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2021年5月の13件の記事

2021年5月31日 (月)

デリー ロックダウン再延長、コロナ第三波

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンの「インド駐在ブログ」。


デリーのロックダウン再延長が発表されました。ただ今回の再延長が今までと違うのは、緩やかなアン・ロックダウン(都市封鎖解除)へ向けた第一歩と言うことです。これまでのロックダウンは引き続き厳しく行われますが、建設業と工場はコロナ対策を守りながら営業開始を許可されました。


ここ最近、インド全体の一日の新規感染者は最悪時の半分以下になり、デリーに至っては1000人を下回りました。ただ、一日の死者数が最悪時の4000人台(インド全体)から少し減っているものの、まだ3000人を割りません。デリーの病院のベッド状況を見てみると、通常のコロナ用患者のベッドと酸素設備のあるベッドは十分な空きがありますが、ICUと人工呼吸器設備のベッドは満床の病院が未だ見られます。


この第二波で、私の周りでは23人の方(インド人)がコロナに感染され、中には亡くなられた方もいました。ワクチンを2回接種していても感染されています。中学生も感染しています。ほとんどが、家族内クラスターでした。皆ロックダウンで家から一歩も外に出ていませんでしたから、どこで感染したのか分からない、と口を揃えて言っています。ただ唯一考えられるのが、お手伝いさんが外へ買い物に行った際にマーケットで感染してきた、または宅配の箱やプラスチックの容器から感染した。それくらいしか思い浮かばないそうです。


デリーでは第二波のピークが過ぎ、現在はインド南部と東部、特に農村部で感染が拡大しています。今メディアで取り上げられているのは、ムコール症、ワクチン接種の早急性、そして第三波の到来についてです。以前からちょこちょこと話題にのぼっては消えていた、第三波の到来について、今度は子どもにも感染の影響が広がるのでは、と危惧されています。事実、マハラシュトラ州の一部の地域で、5月だけで8000人の子どもがコロナに感染しました。第三波は7月下旬から8月上旬に始まるのではないか、と言われています。

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咲き乱れるゴールデンシャワーの花。この花が咲くと灼熱の夏の到来です。お隣さんの借景。


今日のデリーの気温は41度。私が住んでいる地域は、相変わらず静かです。今回の再延長されたロックダウンは6月7日まで続き、その後段階的に営業許可される業種が増え、最終的にデリー全てがアンロックされる予定です。

 

ニューデリーより。

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2021年5月29日 (土)

マカイバリジャパンは21歳になりました!

マカイバリジャパンは本日5月29日に21歳の誕生日を迎えました。

21年前に誕生した会社は多くの方たちに支えられて、無事に今日の日を迎えることができました。
心より感謝申し上げます。
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インドとはマカイバリジャパンが創立する前からご縁があり、生活もしておりました。
知人のインド人を介して元マカイバリ茶園主ラジャ・バナジー氏と出会ったことが、マカイバリジャパンを始めたきっかけです。

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インドには「すべて起こることは偶然ではなく、必然である」という諺があります。
私たちは会うべくしてラジャ・バナジー氏と出会い、紅茶の販売を通じて生産者の理念や自然環境を守ることなど、ラジャ・バナジー氏から学んだことを日本に伝えていくことが私たちの使命だったのだな、と思います。

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ラジャ・バナジー氏が2018年にマカイバリ茶園を退職し、今はインド全体をオーガニックにきりかえるべく精力的に小さな生産者にオーガニック指導を行っています。

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私たちもマカイバリ茶園だけでなく、オーガニックコーヒーやマンゴーなどインドのオーガニック商品を増やしていきました。
今後もマカイバリ茶園の総代理店として紅茶販売と共に、インドのオーガニック商品を日本に紹介していきたいと思います。またラジャ・バナジー氏との活動も続けていきます。

昨年より新型コロナウィルスが大きく世界は変わってしまいましたが、今後もマカイバリの理念を守っていきたいと思います。

どうぞ今後とも宜しくお願い申し上げます。

2021年5月29日

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2021年5月24日 (月)

