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2013年9月の10件の記事

2013年9月23日 (月)

ヒマラヤの麓[AVANIアヴァニ」スタディツアー【その7】 訪問を終えて (完)

≪訪問を終えて≫

10年以上前から、私と道子と博子は、そして私の周りの男女関係なく、野生の蚕で織られたアヴァニ手作り機織りショールのフアンでした。


野生の蚕で織られたショールは、素朴で 軽くて 温かくて、気持ちがよく、少しおしゃれっぽく見えること、何より自然素材の色が魅力的でした。


【自然素材の絹やウールで手織りされたショール完成品】
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【自然素材で染めた絹糸】
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アヴァニとの出会いは、9年前のある日、私はデリーハットというインド各地の伝統工芸店が開かれている物産展に出かけていきました。アヴァニも出展していました。そこにラシュミが山から出てきていたのです。


ラシュミは、私や博子のことを「日本人でよく買ってくれる人」とスタッフから聞いていたので、親しく話がはずみました。私たちが、マカイバリ茶園の総代理店として仕事をしている話をすると、彼女は「マカイバリ茶園の取り組み 及び ラジャ・バナジー氏を尊敬している」と話しだしたので、急に距離が近くなりました。最後は、「一度山に来てください。」となりました。

早速、石井博子が8年前にアヴァニに出かけて行き感激して戻り、弊社のHPでアップしました。ラシュミ夫妻はマカイバリ茶園と同じ理念で、活動をしていたのです。

博子の訪問後、ラシュミはマカイバリ茶園と同じようにマカイバリジャパンをAVANIの日本総代理店にしてくれたのです。日本でAVANIロゴの商標登録もすませました。

今ではフランスの有名なブランド会社も、アヴァニへの技術指導を行い取引をスタートさせています。

AVANIは、ドミトリー(宿泊場所)をつくり世界中から見学者の受け入れもしています。訪問帳をみてみたら、アメリカ フランス ドイツ、カナダ イギリス ・・・から来ていました。


【センター事務所とドミトリー】
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【商品を運ぶ手段は馬です】
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学生とともに、急遽訪問したAVANIでしたが、今まで以上に多くのことを学びました。マカイバリ茶園のラジャ・バナジー氏も同じですが、お二方が、山岳地で日々実践していることを畏敬の念で、この訪問記を書いている今も思い出します。

【デリーにて、石井博子経営のハッピー・ハンター・カフェでAVANI訪問前に博子が学生に講義をしました。】
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【すぐにこどもたちと意気投合した学生】
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【牛と学生 ここでも牛は大事な環境保護?】
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【アヴァニから帰る日】
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最後までこの訪問記にお付き合いいただきましてありがとうございました。ご縁がありましたら、マカイバリ茶園とともにアヴァニもご訪問ください。世界のニュースをみる時にインドへの親しみももってくださると嬉しいです。


ニュースにはならないけれど、理念をもって多くの人を指導し、実践している人がいることをご理解いただけましたら、私のこの拙い訪問記も生きてくるとおもいます。


東京経済大学の渡辺龍也教授とゼミ学生さん、「遠くまでよくおいでくださいました。」 ラジュニッシュも「遠くまでよくきてくださいました。」と何度も言っていました。学生さんにとって、アヴァニの取り組みが、今後の人生の励みになりますようにお祈りしています。

                                                            完

                                    
                                            マカイバジャパン  石井 洋子

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ヒマラヤの麓[AVANIアヴァニ」スタディツアー【その6】商品

≪アヴァニの商品について説明をしてください。≫

AVANI(アヴァニ)の商品はすべて、野生の蚕を手紬ぎし、野生の草木で染色し、村の人々が手機織りしました。


センター内で、染色用の植物を栽培しています。 AVANIの理念は、自然の生態系を崩さず、人間と自然が共に
共存することです。

【アヴァニの周りでは、どこでもこのような美しい山景色が堪能できます】
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【車で2時間、その後 山道徒歩40分のセンターから一番近い山の作業所に学生が訪れました。センターから遠いところは車で4時間 更に徒歩4時間です。】
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【作業所の中で近隣の村人によって糸つむぎが行われています。】
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草木染めに使う野草は、なるべく地元ウッタランチャル州で採取できるものを選びます。自分たちで採取すること
で、市場の価格や供給に変動されることなく、持続的に草木の色を入手することができるのです

