アッサム・ハティクリ茶園&ダージリン・マカイバリ茶園訪問記 Vol.4 2018夏
ハティクリ茶園では、マカイバリ茶園と同様に働いている人々への福利厚生がとても充実しています。
チャンドン氏が最初に連れて行ってくれたのは病院です。
リゾート地を思わせるような広い敷地に清潔な建物がいくつも並んでいます。
こちらが医院長のシャルマ先生。病院のすべてを任されています。
看護師さんやスタッフたちも常駐しています。
とても病院が静かなので「患者さんはいますか?」と聞いたところ、こちらにいました!交通事故で足をけがをしたそうです。茶園の人以外でも、地域の人は皆、こちらの病院で無料で診療および入院ができます。この男性はあと2週間ほどで歩けるようになり、退院できるそうです。良かったです。
写真を撮り忘れたのですが、最新鋭の血圧計もあり、茶園の人々のデータがすべて登録されています。また寝たきりの人や病院にこれない人はシャルマ先生が家まで往診にいきます。
働いている人々とその家族の健康は何よりも大事です。ハティクリ茶園では最新鋭の設備で、人々の健康を管理しています。また、地域の人々も無料で病院で診療を受けられるので、地域にとっても欠かせない病院になっています。
病院の横にあるのが託児所です。お母さんが働いている間はこちらの託児所で子どもたちを預かってくれます。
お母さんたちは安心して仕事に励むことができます。
お昼寝をしている子どももいました。
トイレやお風呂の設備もあります。
こちらの託児所では食事もでます。管理栄養士さんによって栄養のバランスがとれた食事がだされます。
ハティクリ茶園では預かるだけでなく、子どもたちの食事やお風呂といった生活部分まで面倒をみてくれる素晴らしい託児所です。
保育士の方たちです。明るく優しい人々でした。
恵まれた環境で子どもたちはのびのびと育ちます。託児所の外では、茶摘み女性たちが野外授業を受けていました。見ると、今日(5月17日)は世界高血圧デーということで、先生が高血圧予防について授業をしていました。
途中で牛が乱入してきて中断されることも、こちらでは日常茶判事です。
チャンドン氏は続いて、ハティクリ茶園が行っているプロジェクトを案内してくれました。プロジェクトはすべてチャンドン氏が考えて提案したものだそうです。名付けて「魚プロジェクト」です。
広大な茶畑の中でところどころで目にした池。これはすべて人工池で魚を養殖しているそうです。
養殖している魚はこちら。アッサムの人たちは魚もよく食べるそうです。
茶畑の中にある施設で魚の卵をふ化させて、稚魚を育てます。
ふ化させた稚魚をある程度の大きさまでにすると、村の人に与えて、村の人々はその魚を成魚にしてマーケットに売り、副収入を得られる仕組みになっています。マカイバリ茶園と同じように、茶園で働いている人々は、給与以外にも副収入が得られる仕組みができています。
その他、コショウや野菜の苗木をつくり、こちらもマーケットに売ったり自分たちの食事にしたりしています。
ラジャ・バナジー氏もハティクリ茶園のプロジェクトに感心していました。財閥のタタだけあって、規模が違います。マカイバリ茶園の場合には、マカイバリ茶園の資源を使って人々が自分たちで工夫をしてビジネスをつくっていますが、ハティクリ茶園の場合には茶園がほとんど援助してくれます。
どちらにしても、働いている人々が豊かになることは良いことです。美味しい紅茶づくりに専念し、サステイナブルな茶園経営をするためには、人々の生活向上は不可欠だと思いました。
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