デリー ロックダウン再延長、コロナ禍での助け合い

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンの「インド駐在ブログ」。


デリーのロックダウンが5月31日まで再延長されると発表がありました。4月17日からですので、ロックダウン生活はかれこれ1カ月半になります。ロックダウン中は生活必需品の買い物での外出は許可されていると言っても、日本で報道されたように、デリーのコロナ感染は凄まじいものがあり、さすがに楽観的、我が道を行くインドの人たちも家の中で静かにしています、


大家族で何世帯も一緒に住むのがインドの伝統的な生活スタイルですが、最近では核家族や、極々少数ですが一人暮らしの人たちもいます。ロックダウン中は、家で軟禁状態なのがインド政府の方針。外部との交流はほぼゼロです。


寂しがり屋で人と一緒にいるのが当たり前のインドの人にとって、ロックダウンは精神的に厳しいらしく、リモートで仕事ができる環境にある私の周りの友人達は全員実家に戻りました。我が家の裏の家はそれまで静かだったのですが、ロックダウンが始まってから子ども家族が「実家」へ戻ってきたようで、毎日楽しそうな声が聞こえてきます。

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ベランダで夕涼み


インドの人たちは、人が困っていると親身になって助けてくれます。
コロナ禍で多くの人が職を失いました。その日の食料を確保することも難しい人には、政府からの配給制度に加え、一般市民がボランティアとして炊き出しをしています。(これはコロナに限らず、インドの人の宗教的精神によるところが大きく、お寺や病院の前で食事を提供している場面によく出くわします)


先日、友人から下記の案内が回ってきました。


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コロナに感染し、日々の食事作りに困っている人へ向けて、市民グループが家庭料理を安価に提供し宅配してくれるのです。一食Rs.100(約150円)〜。もし夫婦でコロナに感染してしまっても、この宅配サービスで子ども達のお腹を満たしてあげることができます。ボランティアをされている方達も他の人同様、コロナの大変な時期を生きているのに、人の為に実行できるのは、本当に素晴らしいことだと思います。

宅配サービスの食事は基本的にはベジタリアン料理ですが、中にはノンベジや糖尿病食、高血圧病食にも対応しているところもあるそうです。

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晴れたので、しろのラグを洗濯しました


久しぶりの晴れ間。私が住んでいるコロニーでは、一時期は毎日10家族ほど新規感染していましたが、今では一日に数家族程度です。大家族で住んでいるので、同じ家で別々の日に発症したり、お手伝いさんを介して近隣の家が集団感染したりしています。ワクチン接種を完了した人はまだ45歳以上の方だけですし、接種しても感染しますので、マスク&手洗い・除菌生活はまだまだ続きそうです。


もしコロナの状況が改善されれば、デリーでは6月1日から部分的にロックダウンが解除されていきます。コロナは第三波も来ることが予想されていますから、まだ気を緩めることはできませんが、今日はなんとなく第二波の終息を感じることができ、心が穏やかです。

 

:::余談:::
インドでは宗教や思想によって、人生の全てをベジタリアンで過ごす人、また曜日や目的に応じて人生の一部分をベジタリアンにする人が大勢います。自宅へお招きする際は、必ず「お招きするその日」がベジタリアンの日なのかノンベジタリアンなのかを伺います。大勢の立食パーティーの場合は、ベジタリアンとノンベジタリアンの両方を準備します。両方が難しい場合は、ベジタリアンのみを準備します。

私の友人でジャイナ教の人がいるのですが、彼女は土中で育つ物(ジャガイモやニンニク、玉ねぎなど)は宗教上食べられないのと、私が間違った物を食べさせてしまったら申し訳ないので、会う時は友人が行きたいレストラン、オーダーするメニューも彼女に決めてもらいます。


ニューデリーより。

マカイバリ茶園アジア・日本総代理店
マカイバリジャパンのホームページ

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2021年5月22日 (土)

デリーのコロナ陽性率とロックダウン

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンの「インド駐在ブログ」。


ワクチンの副反応からは回復したのですが、流石に半日の間に熱が急上昇し急降下したのが影響したのか、心身ともに復活するのに時間が必要でした。お陰様で、今は元気です。


今週のデリーは、南インドを襲った巨大サイクロンの影響で、火曜日から昨日まで雨続きでした。昨晩はバケツをひっくり返したような大雨と突風で、このサイクロンの威力を物語っていました。

