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2019年3月の5件の記事

2019年3月 7日 (木)

【2019デリーの日々23】ニルギリ・コーラクンダ茶園とチャムラージ茶園

南インドにあるニルギリ地方は、タミル・ナードゥ州北部、高原地帯に囲まれた南インドで最も有名な避暑地でした。19世紀初め、インドを統治していたイギリス人が当時のマドラス政庁を夏の間に移転させるために築いた街です。ニルギリは現地語で青い山(ブルー・マウンテン)命名の通り高原地帯で美しい景色が広がっています。ダージリンと同じようにイギリス人がここに茶畑をつくったのがニルギリ紅茶の始まりです。ニルギリ紅茶の特徴は、あっさりとしてクセのないことです。気候条件が近い、セイロン紅茶によく似ていて、日本人にはなじみの深い味です。ブレンドやアレンジティーの茶葉として利用されることが多いです。


930haもある敷地のうち、茶畑は268ha。残りの三分の二は原生林のまま残し、トラやヒョウ、鹿をはじめ無数の動物が生息。最近では象も姿を見せます。土づくりに力をいれ、1ヵ月かけて微生物による堆肥づくり(ワーミーコンポスト)、70日間かけて牛糞やシリカ、鉄分を使用したバイオダイナミック農法の堆肥づくりを行っています。また防虫剤として硫黄やライムを使用し、葉にまくことによって雨期には害虫であるレッド・スパイダーをよせつけません。標高が高いので防風林のために多くの木や植物を植えているのも特徴です。美味しい紅茶がつくられる素晴らしい自然環境が整っています。

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左から工場長のマニさん 、マネージャーのヘグディさん、輸出担当のスレッシュさん。マネージャーのヘグディさんは日本来日の折にはマカイバリジャパン事務所にも来てくださいました。今年も来日の折にはお越くださるとのことでした。
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この茶園でも人手が足りません。お金を貯めると辞めてしまうのだそうです。現在は機械化を進めて今までの6割の人間で稼働しているとのことでした。時代が変わりつつあります。ヨーロッパ、特にドイツはオーガニック商品を3年後まで大量に買い付けていきます。早くにオーダーを出さないと売り切れになります。マカイバリジャパンもハッピーハンターもグレードの高い紅茶を買います。日本人の紅茶愛好家は芸術的な紅茶を理解してくれると評価してくださっています。

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2019年3月 4日 (月)

【2019デリーの日々22】南インド・ニルギリ・コーラクンダ茶園

日本の三大銘茶は、静岡茶、宇治茶、狭山茶(または鹿児島茶)。世界の三大銘茶は、インドのダージリン、スリランカのウバ、中国のキーマン。ではインドの三大銘茶はどこでしょうか?インドの三大銘茶は、ダージリン、アッサム、ニルギリになります。

インド3大銘茶のニルギリにあるコーラクンダ茶園を訪れました。ハッピーハンターとマカイバリジャパンは長年同じ経営者のチャムラージ茶園とともにこの農園のオーガニック紅茶を販売しています。茶園を訪れると必ずゲストハウスに泊めてくださいます。


南インド・ニルギリ地方にある、コーラクンダ茶園のゲストハウス。ブーゲンビリヤの花が満開です。
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応接間。
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寝室
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コーラクンダ(Korakundah)茶園はニルギリ地方では数少ないバイオダイナミック農法を実践しています。標高2800メートルに位置し、茶園の一部は「世界一標高の高い紅茶園」としてギネス認定されているほどです。

オーナーは財閥で、4つの紅茶園を経営しています。1800年代後半から茶園経営が始まりました。スタートの頃はその地域に住んでいた部族の人が働いていましたが、1922年に現在の財閥オーナーとなり、希望すれば誰でもこの茶園で働くことができ、いつ退職しても問題なしという画期的なシステムをつくりました。ここで働く人は教育費、住居費、給食費その他すべて無料。働いている人たちを大切にしていることがわかります。この紅茶園出身の子どもたちは優秀でインドの大学共通一次試験トップクラスを毎年多数輩出しており、今では世界中でこの紅茶園出身の子どもたちが活躍しています。茶園に問題がおこると弁護士、医者、大学教授…と、卒業生が解決してくれます。南インドの人は優秀な人材を多く輩出していますが、その背景には恵まれた教育環境があることは間違いありません。

非常にユニークな茶園です。茶園の紅茶栽培については次号でお伝えします。

ゲストハウスの裏から山々と茶畑が見渡せます。
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2019年3月 3日 (日)

【デリーの日々21】動物好き

インド・デリーでハッピーハンターを経営している博子は、動物好き。それも超が付く。子供の頃からでした。今、南インドに10日間の紅茶、コーヒー、スパイスのオーガニック農園を次々に訪問しています。

