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2020年2月 2日 (日)

2020年南インド出張 (コーヒー農園訪問 ④バイオダイナミック農法)

南インドケララ州にあるポアブスコーヒー農園はマカイバリ茶園と同じバイオダイナミック農法を実践しています。
マカイバリ茶園は1972年から実施したパイオニアですが、ポアブス農園も1998年からオーガニック農法を実施し、バイオダイナミック農法は2014年に開始、そして2016年にディメーターの認定を取得しています。

350ヘクタールのうち、コーヒーは156ヘクタール、紅茶は90ヘクタール、そしてカルダモンが10ヘクタールの敷地ですべてバイオダイナミック農法でつくられています。

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コーヒーは森の中にあり、コーヒー以外にもオレンジやカルダモン、胡椒もつくっており、多種多様な農作物をつくることがバイオダイナミック農法の認定機関であるディメーターの認定基準でもあるそうです。
こちらが紅茶農園。紅茶は森を切り開いてつくられました。もともとコーヒーだったところに紅茶の苗木を植えたそうです。
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バイオダイナミック農法で重要なのは牛です。牛の糞はバイオダイナミック農法の肥料として、そして調合剤としても使われる貴重なものです。
ポアブスでは牛が240頭もいて、それぞれ全ての牛に名前がついています。目の前に広大な土地があり、毎日自由に散歩をすることもできる幸せな牛たちです。
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牛たちは乳牛で、ミルクは目の前にあるミルクスタンドで働いている人々に安く売られます。新鮮なオーガニックのミルクを飲むことができます。

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牛は人間にたくさんの恵を与えてくれます。
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240頭の牛の糞がこちら。糞と尿は肥料に使われます。牛糞と枝を交互に重ね、3か月かけて豊かな肥料をつくります。年間1100トンも作っているそうです。
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調合剤で使用されるハーブやシリカもすべて自生のものです。ダージリンの北インドでは入手しずらしハーブも南インドでは気候がよくてハーブがよく育ちます。
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こちらがバイオダイナミック農法の担当男性です。500番から508番の調合剤を詳しく説明してくれました。

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牛の角は糞を中にいれて、500番の調合剤に使用されます。

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バイオダイナミック農法では天体の動きをも利用して農作業が行われます。カレンダーもあり、大変ですがきちんとカレンダーの通りに農作業を行っているそうです。

これだけ完璧にバイオダイナミック農法を実践しているポアブスに驚きました。ここにきて驚くことばかりです。。
コーヒー畑の森を歩くと、コーヒーのみならず全ての植物たちの生命力の息吹を感じたのは、きっとバイオダイナミック農法の力だと思いました。

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