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5月にこれだけ雨量を記録するのは何十年かぶりだそうです。通常ならば灼熱のファーストサマーなのですが、今週は肌寒い日が続いていました。


デリーのコロナの状況は少し落ち着いています。一時期は新規感染者が毎日1万人を超え陽性率が35%(インド全体でも40万人超え)でしたが、ここ最近は3000人前後、陽性率は3.5%になりました(インド全体でも25万人前後に落ち着いています)。昨日はインド全土で過去最も多くの人がPCRの検査を受けたそうで、その数は約206万人。そのうち25万7000人が新規感染者でした。


陽性率が下がったのは、4月17日から1ヶ月以上も続いているロックダウン(都市封鎖)の効果が大きいと思います。


ロックダウン中、デリーでは様々なことが制約されます。
下記は許可されている項目の一部です。

・小売店の営業(八百屋、肉・魚屋、ミルクスタンド、薬局に限る)
・ネットショップの運営および商品の配達(販売項目に制限なし)
・飲食店(ホームデリバリーに限る)
・通院、ワクチン接種、上記エッセンシャルの買い物目的の外出
・バス、オートリキシャ、タクシーの運行(乗車人数に制限あり。メトロは運行禁止)


2020年3月〜6月のインド全土でのロックダウンに比べれば、ずいぶん緩やかな内容です。あの時は、乗り物全ても禁止されていたので、街全体が静まりかえっていました。


また、ネットショップもエッセンシャルの物だけが販売可能でした。運悪くロックダウン初期に、私のノートパソコンの充電器が火を吹き、予備で日本から持ってきていた充電器を差し込むも「ポンっ」と言って再び煙が出る始末。充電器はエッセンシャルの項目に入っていなかったので買うことができず、ロックダウン中はIpadで仕事をしていました。


それを思えば、今回のロックダウンは楽です。昨年とは比較にならないほど、ホームデリバリーやネットショップの環境が整っていますし、二度目のロックダウンなので精神的にも余裕があります。(酒屋はエッセンシャルとみなされない!ので、ロックダウン中は自宅のストックが無くなり次第、強制的に禁酒です!)


ただ、マーケットはシャッター街になってしまっています。
下は近所のマーケット。ステンレス製の食器屋、携帯ショップ、靴屋、仕立て屋、薬局がひしめき合い、いつも人で大混雑でした。映像の中で開いてる店は、薬局と検査専門クリニック(レントゲンやCT/MRI、血液検査のみをするクリニック)です。


*音が出ます。


4月17日から続いているデリーのロックダウン。デリー首都圏首相のケジリワル氏はデリーの陽性率が5%を下回ったらロックダウンを解除する、と言っており、今日、陽性率は3.5%になりました。病院のベッドに空きもあり、医療用酸素の供給も改善されてきました。


ロックダウン解除は5月24日午前5時。再延長の場合は明日発表です。


***余談***
昨年と今年のロックダウンで、ビジネスにおいて政府からの助成金やサポートなどは一切ありません。

昨年3月の大規模なロックダウンの通知は夜の8時に行われ、「あと4時間でインド全土でロックダウンが始まります」と一方的に宣言され、14億人が大パニック。エッセンシャルの事業に携わっていない店舗は、突然一時休業です。今回の4月17日からのロックダウンも週末限定カーヒュー(外出禁止令)からそのままロックダウンへ突入。

思い返せば、2016年11月に行われた高額紙幣廃止も「あと4時間で500ルピーと1000ルピーの紙幣は無効です」と夜8時に宣言され、国中で大パニック。夜ですのでほとんどの店舗が店を閉じた後ですし、銀行へも行けない。あと4時間で今手元にある高額紙幣は紙ペラになり、100ルピー紙幣(150円)が最も高価な紙幣になる。翌日はインド全土の銀行が臨時休業になり、さらにパニック。銀行からお金をおろせたのも数週間後だったように記憶しています。(クレジットカードは使えたので問題はありませんでしたが)