まずはこの写真を見てください。コーヒー農園の中。

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名前はスーリヤ(太陽の意味)。鹿の種類。農園に迷い込んできた母親がお産をして農園に置いていってしまったので、農園の人が育てたそうです。農園の中を自由に動いて日々を過ごしているとのことです。接待の役目。すっかり博子に懐いて、2日間の滞在中、博子と一緒でした。
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横になって寛ぐスーリヤ
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デリーには、ハッピーハンターの店の裏で地域猫を、3匹飼っています。毎日自宅から食事を運んでいます。猫はネズミよけによい。
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自宅の外には地域飼い犬、メスのチャコとオスのチャチャマル。以前のカロとタイガーの後釜です。

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自宅の家の中には「しろ」
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毎日6匹分の犬と猫の食事作りもひと仕事。それに「しろ」の散歩が一日2回。お手伝いさんは必須です。2週間前から新しいお手伝いさんが働きに来ています。犬好きの若い女性です。お互いに1か月後に働くかどうか決定します。


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2019年3月 2日 (土)

【デリーの日々20】オベロイホテルでサプライズ

昨日3月1日は、デリー・朝の気温6度。日中も気温が上がらず、20年来の寒さ。今日3月2日も朝から何度か雨が降り気温も日中19度前後で太陽が出ていません。うすら寒い。


オベロイホテルの改装が終わったので、地下の喫茶室に3~4年ぶりに行ってみました。ご一緒してくださった方はインド人の弁護士さん。今、緊張が高まっているカシミール問題についてお話しを聞きたかったのです。ところがサプライズもおきました。

まずは紅茶専門店へ。あまりにも立派。写真撮影禁止。以前はルイヴィトンが入っていたなと・・・。外からみて終わり。


地下のケーキ、パン、ジャム、ワイン販売と喫茶室。改装されていましたが以前の面影も残っています。
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食べたいパンやケーキを選んで喫茶席に・・。突然、弁護士さんが、「ソニア・ガンジー夫人と娘さんのプリアンカさんが来ている」というのです。後ろ向きがソニア夫人。
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そして、私たちのすぐ隣に席をとられたのです。仲良く楽しそうに話をされていました。

しばらくして弁護士さんが、スマホからインディラ・ガンジー首相とその方の祖父の方とご本人の子供時代の一緒の写真を取り出し、、インディラ・ガンジー首相の弁護士をしていたということを、お二人に話されたのです。お二人とも名前を知っていらっしゃいました。話題が弾んでいました。弁護士さんが「こちら日本の人です。」と紹介してくれると、プリアンカさんが「日本から帰ってきたばかりです。私は日本が大好きです。」と気さくに話されるのでびっくりです。気取らないほんとに素敵な方だなと感激しました。インドでよく感じることは、地位のある方々のほうが気さくであることを、過去に何度か体験しています。


さてカシミール問題。インドの新聞ではあまり話題にされていないのと、一般庶民は「また始まった。いつものことだから」と。デリーからカシミールはかなり離れているので、他人事のようなのです。

弁護士さんが、背景など話してくれました。一番の問題は、カシミールを分割した時に、土地をカシミール人以外に売ってはいけないとの取り決めが双方にあるのだそうです。投資家を呼ぶことができず、産業がなく、若者に職がないので、テロ組織に入ってしまう・・・という見解をしていました。

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2019年3月 1日 (金)

【デリーの日々19】クラブ・ライフ  「インディア・インターナショナル・センターへ」

インディア・インターナショナル・センターの昼食に招待されました。友人のスペイン人カルメンが、ここのメンバーです。ジム・カンナ・クラブと同じように、ここもメンバーと一緒でないと利用することはできません。イギリス統治時代からのクラブで文化人が対象。日本のインド研究者や文化人もメンバーでいらっしゃいます。メンバーになるには、それなりの資格が必要。カルメンはボランティア活動で、昔、マザーテレサ賞をもらったりしていることが評価されました。

友人のカルメン
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食堂。 高齢の方が多いです。有名な文化人の方々も多く来られるそうです。
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図書館。ここで過ごされる方も多いと聞いています。
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図書館から、外を通らずに行かれる渡り廊下
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年輪を感じる見事な樹
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植木
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インドに来ると思うことは、クラブ・ライフのことです。クラブ・メンバーですと、毎日クラブに行き美味しくて安い食事を楽しむことができます。友人たちと会うことができます。クラブ・ライフはイギリス文化と言われています。インド人も、イギリスが残していった文化を引き継いで楽しんでいます。


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