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2014年4月の7件の記事

2014年4月 9日 (水)

マカイバリ茶園訪問記:2104年春 森を歩く

マカイバリ茶園には茶畑の2倍の広さの森があります。この森には野生のトラが生息しています。
日中はトラは活動しないので、歩いても大丈夫だそうです。(・・と言っても森奥深くまではいきません)。

今回、フランスからミシェル・フィンコフ氏が来ていたので一緒に歩くことになりました。

ラジャ・バナジー氏は連日海外からの訪問客が絶えず、一緒に歩くことはできませんでした。
この日も数多くの人がヨーロッパから訪れ、ラジャ・バナジー氏がマカイバリ茶園の話をします。
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ミシェル・フィンコフ氏はフランスの総代理店。マカイバリジャパンと同じ頃にラジャ・バナジー氏と出会い、友だちとなりました。マカイバリ以外でもセイロンやイランなどの紅茶を扱っています。彼の紅茶テイスティングは一流です。紅茶の本も出版しているほど。
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茶畑を下ります。かなり急な道で、足元ばかり見るために景色を楽しめませんでした。フィンコフ氏も慎重に歩いていました。
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こちらがトラが住んでいる森。この森の一部を通ります。
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森の中は涼しく、歩いていても気持ちが良かったです。
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しばらく歩くと橋がかかっていました。川には残念ながら水は少なかったです。
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途中の道で発見した鳥の羽。きっとキツネか豹に食べられてしまったのでしょう。自然界で生きていく厳しさです。
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茶摘み女性たちとも遭遇。毎日、こんなに険しい道を歩いて茶葉を工場まで運びます。
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森が終わり、茶畑に入りました。ここでもスプリングラーから水が出ていました。
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この日は5km近く歩きました。ラジャ・バナジー氏も時間がある時はそのくらい歩くそうです。

マカイバリの自然を存分に満喫できた日だったと思います。パーマカルチャーと言われるように、紅茶以外にも様々な植物が共存し、Diversity(多様性)の中で美味しい紅茶がつくられるのだな、と実感しました。

続く


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2014年4月 8日 (火)

マカイバリ茶園訪問記:2014年春 奥様シュリパさんと買い物に!

ラジャ・バナジー氏の奥様シュリパさんは、マカイバリ茶園でも重要な役割を担っています。毎日、世界中から多くのお客さんがマカイバリ茶園には訪れます。自宅にもお客様はいらっしゃいます。食事のメニューを考え、買い物に行くのはすべてシュリパさんの仕事です。

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毎週土曜日は、シュリパさんの買い物日。一緒に私も連れて行ってもらいました。マカイバリ茶園より車で約1時間かけて山を下りて、シリグリの街に行きます。最近、シリグリは開発が進み、このような立派な近代的ショッピングモールもできましたが、シュリパさんが行くのはローカルなマーケットです。

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こちらがローカルマーケット。目的はフルーツ、肉、魚を買うことです。
鶏や山羊が生きたまま店に並び、とても新鮮です。私は肉屋の店の中に入ることはできませんでしたが、シュリパさんは全く問題なく、鶏を指して「これとこれ!」と注文します。美味しいチキンカレーはこのように調達されるのだなと、思いました。
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次は魚屋さん。魚なら大丈夫です。シュリパさんは何十年もこのマーケットに通っているので、店主も顔なじみ。骨のない魚を選び、エビは皮をむいてくれました。
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ベンガル湾から届く魚やエビは新鮮です。
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こちらはマトン屋さん。しきりに声をかけられていましたが、シュリパさんはこの日はマトンは買いませんでした。
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たくさんの買い物を終えてマカイバリ茶園へ戻りました。往復2時間もかけての買い物でした。大変な仕事です。

夜はさっそくにエビカレーが出ました!美味しい夕食でした。このような美味しい食事をいただけることに心から感謝の気持ちを覚えました。
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続く


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2014年4月 7日 (月)

マカイバリ茶園訪問記:2014年春 テレビ取材

世界中から注目されているマカイバリ茶園。私が滞在中にもイギリスのテレビ局からの取材が来ていました。
日本でも昨年、BS朝日「世界はいま」の番組でマカイバリ茶園が放映されました。
           ↓   ↓   ↓    ↓
http://www.makaibari.co.jp/sekai/keisaikiji/bs_asahi2013.html

プロデューサーの女性はダージリン出身で、マカイバリ茶園の女性の活用についての取材を行っていました。
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マカイバリ茶園では能力のある女性は積極的にマネージャーになれます。男性と女性は仕事の上では平等です。ラジャ・バナジー氏は「マカイバリ茶園の女性の能力は高い。マカイバリ茶園を支えているのは女性です。」と公言しています。