14億人を一気に動かすには、そのくらいの勢いが必要なのでしょうかね。


ニューデリーより。

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2021年5月18日 (火)

インド・コロナワクチンの副反応(コビシールド・アストラゼネカ)

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンの「インド駐在ブログ」。

私が昨日接種したコロナワクチンは、インドで作られたアストラゼネカ社のCOVISHIELD(コビシールド)。インドに長く住んでいることもあり、それなりに色々なワクチンを接種してきましたが、今回のワクチンほど、自分の体が反応したものは経験したことがありませんでした。

時間系列に記していきます。

午後12:39 ワクチン接種
注射は痛くない。(通常の血液検査の注射の方がよっぽど痛い)
接種直後から打った箇所(左上腕部)に筋肉痛のような痛みがあり、腕を上げ下げすると痛む。


午後3時頃
腕の痛みは無視できる程度の痛みに軽減。
体調に変化なし。


午後10時頃
軽い頭痛、体の痛み、火照り。
日常でもこのくらいの痛みはあるので、気にしない。


午後11時就寝
体温:36.1度(平熱35.5度)


午後11:30頃
体温:38.0度
体の火照り、痛みで起きる。
喉が渇くので、積極的に水分摂取。


午前0時頃
体温:39.2度
体の激痛。胸部、眼、頭部にかけて、マグマが噴火しているように熱い。腰が割れるように痛い。例えるなら、腰に釘を刺されバキバキと裂かれる感じ。
両脚、両腕が痺れはじめる。怖い。
頭痛はほぼなし。(体の全ての部位が痛いので、頭痛に気がつかなかったのかも)
鎮痛剤を飲みたかったけれど、買い忘れに気が付く。
積極的に水分摂取し、トイレへ行く。


午前3時頃
体温:38.0度
水分摂取とトイレを5回ほど繰り返した頃、体が急に軽くなる。「峠を越したんだな」と自覚する。腰の激痛が和らぎ、体の痛みも少し楽になる。


午前6時頃
体温37.4度
体の痛みはあるものの、ウィルスと戦っている痛みではなく、高熱と激痛で体を硬らせた為の全身筋肉痛のような痛みに変化する。


午前7時
体温:36.5度
ほぼ睡眠をとれていないので、寝不足による倦怠感はあるものの、体の痛みは日常生活を送れる程度までおさまる。


午前10時
注射を打った箇所を押すと、アザを押した時のような痛みがあるが、体の痛みはなくなり、いつもの体調に戻る。



以上が私が体験したコロナワクチン(アストラゼネカ)の副反応です。正直、自分の体がここまでワクチンに反応するとは思っていませんでした。


コロナに感染すると、これらの症状に加え激しい頭痛や呼吸困難があり、インドではさらに医療用酸素が確保できるのか、と言う心配もあります。昨晩激痛と闘いながら、コロナに感染された方々はどれほど怖かったことだろう、とずっと思っていました。


インドでアストラゼネカのワクチンを接種した4分の1の人に、軽度の副反応が出ると言われています。インド人と日本人は、骨格の造りから違いますので副反応の出方も違うのかもしれません。昨日同じ会場で接種を受けた人たちも私のような副反応が出たのでしょうか。


正直なところ、2回目を接種するのが怖いです。このワクチンは未知な部分が多く、私の体には合ってないように感じるのです。でも仕方ないですね。第一歩を踏み出してしまったし、インドで重症化したくないですし。

2回目接種の方が副反応が強く出やすい、と言われていますので、次回は鎮痛剤を準備して挑みます。


ニューデリーより。

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インドでコロナワクチン接種

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンの「インド駐在ブログ」。

本日、第一回目のワクチンを接種してきました。(アストラゼネカのコビシールド)

何ヶ月ぶりの遠出でしょう。N95のマスクに不織布のマスクを重ね、さらにフェイスシールドを被り、サニタイザーと虫除けスプレー(インドはそろそろマラリアの季節)もしっかり持って出発しました!


