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2018年6月26日 (火)

和紅茶、ダージリン、アッサム飲み比べ!朝日カルチャーセンター「自然派インド紅茶教室」

6月24日は毎回好例の朝日カルチャーセンター「自然派インド紅茶教室」でした。
今回のテーマは「日本紅茶誕生100年 インドのアッサム、ダージリンと飲み比べ」です。
ご参加くださった方々に改めて御礼申し上げます。

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今回も自然派紅茶研究家の山本洋子さんが司会進行をしてくださいました。

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初めてのテーマである和紅茶。事前に山本洋子さんと様々な生産者さんの紅茶を取り寄せて、「紅ほまれ」「紅ひかり」「紅ふうき」の代表的な品種から美味しい紅茶を厳選しました。

最近、ブームになっている和紅茶。日本の紅茶の歴史は約100年前に始まりました。明治初期、殖産興業を目指して生糸と並ぶ商品として日本の緑茶を、世界市場で人気がある紅茶へシフトしようと徳川の幕臣であった多田元吉が明治政府より命を受けてインドの山を周ります。

多田元吉は日本人として最初にダージリンを訪問しました。飛行機がなかった時代に2か月かけて船でインドまで到着し、牛車や馬車、そして馬でダージリンのお茶園までたどり着きます。インドに着いたのが猛暑の時期でもあり、熱病や赤痢にかかっても命がけで茶の技術を学んだ多田元吉。何とマカイバリ茶園の4代目オーナーラジャ・バナジー氏の従妹が経営しているハッピーバレーにも来たそうです。

その元吉がインドから持ち帰った種子の中で、寒さに耐えた多田系印度雑種の子孫から「紅ほまれ」が生まれ、その後、中国系とアッサム種の交配で「紅ひかり」や「紅ふうき」などの様々な日本の紅茶品種が登場していきます。

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今回の講座で日本紅茶の歴史を調べるうちに、改めて多田元吉の多大なる功績に驚きます。

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【多田元吉氏】

飲み比べた紅茶は
ダージリン:マカイバリ茶園夏摘みシルバーティップス
アッサム:ハティクリ茶園オーソドックス
紅ほまれ:月ヶ瀬健康茶園(奈良県)
紅ひかり:丸子茶園(静岡県)
       月ヶ瀬健康茶園(奈良県)
       ハサマ共同製茶組合(三重県)
       阿南康児さん(大分県臼杵市)
紅ふうき:月ヶ瀬健康茶園(奈良県)
      丸子茶園(静岡県)

そして最後にまたマカイバリ茶園初摘みDJ-1


全部で10種類もの紅茶の飲み比べでした。ご参加された方々のご感想は、同じ品種でも生産者によって全く味と香りが違うということでした。

日本の紅茶は個性がそれぞれあり、将来が楽しみです。

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ちなみにマカイバリ茶園で2004年からスタートした玉露プロジェクトは、ラジャ・バナジー氏が多田元吉がインド・ダージリンを訪問して紅茶を学んだことに感銘を受け始まったプロジェクトです。今度はインドが日本の代表的なお茶である玉露を学び、インドと日本の架け橋になるようなお茶を作りたいという願いが込められています。

玉露プロジェクトについてはこちら

また、産経新聞の論説委員であった千野境子さんは「日本人の足跡:産経新聞社」の著書の中で多田元吉について書かれています。取材でマカイバリ茶園にも訪問されています。

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その時に千野境子さんが大変に興味を持たれたのが、マカイバリ茶園バナジー家にある100年前に日本人から贈られた竹細工の額縁です。これが多田元吉が持ってきたものではないか、ということでした。中を開ければわかることなのですが、開けてしまうと壊れてしまうので調べることはできませんでした。でも、バナジー家に残る大切な家宝です。

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千野境子様にご紹介いただいた本がこちら。多田元吉の曾孫に嫁いだ多田節子様が、多田元吉が大量に残した記録を本に残したいという思いで完成した本です。「茶業開花:川口国昭著」 多田元吉の足跡がよく分かります。

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今回の講座では、先月訪問したばかりのマカイバリ茶園、そしてハティクリ茶園の話もさせていただきました。マカイバリ茶園で摘まれたばかりの夏摘みセカンドフラッシュ・シルバーティップスも大変に好評でした。

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今後も山本洋子先生と様々なテーマでやっていきたいと思います。次回は11月を予定しています。
ぜひ多くの方にご参加いただけましたら幸いです。

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山本洋子先生とスタッフの方々。事前の準備から始まり、10種類の紅茶をタイムリーに淹れてくださり、ありがとうございました!

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