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2013年10月 6日 (日)

マカイバリ茶園訪問記 紅茶製造工場  【その3】

マカイバリ茶園は1840年代からイギリス人により創業された、ダージリン地方で長い歴史を持つ茶園の一つです。1856年、商業目的としてダージリンで最初に紅茶農園を始めたイギリス人・サムラー大尉によって始められたマカイバリ茶園は、1857年にG.C.バナジー氏に営業権が譲渡され、同年に製茶工場設立、1859年にはマカイバリ茶園(Makaibari Tea Estates)の名が正式登録されました。以後、現4代目茶園主スワラージ・クマール・バナジー氏(通称ラジャ)に至るまで、バナジー家が茶園の人々と一緒に生活し、茶園経営を行っています。 

インド西ベンガル州ダージリンに設立されたマカイバリ茶園は、良質な紅茶園が多数ある、西ベンガル州カーシオン地区(Kurseong)に位置し、総敷地面積が670ha、東京ドームの約145倍です。その3分の1(270ha)が茶畑に、残りの3分の2(400ha)が原生林のまま残され、無数の野生動物が生息しています。


≪広大な敷地からはどこからもこのような秋の茶畑風景を楽しめます。≫
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マカイバリ茶園は4つの山にまたがり、7つの村からなっています。680人のコミュニティー(茶園主は従業員と呼ばず、コミュニティーと呼びます)と、その家族1,700人が茶園の敷地内で暮らしています。茶園には政府系の小学校が2つあり、茶園の子どもたちはその小学校に通っています。

≪茶園の中にある政府系の小学校。茶園の子供たちが通っています。≫
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≪茶摘み女性や工場で働く女性が子供を預ける保育所。保育所は茶園の中のあちこちにあります。茶園の中をいつも案内してくれる運転手さんと子供。≫
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マカイバリ茶園では、バイオダイナミック農法による茶栽培だけでなく、茶園で働いている人々の生活をも含む包括的な先駆的な茶園経営を行っています。 茶園で働く人々の生活面では、茶園全体の森林保全と、コミュニティーの生活向上のため、小株主の経営を導入しています。この小株主制度には女性も参加しており、女性が茶園の経営、コミュニティーの経営に参加することは、インドの茶園では極めて珍しいことです。マカイバリ茶園では、男性と同様、女性の監督者を採用しています。

工場の女性たちも、茶摘み女性たちと同じように、きびきび 生き生き 笑顔で仕事をしています。傍からみていても気持ちがよいです。これこそマカイバリ茶園の精神と思いました。


≪工場で仕事をする女性たち≫
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≪親しく写真に笑顔でおさまってくれました。≫
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≪右の人が女性の総監督≫
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≪工場の全容。 外観は100年前からほぼ同じです。≫
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≪働く人の更衣室≫
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≪工場に入るための注意事項≫
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≪紅茶部門の総支配人ニル(NIRU)さん。笑顔と紅茶の仕事に対する厳しさ、実力はラジャ・バナジー氏のおすみつき。ラジャ・バナジー氏が良い人が来てくれたと嬉しいニュースとして今回伝えてくれました。≫
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≪出来上がった商品が整然と並べられています。≫
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≪その日の茶葉の状況で機械の装置設定をしています。紅茶マネージャー ニルさんの仕事です。今年も美味しい紅茶ができています。≫
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≪表示も手作業です。≫
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≪見学者は、専用の帽子、靴カバー、マスクをつけます。年間世界各国から5000人の見学者が訪れます。ドイツの環境大臣も来られました。先日インド駐在タイ国大使もタイの茶園指導をしてほしいと訪ねてこられました。≫
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                           【続く】

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