【うこんの植物。黄色をだします】
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【紅茶の木がセンターの中に植えられていました。近くに紅茶農園もあるとのことでした。】
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日本でも入手することの難しくなった野生の蚕ですが、インドでは様々な種類を手に入れることができます。


AVANIでは、黄金の輝きを放つムガシルクをはじめ、エリシルク、タッサーシルク、さらにはウッタランチャル州の
産物であるオークタッサーを用いて製品作りをしています。


野生の蚕は、食べる葉の種類が違うだけで、様々な色や硬さの繭を作り出します。たとえば 樫の木を食べて金色の繭をだし、金色のシルクでムガシルクとして珍重されています。

【蚕が食べる樫の木の葉。 黄金色でムガシルクとよばれています。 渡辺教授とタヴィクさん‏】
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ムガシルク、ムガタクシルク、タッサーシルク、マルベリーシルク、などの情報は下記HPで詳しく説明していますの
でご高覧ください。 →  → http://www.avani.jp/products/silk.html

      【続く】

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2013年9月20日 (金)

ヒマラヤの麓[AVANIアヴァニ」スタディツアー【その5】今後

≪AVANIの今後について ・・・・・≫

●アヴァニとは、ヒンディー語で「大地・地球」という意味です。今後もアヴァニの理念を更に発展させます。

冬には、遠くにヒマラヤ連山が毎日見えます。ヒマラヤ連山の向こう側は現在中国領土のチベットです。1962年の中印国境紛争以前は人々がこの連山を行き来して貿易がされていたとのことでした。
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本部センターには5つの村を出身地とする、約30人が寝食を共に生活をしています。原料の入荷、在庫管理、手紬ぎ(一部)、機織り(一部)、草木染め、仕立て、商品の出荷から財務管理に至るまでこのセンターで行われます。手紬ぎと機織りは主に村で行われます。


センター内で働く人たちの家が点在。
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センター内の子供たちの幼稚園と小学校のおしゃれな建物。
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学校の中
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センター内では常に子供たちが一緒に遊んでいる。
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食堂でのおやつの時間。私たちもこの食堂で朝、昼、晩と食事をしました。センターの人は皆ここで食事をします。ベジタリアン料理です。
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月に一度、5つの村のスーパーバイザーが集まり、ミーティングが行われます。その月に起こった問題点、改善点、出来上がった製品の個数、そして来月の製品のデザインを話し合います。

ミーティングは約3日に渡って行われます。スーパーバイザーは村から出来上がった製品を本部に納入し、帰る際には来月の原料を持って帰ります。


移送手段は馬です。馬が大活躍です。
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本部センターでは、性別やカーストは一切関係なく、皆平等です。AVANIは、性別に関係なく、誰しも平等の機会が与えられるべきだ、と考えます。

その人の個性に合った職に就くことを奨励しているAVANIでは、インド農村部では見ることの珍しい、女性の電気技師や、計算機やコンピューターを巧みに扱う女性に出会います。彼女たちは決して充分な学校教育に恵まれた訳ではありません。AVANIが根気強く一から教えたのです。


