾燥の工程へ。
ここでは、オープンのような機械で茶葉の発酵を完全にストップさせます。でてきたのは荒茶です。
そして、これを機械でサイズ別に分けて、あとは異物などを女性がひとつひとつ手で取り除きます。
この日は紅茶ではなく、白茶(ピオニーホワイト)の作業をしていました。
最後に木箱や紙袋などに入れて世界中に出荷されていきます。
すべての工程における時間や温度などにマニュアルはなく、人間の勘が求められます。長年の経験で、天候や茶畑の土の様子、そして摘まれる茶葉を見ながら、五感をフルに使い、第六感、第七感までも使って、最良の紅茶を作り出します。
ラジャ・バナジー氏が「自然が作り出すものが80%。残りの20%だけが人間が手を加えて紅茶にする。」と話していました。工場での職人の勘は、きっとこの人間ができる中でも大きな役割を果たしていると思いました。
マカイバリ茶園の工場では、更に各国の水事情にあわせた工程も行っています。日本は軟水の国でもあるので、乾燥や発酵の度合いを弱めて、まろやかな味と香りがでるようにされています。これもまた職人のなせる技です。
今年の秋摘みオータムナルはどのような仕上がりになっているか楽しみです。
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投稿: Anthony M. Weiss | 2012年10月30日 (火) 20時50分