テイスティングのセッションも行いました。ラジャ・バナジー氏は冗談を交えながらテイスティングを行います。
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お昼はマカイバリ茶園の中にあるカフェで昼食。ここも女性の力を発揮しているひとつです。クマール氏の奥さんと娘さんです。自分たちでカフェを経営をし、成功しています。もちろんマカイバリ茶園の紅茶も販売しています。クマール氏の奥さんは休むことなく、手際よく料理を作ります。とても美味しい料理です。

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種類はベジタリアンとノンベジタリアンがあり、私が食べたのはノンベジタリアン。チキンが美味しかったです。

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その後は茶園の中で取材。女性のマネージャーであるサンジータに取材しました。彼女はラジャ・バナジー氏が最も高く評価する女性の一人です。子育てをしながら、しっかりとマネージャーの仕事もこなします。

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最後にはスタッフ皆で記念撮影をしていました。お疲れ様でした。

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日本で放映されるかは分かりませんが、世界中の人々にマカイバリ茶園の取り組みを知ってもらえることはラジャ・バナジー氏の願いでもあります。

続く

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2014年4月 6日 (日)

マカイバリ茶園訪問記:2014年春 生活の水

ダージリン地方の水問題は深刻です。特に冬から春にかけてはほとんど雨が降らないので、シッキムから水を運んだり、政府が供給する水を買ったりしています。

日本のように水道の蛇口をひねれば水が出るのとは違って、マカイバリ茶園では水は湧き水が出るところから、自分で運びます。茶園には水を運ぶ人々の姿をよく目にしました。

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私も一緒に水運びをさせてもらいました。
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歩くこと約30分。森林の中にある竹藪の中に、湧き水が出るところがありました。
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水を汲んでいると次から次と人々が来ます。誰もが6~7個のから空ボトルを籠に入れてます。
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籠いっぱいになった水は約35リットルになりました。私も5リットルだけ持たせてもらいました。(それでも重い。。)
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重い水を頭からかけて、来た道を戻ります。帰りは上り道なので更にきつい。。途中でヤギにも出くわしましたが、道を譲ってくれました。
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犬にも遭遇。彼も道を譲ってくれました。動物たちにとっても人間が水を運ぶ光景は日常的なものなのでしょう。
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しばらくしてから休憩。5リットルの水でも息がきれそうなのに、35リットルを運ぶなんて想像を絶します。
毎日、朝と午後の2回の水運びをしているそうです。
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村の近くになると、他の水運びの女性たちとも合流。彼女たちは年配の女性たちです。若いときから毎日水運びをしているためか、足腰がしっかりとしています。この坂は写真よりもかなり急なのですが、しっかりと彼女たちは歩いています。
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水問題が深刻なのは頭ではわかっていましたが、実際に経験(彼女たちの運ぶ重さの7分の1ほどですが)してみるとその大変さが良く分かりました。

ちなみにホームステイでは、シャワーで使える水はバケツ一杯です。彼女たちが運ぶ大変さが分かると当然だと思います。

以前にマカイバリジャパンでも水プロジェクトとして、様々な企業に働きかけましたが、まだ成功までにはいたっていません。紅茶をつくる生産者たちの生活の部分までにも、目を配っていかないといけないです。


続く

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2014年4月 5日 (土)

マカイバリ茶園訪問記:2014年春 新しい人材パワー

新しい年がスタートしたマカイバリ茶園。人々も新しくなっていました。
茶園主ラジャ・バナジー氏は能力ある人は性別に関係なく管理職につかせます。
また、マネージャーはラジャ・バナジー氏の右腕として最も重要なポジションです。

今年度から新しく採用されたマネージャーのサンジャイ・ダス氏です。多くの応募の中から採用されたダス氏。他の茶園でのマネージャーの経験と改革力を評価されました。

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工場の隣にある家に住んでいます。一緒に連れてきた犬のトフィーとオウムのミティーです。マカイバリ茶園の人々に可愛がられています。
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ダス氏の下にはアシスタントマネージャーとしてシャッティア氏が就任しました。彼のお父さんはオーガニックファーマーです。英語が堪能です。
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そして工場のマネージャーたち。一番の左のニル氏は工場マネージャーとして昨年からマカイバリに参画しています。温和な性格ですが、仕事に対する厳しさには驚きます。
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オフィスには女性が増えていました。皆、部屋をもらってテキパキと仕事をこなします。
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ホームステイをコーディネートするナラヤンです。現在、22室がホームステイできるのですが、この時期はすべて満室でした。今年の秋には東京大学の学生がスタディーツアーでホームステイをする予定です。
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彼らが管理職としてマカイバリ茶園の組織そしてラジャ・バナジー氏を支えていきます。
すべての人事の決定権はラジャ・バナジー氏にあります。新しい人材パワーで、マカイバリ茶園は活気づくと思います。

続く


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2014年4月 4日 (金)

マカイバリ茶園訪問記:2014年春 日本へ出荷!