女性の太陽光システム技師については、2000年NHKの番組*でも紹介され、太陽光システム設置を活き活きと行っている女性の様子が放映されました。


女性の力を最大限生かしていく方針はマカイバリ茶園と同じです。


●スキルアップとビジネスに力をいれていきます。


もっと多くの村で、生計がたてられるようにすること。自分たちの得意な分野を、インド全体だけでなく世界へ広げていくこと。

現状の援助の部分を減らしていき、ビジネスとして成り立つのが目標。今後は、融資 投資の部分をもっと増やしていく。

AVANIが村でプロジェクトを行う一番の目的は、各村に収入源となる場を提供し、彼らが定期収入を得ることで、家族が一緒に村で生活できるよう、協力することです。


AVANIは、彼らが機織り職や太陽光システム技師に就くために、3~6ヶ月の訓練を提供します。一人前となった機織り職人はAVANIの職人として登録されます。


出来上がった製品はすべてAVANIが買い取り、毎月の給料と出来上がった製品の数に対する賃金が支払われます。また太陽光システム技師への給料は、太陽光システムを導入するごとにAVANIから振り込まれる村の貯蓄から支払われます。


5つの村には、その村出身のスーパーバイザーを数名配置し、技術的な指導から日々の生活の相談に至るまで、村の人々と共に製品造りに取り組んでいます。

今後は機織りだけでなく、有機野菜の栽培・販売や、蚕の飼育などにも活動分野を広げ、村の人々へのさらなる安定収入を確立していく予定です。

                                            【続く】
 

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2013年9月19日 (木)

ヒマラヤの麓[AVANIアヴァニ」スタディツアー【その4】エネルギー

≪現在の状況を教えてください。≫

●現在は「松の木気化発電」に取り組み太陽光発電とともに、稼動させています。
エネルギーは非常に大事です。

このような松の木原生林がどこまでも続きます。
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「松の木気化発電」を考案したのは、ウッタランチャル州の山岳部は、松の木が群生しているのでこの松の木の活用を考えました。松の木は強く、松の木がはえている場所には他の木は育ちません。

枝が土を覆ってしまうと植物も育たないばかりか、乾期には枯れ枝が擦れ、その摩擦から毎年山火事が起こっているのです。

6年前にAVANIではこの枯れ枝を発電資源として再利用し、独自に気化発電機(10kw)を開発しました。この気化発電機を利用し、製品の最終行程であるアイロン掛けを行ってきました。
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現在は120KWの気化発電機の稼動に成功しています。このセンターの敷地にも1台あります。

「松の木気化発電」は、私(ラジュニッシュ Rajnish Jain)が考案し現在特許申請をしています。特許申請理由は、誰もがこの方法を地球の環境保護のために無料で自由に使用できるようにするためです。


全世界で「松の木気化発電」をおこしたら現在使用されている世界の3分の一の電気量がまかなえます。



松の葉で料理用の炭つくりもしています。


松の葉を集めて乾燥させて保存している場所
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松の葉を不完全燃焼させて酸素の供給を少しとめて、凝固剤をいれて型にいれて固形の炭を作ります。その結果できた炭でAVANIでは1年間の料理の燃料をまかなっています。

松の葉からつくった燃料用の炭
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松の木の枝と葉の活用で、固形燃料と電気がまかなえるのです。


松の枝と葉を切ることにより、他の植物が育ってくるので豊かな森が得られます。


松の葉を村人が集めて→アヴァニが買う(村人の収入源)→草木が育ち→豊かな生物体系を取り戻す→牧草ができ動物が食べられる。→葉の燃えカスは木炭→豊かな自然になる→水が得られる→豊かな森からいろいろなものが得られる


「テクノロジー」と聞くと、近代的な研究所や大都市を思い描き山岳部に住む人々の生活からはほど遠い存在だと思う人も多いでしょう。


「自然と共存しながら生きていくこと」を考えた時、AVANIの答えは「最新のテクノロジーと自然資源との融合」に行き着きました。


石油に代表されるエネルギーが辿り着かなかったインドの山岳部で、今、石油の時代を飛び越え「持続可能なエネルギー」によって多くの人々の生活が豊かになっているのです。


●水は貴重な資源です。


建物の地下に巨大な貯水タンクを造り、屋根に落ちた雨水が地下の貯水タンクに溜まる構造の建物を数多く建設しました。
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水の巡回図
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タンクを使い一度使った水の処理をしてリサイクルをしています。
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化学品の合成洗剤は使用しません。インドで4000年以上昔から使用されている、ソープナッツを使用しています。

