ダージリン情勢 その後
政治的な混乱が続いているダージリン地方。
前回のメールでもお知らせいたしましたが、夏摘みセカンドフラッシュはダージリン全域でストライキが実施されているためにすべてのお茶園からの出荷停止となっています。交通機関、お店やホテルなどもすべて閉鎖状態です。
マカイバリ茶園からの情報では、茶畑も茶摘みがされていないのでジャングルのようになっているとのこと。とても悲しいニュースです。
先日、西ベンガル州政府と西ベンガル州からの独立を求めているゴルカ人民解放戦線(GJM)の間で話し合いがもたれましたが、決裂に終わりました。
今度は8月1日を予定しており、それまでは今の状況が続くそうです。
6月13日に発生したデモからもう5週間以上も過ぎていますが、全く解決の糸口が見えていません。過去最悪の状況です。
ラジャ・バナジー氏は3月に自宅が全焼してしまい、車で1時間ほど山をおりたシリグリという街でアパートを借りて生活をしています。ラジャ・バナジー氏も今回のストライキで、マカイバリ茶園に行くことができません。
幸いなことに、6月13日前に茶摘みされて出荷されたシルバーティップスのみが日本に間もなく入荷する予定です。マスカテル、クラシックは製造はされましたが、マカイバリ茶園から出荷できない状況です。
今回のストライキは長引くということが一般的な見方です。
一日も早くに平和がダージリンに訪れることを願ってやみません。
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