インド駐在員便り:インドのコロナの現状
インド・ニューデリーからお届けしている、「インド駐在ブログ」。
本日は、コロナ感染が爆発的に増大し、ロックダウン(都市封鎖)、医療崩壊、感染の危機が迫る、緊迫した現地の状況をお伝えします。
2020年、世界で最も大規模に行われた約3ヶ月に及んだインド全土でのロックダウン。一時はコロナを封じ込められたか、と思った一年後の2021年4月、今インドは日々30万人以上の新規感染者を出し、医療崩壊寸前の状態に陥っています。
引用:https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/world-data/
とにかく医療用酸素が足りない。
「私たちの病院では、患者さんにあと2時間しか酸素を供給できません」。
「病院は患者さんに命を与える場所なのに、私たちは酸素すら提供することができない」。
医師たちは政府にS.O.Sを発信し続けています。
新聞やテレビでは、酸素が足りず亡くなっていく方たちの現状、家族のために酸素を求め、酸素を提供してくれるNGOや寺院に長蛇の列をなす様子を映し出しています。
ワクチンは1億4500万人が摂取しましたが、ワクチンを摂取しても感染する人、「二重変異株」が猛威をふるい、あっという間に感染が広がっています。
私が住む首都ニューデリーは、日々2万人以上が新規感染しています。4月17日、18日の週末限定ロックダウンが行われ、そのまま1週間の完全ロックダウン、そしてさらにもう1週間のロックダウン延長が発表されました。
街は再び静まりかえっています。1年前を思い出します。
1年前は、何に怯えているのか分からず、心身の健康を保つために精一杯でした。
そして今、1年前と違うこと、それはコロナの恐怖が確実に身近に迫っていること、そしてもしコロナに罹ったら、きっと入院はできないのだろう、という諦め。病院では、もうベッドの空きがないのです。
今までは、感染者の数は大きくても、周りにコロナに罹った人はおらず、どこか楽観視していた部分がありました。でも今は、近所、知り合い、どんどん感染しています。二重変異に豹変したコロナが、人間に牙をむいています。
インド人口:約14億人
コロナ感染者数:累計約1760万人
ワクチン摂取者数:約1億4500万人
昨日の新規感染者数:約32万人
[2021年4月27日現在]
今できることは、家にいること。
感染しないよう、させないよう、人との接触を断つこと。
我が家のベランダからの風景。
人の気配がなく、静か。(日本から比べたら騒音がありますが)
ニューデリーより。
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