野菜洗い、食器洗い、製品のショール洗い(実にふわふわと仕上がります。) シャワー用の石鹸 シャンプーなどあらゆる場面で ソープナッツを使用しています。水の再利用と自然保護のためです。

マカイバリジャパンで、ソープナッツの販売をしていますので一度是非お試しください。日本でも戦前ムクロジが
使用されていたと洗剤の歴史で書かれていました。→ http://www.makaibari.co.jp/shopping/soap/index.html

                                        【続く】


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2013年9月17日 (火)

ヒマラヤの麓[AVANIアヴァニ」スタディツアー【その3】最初にしたこと

≪クマオン(KUMAON)地方に来られて、まず最初にお二人でされたことは何ですか?≫


●土地の購入です。

現在の「AVANIアヴァニ 」がある、クマオン(KUMAON)地方 Tripuradevi(トリピュラデヴィ)センターの土地を村から購入しました。

下の写真にある右側の建物にTripuradevi(トリピュラデヴィ)センターの事務所や食堂があります。
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●太陽は誰にでも平等に降り注ぐ→ 最初の3年間は太陽光発電機の普及に努めました。

今まで、インド・ラジャスタン州のNGO「The Soil Work and Research Centre」で、太陽光発電普及の仕事をしていましたから、その経験をいかして、根気強く太陽光エネルギーの普及を村人にすすめ指導してきました。それまで、村の人々は、灯油ランプを使い、いつも煙たく薄暗い部屋の中で生活をしていたのです。NGOからの資金援助も受けました。  
 Tripuradevi(トリピュラデヴィ)センター内の各家に太陽光発電が取り付けられています。
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現在25の村に、1700世帯に太陽光システム(発電量40w)を導入し、一日に約8時間、電気を利用することが可能になったのです。

*どのようにして村人に太陽光システムを設置することを受け入れてもらえたのか。3年間の奮闘の詳しい情報は下記をご参照ください。
↓       ↓       ↓
http://www.avani.jp/avani/solor.html


●現金収入の仕事を作ることや、技術指導などをするシステムを作りました。


村人にとって必要なのは、現金収入でした。村人のニーズに応える必要がありました。インドでは「若者と雨水は都会に行ってしまう」との諺があります。若者を村にととどめるためには、仕事をつくること、技術指導をすることでした。(その仕組みは次回のその4でお伝えします。)

●伝統技術の復活

この地域にもともとあった糸つむぎと機織を復活させることにしました。忘れさられていた自然染色の技術の復活、新しい技術、デザイン、現代的な色、昔あった技術や草木に価値があることを教えることにしたのす。


機織の仕事
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糸つむぎの仕事
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染色技術の復活
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染色用の植物
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●フェアトレードの実施

製品をつくるのに、工場や作業場に、遠くから人を集めて作らせるのではなく、自宅で農業ができて、近くで機織作業ができて、現金収入が得られて、家族とともに暮らせることをめざしました。これこそがフェアトレードだと考えました。

現在山岳地帯の25の村に糸つむぎ、機織のセンターがあり、そこで近くの村人が働いています。できあがった製品は適正価格でアヴァニが買い取るシステムです。

センターから一番近い山岳地にある作業所へ向かう道。車で2時間、更に山の中を約40分歩いて、山岳村にある作業場へ向かう学生たちです。
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センターからの絹糸を馬で運び 出来上がった製品も馬でセンターへ運びます。
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山岳地の作業場で学生と村人と記念撮影をしました。
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★渡辺教授教室のゼミ学生はフェアトレードの勉強をしています。


フェアトレードで有名なマカイバリ茶園を訪ねる予定でしたが、7月後半から始まったダージリン全体での政治的ストライキは、全てのダージリン茶園の茶葉出荷停止、外出禁止という厳しいものでした。


