ネパール地震 デリー
4月25日にネパールを震源として起きた地震で、ニューデリーの我が家も揺れました。
ゆらり ゆらり ・・・ 座っている椅子が動き、自分が眩暈でもしたのかと錯覚をおこしました。
まさかインドで地震にあうとは夢にも考えていませんでしたから・・・・。
台所に行くとお手伝いさんが青い顔をしています。ぶら下げてあるお玉や、布巾がゆれています。
外で声がし始めました。「地震だ!」「地震だ!」
震源地を周りのインド人は「カシミールではないか?」と言っていましたが、15分ほどしてテレビは
「ネパール」と発表しました。
デリーでの地震後の状況写真です。誰もが携帯電話で連絡をとっています。
4月27日の新聞はネパールの被害状況を詳しく報道しています。
ネパールに隣接しているインド・ビハール州も死者の被害がでています。
モディ首相は地震で亡くなった人の家族に20万ルピー(約40万円)の補償金を支給することを発表したこと、エ
ア・インディアは、デリー、コルカタ、ヴァラナシからカトマンドゥに向かう便の片道運賃を1万4千ルピーから4,700
ルピーに引き下げたこと、カトマンドゥに向かう便では救援物資を無料で輸送することを決めたこと、インド通信各
社は、ネパールへの通話料を無料にするなどの対応を取っていることなどが新聞に書かれていました。
インドは25日の地震発生直後、国家災害対応部隊(NDRF)を首都カトマンドゥに派遣し、被災者の救助などにあ
たらせていること、ネパール国内に滞在するインド人は、26日に再開した航空便で帰国を始めているが、さらに迅
速な救援のため、ネパールにバスを派遣する計画も検討されていること、モディ首相は被災者の救済および地震
後の救援活動を実施するための会合を招集したこと、等が新聞に書かれています。
ネパールからの出稼ぎ人がデリーに多くいます。知人のネパール人の話では28日現在携帯電話は全くつながら
ないそうです。家にある固定電話はつながるようになったと言っていました。
3.11を日本で体験している私たち日本人には状況の深刻さを実感できます。
一日も早い救援活動が行われますこと願っています。
17世紀 ネパールの有名な遺跡ドルガ寺院の震災前と震災後の写真が掲載されています。
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