東京大学体験活動プログラム(3)
東京大学体験活動プログラムが一昨日9月27日に成功に終了しました。
このプログラムの企画担当、実行、付き添い等あらゆることを行ってこられたバンガロール東京大学事務所長吉野宏氏より下記のお礼状をいただきましたのでご披露させていただきます。
平成26年9月27日
マカイバリジャパン
石井吉浩様ご一家 殿
マイカイバリ茶園合宿御礼
東京大学インド事務所長
吉野 宏
東大の学部生向け正規大学プログラムであるインド体験活動プログラムにマカイバリ茶園合宿を取り入れて実施し無事終了いたしましたこと、ひとえに石井様のご協力の賜物と厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。お蔭様で、参加学生は皆合宿に満足して帰国いたしました。簡単に振り返ってみたいと思います。
1.マカイバリ茶園合宿プログラム概要
●参加学生:学部生男女各4人(文系と理系の2年生~4年生)合計8人
●時期:9月22日(月)午後マカイバリ茶園着~25日(木)午後同茶園発。
備考:9月13日(土)デリー到着~21日(日)デリープログラム
9月25日(木)~26日(金)日本山妙法寺ダージリン道場合宿
●勉強すべき課題
①インドの地方生活の体験
②インドを代表するマカイバリ茶園主の哲学を学ぶ
ダージリン地域開発、世界一ブランド「ダージリン紅茶」、中でもマカイバリ紅茶ブランド、バイオダイナミック農法、茶摘みと製造方法、フェアートレード。
③味覚:紅茶テーステイング
2.感想
①茶園で働くインド人家庭に合宿(費用は3食付で1泊800ルピー)。宿泊者全員皆、食あたりもせず満足したこと何よりでした。この合宿の成功の第1要因はこのホームステイというインフラサービスがきちんと整備されていることがあげられます。ダージリンテイーは紅茶の世界一のブランド。このブランドを支えている力の一つの証左がこのホームステイにあると理解できました。
安全で衛生管理が行き届いている。
豪華ではないが真心のこもった食事と対応、家族のもてなしぶり。
東大が学ぶべきダージリンが持つ世界一のブランド力は何か?
とりもなおさず世界の人々から愛されていること。
その愛される要因は何か?
これが私としてのテーマですが、今回の旅で、ダージリン紅茶を生み出す自然環境、経営者のリーダーシップ、そしてそこで働く人々の質の高さ、どれもが世界一であるからと全体として理解できました。
②インドを代表する茶園主バナジー氏のご人徳
学生諸君はビッグなお方、茶園主にオーラを感じた様です。
彼の哲学、「政治」、「経済」そして「自然環境」に各3分の一のウェイトをおいた全体的なアプローチ。
サステイナブル人生哲学の講義に感激しました。
③茶園で生産された6種類の紅茶のテーステイングを行い、初めて紅茶の味覚を体感し、五感を磨くことの大切さを勉強出来ました。
④人と人との出会いの重要性
石井様のご講義や茶園主よりお二人の出会いを教えて頂きました。人生は出会いと別れ。当方もご立派な茶園主との一つの出会いに浸りました。
一方、今年6月13日満月の晩、茶摘みされた茶葉より製造され自らの世界最高値を更新しキロ当たり1850US$を獲得したSilvertips Imperialの快挙をお祝い申し上げました。これは108年に1回おきる天体の配置から生まれた恵みであると、茶園主の説明でありました。
今年はお茶の世界は縁起が良い様で、それに巡り合えたご縁をありがたく感じた次第。
日本の茶道の精神「一期一会」を改めて勉強しました。
⑤危機対応
23日夜 学生の一人が39度Cの熱を出した。外は激しい雨。病院に連れて行くべきか相談せるところ石井お母様の仲介で茶園主が自分の車を出してくれ病院を手配してくださりました。大雨の中、夜中の午後11時発で1時間あまり山くだりの道をすんなりと行きました。ドライーバーと助手2人の息の合った運転は感激ものでした。
そのお陰で学生を連れて病院に行き緊急対応でき、学生は2日間の入院で元気を取り戻し無事に退院できました。感謝に耐えません。
病気は前日デリーでの食べ過ぎからの食あたりによる発熱と下痢でありました。
3.写真
メールに添付した通りです。
敬具
【茶園ホームステイ先での記念写真】
【茶畑で】
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