8月末の時点でまだストライキが解除されていませんでしたので、急遽同じ理念で活動をしているAVANI訪問になりました。

ダージリンでのストライキは9月10日に一時的に解除されましたが、再度10月20日からストライキを通告されています。

                                                     【続く】


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2013年9月15日 (日)

ヒマラヤの麓[AVANIアヴァニ」スタディツアー【その2】立ち上げ

今回奥さんのラシュミ(Rashmi Bharti)さんがアメリカとフランスに仕事をかねて出張中のためご主人のラジュニッシュ(Rajnish Jain)さんが、説明や案内をしてくださいました。写真はラジュニッシュさんです。
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通訳は渡部教授です。とてもわかりやすい通訳でした。

1)どのようにしてアヴァニをたちあげましたか?

 
1996年12月に、妻であるラシュミー(Rashmi Bharti)と私はこの地域に旅行に来ました。
遠くにヒマラヤ連山がきれいに見えて、桃源郷のような自然があり、あまりの美しさに魅了されてしまいました。
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今回雨季の終わりの時期で雨上がりの後に虹を見ることができました。
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私たち夫婦は 常々都会の喧騒を離れ、意味ある人生を送り、人々の助けをしたいと思っていましたから、この地域で生活をすることを決意しました。


私たちはラジャスタン州で太陽エネルギー普及のNGOでの仕事をしていました。 この地域クマオン(KUMAON)地方にはまだ電気が開通していなかったので、地域の人を助ける仕事として、まずクリーンなエネルギーの太陽光発電を提供しようと考えたのです。
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【AVANIの出発点は、インド・ラジャスタン州のNGO「The Soil Work and Research Centre」から始まりました。 このNGOで、電気の通らない村に太陽光システムの導入を行っていた、ラシュミ(Rashmi Bharti)とラジュニッシュ(Rajnish Jain)によって、1996年、このNGOの支部としてインド・ウッタランチャル州トリプゥラデヴィ(Tripuradevi)に設立されたのがAVANIでした。】

2)ラシュミー&ラジュニッシュ夫妻が1996年にアヴァニをスタートした頃のクマオン(KUMAON)地方の実情はどうでしたか?下の写真はミーティング風景
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晴れている日に遠くに見えるヒマラヤ連山の向こう側はチベット国。過去何百年もチベットとの交流は自由でしたから、チベット国側からチベット人が山を越えて絹などの物資をクマオン(KUMAON)地方に運び、その絹糸で機織をしたり、物資を販売したりして長年、村の生活がなりたっていました。


ところが1962年にインドと中国との中印国境紛争がおこり、ヒマラヤ山脈が戦いの舞台となりました。結果は中国がチベットを支配下におき以後チベットとの行き来が封鎖されてしまったのです。

クマオン(KUMAON)地方の人々は、その後も機織技能で生計をたてていましたが、工場生産の化繊が市場に普及し始め、伝統的技術が廃れていきました。


その中で現金収入を得るために若者や男は都会に出稼ぎに行くようになり、村は年寄りと女、子供だけになり荒廃してきていました。

【続く】

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2013年9月13日 (金)

ヒマラヤの麓「AVANIアヴァニ」スタディツアー【その1】アヴァニへ出発

8月末 東京経済大学 渡辺龍也教授とゼミ学生10人 石井洋子 計12人でヒマラヤの麓「AVANIアヴァニ」に
スタディツアーで行ってきました。その訪問記をお届けします。

AVANI(アヴァニ)は、ヒマラヤの麓、インド・ウッタランチャル州で山岳部に住む人々と共に活動を行うNGOです。「自然との共生」をテーマに、村に住む人々の生活向上プロジェクトを行っています。


マカイバリジャパンは8年前より、AVANI(アヴァニ)の日本総代理店(商標登録取得)として、アヴァニの村人たちが野蚕で作ったショールを販売してきています。→ http://www.avani.jp/