接種会場のカロルバーグは自宅から北へ車で30分の距離。ロックダウン中なので渋滞は一切なく、久しぶりの市内観光を楽しみました。

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向こうの方に見えるのが大統領官邸


こちらが接種会場のDr. B L Kapur Memorial Hospital (BLK-MAX Hospital)。MAX Hospital のカロルバーグ分院。立派な病院です!


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ワクチン接種会場は、病院の駐車場に設けられているとのことで、入り口は別の場所から。ここから先は、撮影禁止なので、ネットで公表されている写真をお借りします。


入り口で検温と予約表を確認し、敷地内へ入ります。200mほど歩くと、目の前に展示会場のような広い建物が!1000人くらい余裕で入りそうな大きさ。駐車場と言っても、屋根があり、天井からの扇風機もあるので、換気はバッチリです。

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https://www.thestatesman.com/cities/pvt-delhi-hospital-augment-vaccination-capacity-10000-inoculations-day-1502966239.html
(今日は、これの人がいないバージョン。会場はガラガラでした)


入り口で整理券をもらい、会計のブースへ。ブースは20ほどあり、ワクチン接種の登録と支払い*(Rs.900ルピー・約1350円)をします。
*接種会場が民間の病院は有料の場合があります。
びっくりしたのが、私がいつもお世話になっている近所のMAX Hospitalとこの分院とで、私の情報が共有されていて、そのお陰で個人情報を再登録する手間が省け、登録作業は数分で終わりました。


次は接種ブース。
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https://www.indiatvnews.com/news/india/delhi-covid-mass-vaccination-drive-for-media-houses-arvind-kejriwal-latest-updates-703177
(今日は、並んでいる人たちがいないバージョン。待ち時間ゼロ!)

ブースは40室あり、中では注射を打つ看護師と記録係の人がいます。「朝ごはん食べましたか?アレルギーはありますか?何か薬は飲んでいますか?」の質問後、「では打ちます。リラックス」。筋肉注射だし、テレビの画像で注射を打つ角度を見ていると、これは痛いはず、と思っていましたが、全く痛くなかったです。ただ、針が腕に刺さっている状態で最後に注射器を爪でカツンカツンと弾かれたのですが、あれは痛かった。

「腕が痛かったらアイスパックで冷やしてください。鎮痛剤が必要な時はパラセタモールを飲んでください。はい終わり。隣のブースで30分経過観察です」。

2つ上の写真のようなブースで30分経過観察です。登録書類に接種時刻が書かれているので、みんな真面目に30分待ちます。

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それにしても拍子抜け。あっと言う間にワクチン接種完了。この建物に入ってから接種完了まで10分も経っていなかったと思います。待ち時間ゼロ。密ゼロ。テレビで映し出される、密の列に何時間も並ぶ人たちを見てイメージトレーニングしていた私は何だったのだろう。後で知ったのですが、ここの接種会場は、インドで最も大きな接種会場の一つなのだとか。もともと私が希望していた近所のMAX Hospitalは敷地が小さいので密になる、と聞いていました。今回アプリで場所も確認せず、たまたま枠のあったこの病院を選べたのはラッキーでした。


経過観察中、周りを見渡してみると、ダブルマスク、フェイスシールド、手袋。椅子に座る前にサニタイザーで椅子を除菌。みんな、自分自身をしっかり守っています。


30分経過後、接種完了のブースで最後の書類確認。今回が何度目の接種なのかと、接種完了証明書のリンクを送信する携帯番号の確認をして終了。「数時間以内に携帯に接種完了証明書のリンクを送ります。2回目の接種日は、あなたのポータルサイトに表示されますので、それを目安に次回を予約してください」。


昨日の心配とは裏腹に、何ともスマートに、スムースに終わった第一回目のワクチン接種。予約を取るまでは果てしなく「運」との闘いでしたが、一度ワクチン接種の流れに乗ると、現場はシステマティックで、予約アプリは誰でも分かりやすく簡素化され、必要な情報(接種完了証明書や次回の接種日の情報)が個人のポータルサイトに瞬時にアップデートされています。さすがITの国インド。


