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2020年2月12日 (水)

2020年南インド出張 (ニルギリ紅茶農園訪問 ⑧ コーラクンダ茶園)

チャムラージ茶園から車で約1時間かけてコーラクンダ茶園を訪問しました。チャムラージ茶園のオーナーはコーラクンダ茶園とその他2つの茶園を持っています。オーガニック茶園はコーラクンダ茶園のみです。

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南インドのニルギリ地方はダージリンと同じ山岳地帯ですが、ニルギリ地方の方が面積が大きいためか移動時間にとても時間がかかります。山道でカーブが多く、車酔いもしてしまいます。

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しかし、コーラクンダ茶園に到着して清々しい空気と素晴らしい景色に触れると車酔いもすぐに回復しました。
930ヘクタールもある敷地のうち、茶畑は268ヘクタール。原生林に囲まれており、文字は読めませんがトラの生息地帯であることがわかります。

コーラクンダ茶園には標高2800mというギネスに登録された、茶園として最も高いポイントがあります。

まず2800mのポイントに行きたい!と伝えると連れて行ってくれました。
途中までは車で行けますが、あとは歩きで頂上まで登りました。
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歩くこと約30分。頂上は見えているのですがなかなか登りきれません。こちらが世界で一番標高の高いところで育つ紅茶です。日中は暑いですが、朝と夜は寒く風も強くなるそうです。逞しく育っています。

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やっと登頂し終えた標高2800mには大きな木がありました。

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こちらが2800mから見えた景色です。コーラクンダ茶園の全景がきれいに見えました。

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コーラクンダ茶園では今の冬の時期は「フロスト(霜、厳寒の意味)ティー」というスペシャルティーつくられます。霜がおりるほど寒いときは、新芽が凍り、茶葉に酵素が蓄えられて素晴らしい味と香りの紅茶がつくられます。

こちらが霜がおりた後の茶樹です。ここからフロストティーがつくられます。
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コーラクンダ茶園も今がクオリティーシーズンの真っただ中でした。女性たちが茶摘み籠を頭からかけて茶摘みをしていました。
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こちらの茶園でもほとんどが出稼ぎの人たちで、南インドの言葉であるタミール語ではなくてヒンドウー語が飛び交います。

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コーラクンダ茶園の茶畑では人手不足を解消するために、茶摘みの一部で機械を使っています。そのために茶樹を均一に同じ高さに切りそろえています。まるで緑の絨毯のようです。
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茶園経営は1800年代後半から始まります。最初はその地域に住んでいた部族の人が茶園で働いていましたが、1922年に現在のオーナーになってから希望すればだれでもこの茶園で働くことができるシステムになりました。南インドの茶園経営にとって働く人を確保するのがいかに大切かが分かります。

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大自然の中にあるコーラクンダ茶園。美味しいお茶がつくられるためには人間の手が必要です。良い人材に長く働いてもらうためにオーナーは福利厚生を充実させて働く環境を整えています。
その一方で世界中から多くの注文がきて、その需要に応えるために人の手をかけずにオートメーション化をすすめています。IT化、AI化が進む世界の中で、ここ南インドの茶園も例外ではありません。

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