AVANI(アヴァニ)のあるインド・ウッタランチャル州トリプゥラデヴィ(Tripuradevi)に行くのには飛行機の便がありません。汽車か車移動のみです。


幸いなことにインドの急行旅客列車 Shatabdi Express シャタブディ・エクスプレスがデリーの
「ANAND VIHAR(アナンド・ヴィハール)始発駅」から 「KATHGODAM(カートゴーダム)終点駅」まで走っていました。


朝6時15分定刻どおりに出発。その後停車駅は3駅ほど。午前11時45分、定刻どおりにカートゴーダム駅に到着。 5時間半の汽車の旅でした。

下の写真はシャタブディ・エクスプレス 日本の新幹線と比較できませんが乗り心地は快適でした。
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KATHGODAM(カートゴーダム)駅舎。 駅から車で1時間半の標高1938mに避暑地として有名な「ナイニータール」があります。おしゃれな駅舎です。
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さてKATHGODAM(カートゴーダム)駅から、「アヴァニ」のセンターがある標高1600m KUMAON(クマオン)地方まで、車で7時間の予定です。「アヴァニ」を奥さんのラシミさんと立ち上げたラジニッシュさんが、12人が乗れるように、3台のトヨタ・イノーバ車を手配をしてくれていました。

避暑地だけに途中の景色はすばらしいです。冬になると遠くにヒマラヤ連山がくっきり見えます。学生たちも何度も「すばらしい!」と感嘆の声をあげていました。
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後ほど詳しい情報をお伝えしますが、ラシミ&ラジニッシュ夫妻が、旅行でこの地域を訪れ、アヴァニを立ち上げる原因になったのが、この景色のすばらしさです。都会の喧騒を離れ、意味ある人生を送り、この地域の人たちの助けになりたいと、決意をしてこれから私たちが訪れるクマオン地方に1996年に拠点を構えたのです。

途中原生林には松の木が群生しています。ラジニッシュさんはこの松の木を活用して「松の木気化発電機」を開発しました。詳しいことは後で説明します。
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8年前に石井博子が最初に訪れた時には、道が舗装されていず、難行苦行の車の移動だったと話していましたが、現在は写真のように全て舗装されていました。インドのインフラ整備が地方にまでいきわたってきたことを実感しました。
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車は最新のトヨタ・イノーバカーなので、運転手はスピードを出すのです。山道なのでぐるぐる廻っていきますから、とうとう私も含めて4人が車酔いに苦しみました。その後はスピード38キロに制限して、途中休憩をいれながら10時間かかって「アヴァニ」に到着したのです。

写真は「アヴァニ・センター」の入り口です。
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                                                          【続く】

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2013年9月 7日 (土)

小さなお茶会@豚子新地

早いもので9月に入りました。セカンドフラッシュが入荷してから様々なところでお茶会をさせていただいておりましたが、今回は小さなお茶会を開催致しました。場所は川崎市にあるビストロ&とんかつ屋の「豚子新地」です。最寄り駅が二子新地なのでこのようなネーミングになったそうです。素材にこだわり、お肉はえごま豚、野菜はオーガニックで地元でも人気のお店です。

今回の参加者は4名。大学時代の同級生で皆さん、お茶が大好きです。
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マカイバリ茶園の話はもちろんのこと、紅茶の産地や歴史の話もさせていただきました。そしてテイスティングではマカイバリの季節の違いでセカンドフラッシュとファーストフラッシュの飲み比べ。その後にダージリンとアッサム紅茶の違いが分かるように、アッサム紅茶を淹れました。同じお湯、蒸らし時間、茶葉の量でも茶葉によって味・香りが全く違います。

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最後はグレードの違いで「シルバーティップス」を淹れました。最後に飲むのにふさわしいくらいに良い味と香りを出すことができました。

今回のスイーツはマクロビオティックスイーツとサンドイッチです。

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小さなお茶会では色々な質問がでたり、雑談になったり・・とアットホームの雰囲気でお茶会ができたと思います。
マカイバリ茶園のことを一人でも多くの人に知っていただけることがマカイバリジャパンの役割です。

今後も声をかけていただけましたら、出向いて小さなお茶会もさせていただきます。
暑い中、ご参加いただきましてありがとうございました!