さて、もう一つの心配、副反応。
接種直後から数時間は、左腕を上げると打った場所が痛かったですが、今は打った場所を押すと軽い筋肉痛のような痛みがあるだけです。頭痛や熱、倦怠感などは今の所ありません。副反応は2日目に出やすい、と聞いていますので、もう少し様子見です。若い人ほど副反応が出る、と周りの人が言っていますので、私はどっちかな。興味があります。


2回目の接種日は、今日から84日後。8月9日〜9月6日に接種するように私のポータルサイトに表示されています。ちなみに84日前に予約を入れようとしても予約ができないように、システム上でロックされています。すごいハイテク。


何とか第一回目のワクチン接種が終わりました。外国人の私にもワクチン接種の機会を与えてくれたインド政府に感謝しています。


ニューデリーより。

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2021年5月17日 (月)

コロナワクチン予約が取れた

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンの「インド駐在ブログ」。


今日のデリーの新規感染者数は6430人。今年4月中旬には35%まであった陽性率が10%まで下がりました。しかし、これでロックダウンを解くのは時期尚早。デリー首都圏首相ケジリワル氏は、5週目に突入するロックダウンの延長を今日発表しました。


今日のインド全体での新規感染者数は約31万人まで減りましたが、現在は都市部での感染爆発が農村部へ、特に南部と東部へ移動し始めている傾向にあり、今後感染者数が再び増える可能性も考えられます。



さて、ずっと悪戦苦闘していたワクチン接種の予約ですが、なんと今日予約を取ることができました。ワクチン接種をした周りの人からは、深夜とか早朝とか、皆がまだ活動していない時間帯に枠が空いていることがある、と聞いていました。


今日は日曜日。ならば、インドの人が寝坊をしてゆっくり起きてブランチをとる時間帯、まさに13時を狙っていったら、400の枠がポーンと出てきました。接種場所など悩んでいる暇はなく、すぐに予約ボタンをクリック、無事にワクチン接種の予約を取ることができました。


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画像:https://www.blkhospital.com/


接種会場は東京の下町のような場所、Karol Bagh(カロルバーグ)。日本人もよくお世話になっているMax Hospitalのカロルバーグ分院です。Dr. B L Kapur Hospitalと提携しているそうです。


ワクチンの種類は、アストラゼネカのCovishield。副反応が強いと聞いているので、なるべく避けて予約を探していましたが、インド製のCovaxinはいつ市場に出るか分からないので、今は贅沢を言っていられません。


ワクチンを接種したから、コロナに罹らないのではなく、罹った時に重症化しづらくなる。インドの先生方はそのようにおっしゃっています。重症化しなければ、入院を避けられます。そうすれば、今インドで起こっている医療崩壊を避けることができます。


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明日必要な書類は、アダールカード(国民識別番号制度による身分証明証)。2017年に、在印外国人も含め、インドに住む全ての人にアダールカードの取得が要請(ほぼ強制)されました。取得に当たって国へ提出した資料は、10本の指の指紋と虹彩の生体情報、納税カード(PAN CARD)。それまでの外国人の身分証明証は、パスポートとビザ、そして居住地証明として家の契約書だったり、自分の名前で契約している公共料金(しかも国が運営している会社のものに限る)の請求書だったり、とあれもこれも集めなければなりませんでしたが、今はこのカード一枚でOKです。ちなみにアダールカードがないと、インドでは銀行口座を持つことができません。


今回のワクチン接種に対する、インド政府の懐の広さに感謝しています。私のような外国籍の在印居住者にも、インド国籍の人々と平等にワクチン接種の機会を与えてくれ、さらにインドの人同様に無料*で提供してくれるのです。*一部の接種会場では有料。

さて明日。
注射は痛いのかな、400人の枠だから密だろうな、副反応怖いな。。。と色々頭をよぎりますが、まずは明日に備えて寝ます。

 

2021年5月16日現在
感染者数累計:24,684,077人
>新規感染者数
インド全体:311,170人
デリー:6,430人
>新規死者数
インド全体:4,077人
デリー:337人

ニューデリーより。

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2021年5月15日 (土)

インド コロナの状況と医療現場

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンの「インド駐在ブログ」。
4月17日から続いているデリーのロックダウン。デリーの新規感染者数は1万人前後になりましたが、インド全体ではまだ毎日約35万人前後の新規感染者が出ています。


