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2020年2月 7日 (金)

2020年南インド出張 (コーヒー農園訪問 ⑤働いている人々)

南インドケララ州にあるポアブスコーヒー農園訪問レポートをお届けしています。
前回から日にちがたってしまい申し訳ございません。

今回はポアブスで働いている人々についてです。

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ポアブスでは現在380人の人々が働いています。100人が正社員、280人が季節労働者です。
南インドは人手不足が深刻で9割の人々がベンガル州やビハール州からの出稼ぎ労働者になります。


ポアブスでは福利厚生がとても充実しています。働いている人々の給与水準は高く、住宅、教育、医療などすべて無料です。

創業者がこちらの方。ヤコブ氏です。カリスマ的な経営者でセメントを固める資材メーカーとして大成功をおさめます。
その後、コーヒーや紅茶の農業事業を始め、こちらの事業は利益がでると全て地域や人々に還元しています。

ヤコブ氏は2010年に亡くなられ、3人の息子がお父さんの事業を継承しました。長男のトーマス氏がコーヒーと紅茶の農業事業を継ぎました。
ヤコブ氏はじめ一族は皆、敬虔なクリスチャンです。
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ポアブスはフェアトレード生産者でもあります。フェアトレードの報奨金(プレミアム)でスクールバスを購入しました。
このバスで子どもたちは学校に通います。ポアブスではフェアトレードのプレミアムは一人一人に現金でも与えられ、それぞれ各家庭で必要なものを購入できるそうです。
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敷地内にも幼稚園があり、小さいこどもたちが学びます。
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住居も与えられ、無料で住むことができます。
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こちらの男性はゲストハウスの料理人で毎日、私たちのためにスパイスを控えた美味しい南インド料理をつくってくれました。
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犬を飼うこともできます。この犬は番犬でもあり、ずっと私たちに吠えていました。
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働いている人々はクリスチャンも多いので、教会もありミサも行われます。

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その他、イチゴのハウス栽培もおこなわれており、敷地内にある売店でオーガニックイチゴとして売られていました。売上の収益は人々にも還元されます。
このイチゴはとても甘くて美味しかったです。

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その他、森の中にあったオレンジはピクルス用のオレンジとして販売されます。
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ポアブスでは人々が皆、豊かな自然の中で生き生きと幸せそうに生活をしるようにみえました。
お金も循環させることによって、働く人々、そして地域の人々が幸せになるのだと思いました。
CSR(企業の社会的責任)が叫ばれる中で、社会貢献は義務づけられるものではなく、経営者の哲学や思いによって自然な形でなされるものだと思いました。ポアブスが一つの良い事例です。

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