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2013年9月 3日 (火)

ティーサロン一時休業のお知らせ from Happy Hunter

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンのインド駐在ブログ。


デリー 紅茶専門店Happy Hunter からのお知らせです。


皆様にご利用頂いておりましたティーサロンは拡張工事に伴い、
下記にの日程でお休みを頂きます。


************************

Happy Hunter ティーサロン
一時休業のおしらせ

休業日:2013年9月4日(水曜日)~
期間:約1カ月

************************


皆様には、ご不便をお掛けしますこと、お詫び申し上げます。

なお、店舗での紅茶販売は引き続き通常通り営業しております。
是非ご利用ください。


本日、9月3日(火曜日)は第1期 Happy Hunter ティーサロンの最終営業日となりますが、多くの方にお越し頂けましたら幸いでございます。


スタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。


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紅茶専門店 Happy Hunter
Tea Boutique & Tea Saolon

住所:E52 Hauz Khas Main Market, New Delhi-110016, INDIA
電話:011 41421442, 9810413270
mail: info@ishii.co.in

営業時間:10:00~19:00
定休日:月曜日

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インドからナマステ

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンのインド駐在ブログ。

インドからナマステ。 
紅茶専門店Happy Hunter の石井博子(次女)です。


久しぶりの更新。
デリーでHappy Hunter を開店してから、お陰様で10カ月となりました。ようやく日々の生活にも、「小売、卸、喫茶」の仕事のリズムにも慣れ、ドタバタではありますが、元気に過ごしております。


デリーはまだモンスーン季ではありますが、朝の風は秋を想わせるほど清々しくなりました。

さて、日本の紅茶教室の綺麗な写真が続いていたこのブログですが・・・突然ではありますが、インドの写真をば。


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実は、紅茶専門店Happy Hunter 店舗の後ろ部分では、密かに拡張工事が行われております。 


もともとこの物件は約150平米ほどあり、私が50平米借り、残りは大家さんの物置になっていました。

開店半年が過ぎたころ、大家さんから


「新しいテナントが物置部分を下見に来ている。あなたの店舗を拡張するなら今よ!他の人には待ってもらうから、今借りるって決めてちょうだい!」


なんて会話をかれこれ毎日4カ月ほどし、店舗も手狭になってきたし、何よりもオフィスがびっくりするほど狭い(カニさん歩きしかできない!設計ミス!!)し、ならば えいやぁ、と拡張することを決めた次第です。


(今思い返すと、テナントの下見は本当だったのか? 大家さんの話に上手くのせられたのか? とも思っているのですが・・・)


で、最初の勢いは良かったのですが、工事をするのは職人さんたち。前回と同じように、煉瓦職人、ペンキ職人、大工、電気屋、配管屋、鉄職人、廃材収集屋、その他もろもろ。。。登場人物が多いのです。

つまり、チームワーク重視のプロジェクトになるわけですが、前回同様、雨季そして8月という季節がら、チームワークの無さに加え、雨で家が浸水して欠席だったり、やたら8月に集中する国民の休日(独立記念日、断食&断食明け儀式 [イスラム教の職人] 、兄弟の日、クリシュナ神のお誕生日)、その他、なぜか無断欠席やら。。。


工事は2回目だから、今回は1カ月くらいで終わるかなぁ、なんてのんきな気分だったのも知らぬが仏。初日から現実を見せつけられました。

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最初の工程、床と天井をはがし、さらに煉瓦の壁を壊す作業。
登場したのは、壊す係・1人のみ。
持参した道具:ノミとトンカチ 以上。


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私も手伝おうか? と何度も言いたかったけれど、ぐっと堪え、10日間、壊す作業を見守りました。ちなみに、家賃は既に発生しています。

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ここまででもう10日。

長くなるので、つづきはまた今度。
いやはや、本当に先は長いのです。


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