マカイバリ茶園訪問記を発信しています。

3月21日より新しい年が始まったマカイバリ茶園。雨が十分に降らないので、毎日茶摘みされる茶葉の量は昨年よりも少ないです。そんな中、初摘み紅茶DJ-1はすべて日本のために作ってくれました。

茶畑で女性によって茶摘みにされた茶葉は最初に計量されます。この量によって給料が計算されます。まだ今の時期は茶摘みされる量も少ないで、この日は一人平均約1kgくらいでした。
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工場から遠い場所にある茶畑ではトラックによって運ばれます。険しい山道でもしっかりと走るトラックは大活躍。
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こちらがマカイバリ茶園の工場。1859年に建築されたこの工場はダージリンで最も古い貴重な工場です。
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工場での最初のプロセスは萎凋(いちょう)。水分が30%近くなるまで乾かします。摘みたての茶葉は青々しいフレッシュな香りを放ちます。
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茶葉に含まれている水分の量にもよりますが、春は水分が少ないために茶摘みされてから18時間以内に次の工程である揉捻(じゅうねん)に入らないといけません。マカイバリ茶園の工場は朝の6時半から開始されます。
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揉捻(じゅうねん)の工程で、茶葉の細胞を壊し発酵が始まります。茶葉に撚りをかけます。
上の階が萎凋(いちょう)の工程で、この穴から茶葉が下に落ちます。人が上から様子を見ます。
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次は発酵。ここは30年以上勤務の職人さんが鼻を使って発酵の時間を決めます。香りを決めるもっとも重要な工程です。
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乾燥の工程で大きなオーブンの中に入れ、高温の中で発酵が止まります。
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この段階で荒茶ができます。出来立ての荒茶は熱いので冷まします。
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最後は茶葉の大きさ別にグレード分けをし、女性たちが最後に異物を取り除いてパッキングです。
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袋にいれて出荷を待ちます。この袋の印刷はすべて手書きです。

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日本への出荷は茶園主ラジャ・バナジー氏自らがテイスティングをして、味と香りのチェックをします。緑茶文化でもある日本人の舌は繊細で、より香りが高い紅茶を選んでくれます。
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いよいよ日本へ向けて出荷します!マカイバリ茶園からコルカタの倉庫へ、そして輸出の手続きの後日本へ向けて出荷されます。
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トラックが門をでると、皆でお祝いをしました!初荷を乗せたトラックが無事に出発したからです。

茶畑の茶摘みの段階から出荷まですべてを見てきました。女性が摘んだ1kgの茶葉は工場で製造されると約200g~300gです。ダージリンでは茶摘みはすべて手でなれるために、まさにHandCraft(手工芸品)です。多くの人の手によって作られている紅茶です。機械で大量生産されるものとは違います。今回は特に希少なファーストフラッシュを一番最初に日本向けに作ってくれました。多くの人の心がこもった紅茶です。日本への到着は4月中旬頃を予定しています。
どうぞお楽しみに!

続く

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2014年4月 3日 (木)

マカイバリ茶園訪問記 2014年春: 初摘み茶摘み日

マカイバリ茶園の新しい1年が始まりました!
今回はマカイバリ茶園に約2週間も滞在させていただき、昨夜デリーに戻りました。これから茶園訪問記で茶園の様子を発信していきます。
 
2014年の初摘みDJ-1の茶摘み日は3月21日。昨年はダージリン地方のストライキなど様々な問題に悩まされたマカイバリ茶園。しかし、人間の営みとは関係なく、自然は茶園に春の到来、そして新しい生命を与えてくれました。茶園では冬眠から覚めたように動物や鳥、そして虫たちが元気に活動し、植物は新芽を芽吹かせました。

初摘み日はまずプジャー(儀式)を行い、1年の繁栄や健康を祈ります。その後に茶園主ラジャ・バナジー氏が一人一人の名前をよんでプレゼントを渡します。今年は毛布とお菓子です。いよいよ新しい年のスタートです。
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プジャーの後は茶摘みです。今年も雨不足は深刻です。しかし、シュタイナー農法の土づくりに力をいれてきたマカイバリ茶園の土は雨が降らなくても元気な新芽を芽吹かせました。今の時期に雨が降ると一気に新芽が芽吹き、生産量が大きく増えるのです。毎日、ラジャ・バナジー氏と人々は雨が降ることを祈ります。
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女性が芽吹いた新芽を丁寧に茶摘みします。新芽は太陽の光を浴びて輝いています。
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雨不足の解消として今年は茶園の一部にスプリングラーが設置されました!広い茶畑なので、スプリングラーは一部です。雨に勝るものはありませんが、少しでも雨不足の解消になればと思います。
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茶摘み女性たちにも笑顔が見られます。マカイバリ茶園の女性たちからはいつも元気をもらいます。美味しい紅茶が飲めるのも自然の力と同様に彼女たちの力も大きいです。

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2014年も美味しい紅茶がマカイバリ茶園から届きます!

続く


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