インドは、はじめのうちこそワクチン生産国としてその生産力の充実さをアピールしていたものの、今は全く足りず、現在は45歳以上への2回目接種を最優先とし、18歳から44歳へのワクチンは供給をほぼストップしている状態です。


ここ1週間ほど、ワクチンの予約をとるために、相当な時間を使いました(私は18歳から44歳枠)。新規供給数が発表されるのは、本当に気まぐれな時。突然夜の10時頃に150ほどの新規供給数がアプリに表示され、急いでアプリを開くと、予約完了のページの直前で、「定員に達しました」と表示されます。これを何度も経験しました。きっと競争率は何千倍、いや何万倍なのでしょうね。1分もしない内に約150の枠が埋まってしまうのです。


何もかもが混沌としているインド。政府が発表したワクチン接種のプランだったり、酸素供給のプランだったり、それはほぼあって無いに等しい。今日、今、目の前にあることが全てなので、臨機応変にその現実に自分が合わせていかないといけません。


今分かっているのは、私が対象者である18歳から44歳のワクチン接種は、先数ヶ月は難しい、と言うこと。
そして今、自分が感染し重症化したら、ICUに入れないこと。

 

下記は、デリー政府が毎日発表している、コロナ感染者を受け入れる「病院」、「ベッドの空き状況」そして「供給酸素の残量」の一覧です。コロナ感染者用の「一般ベッド」、「酸素が必要な人のベッド」そして「ICU」に分けて表示されています。

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https://coronabeds.jantasamvad.org/


*下記の写真は一覧の一部です。

一般のベッドの空き状況↓
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緑は残数あり
黄色は残数少ない
赤は残数無し


酸素が必要な人のベッドの空き状況↓
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ICUの空き状況↓
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真っ赤!!!


先日、インド人の知り合いのお父様がコロナに感染され、ICUに入ったのですが、人工呼吸器が足りなかったため、医者から「自分で人工呼吸器を買って持ってくるように」と言われたそうです。この病院は、誰もが知っている大病院です。その大病院ですら人工呼吸器が不足しているのです。インド人の知り合いは、ブラックマーケットで100万ルピー(約150万円)を現金で支払い、人工呼吸器を病院に持ち運んだそうです。


デリー政府の「コロナのベッド空き状況」のサイトをご覧頂ければ一目瞭然ですが、コロナ感染病院に登録されているデリー中のICUがほぼ満床なのです。(病院への)酸素供給は解決された、と政府から発表されましたが、ベッド数の横に表示されている「供給可能な酸素残量」は、多くて1日か2日、殆どが24時間以下、切迫しているところでは数時間の酸素残量しかないのです。


上記はデリーの状況ですが、インド国内では未だに、病院が酸素を提供できずに患者が亡くなっています。


ロックダウンの成果なのか、感染者数は若干減っていますが、第二波によるインドの医療現場の混乱は続いています。


2021年5月14日現在
感染者数累計:24,046,809人
>新規感染者数
インド全体:343,144人
デリー:10,489人
>新規死亡者数
インド全体:4000人
デリー:308人

ニューデリーより。

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2021年5月10日 (月)

インド 家でのコロナ対策

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンの「インド駐在ブログ」。
インドの新規感染者数は、若干減ったものの36万6161人。


デリーはロックダウン(都市封鎖)が再び延長されました。今回のロックダウンでは、メトロも運行禁止。厳しさが増しました。


今日は、私が実践しているコロナ対策についてご紹介します。
インドはネットショップで、食材から薬まで殆どが手に入るようになりました。ロックダウン中はエッセンシャルの買い物であれば外出は許されていますが、それすらも必要ないほどです。唯一、外部と接するのは、ネットショップで注文した商品を、配達してくれた方から受け取る時くらいです。


配達物を受け取る時、マスクを二重にし、フェイスシールドをしてから外へ出ます。


支払いはネットバンキングで済ませていますので、カゴをゲートの外に置き、その中に配達物を入れてもらいます。


家に入る前に、手指消毒、そして配達物と靴の裏をスプレーで消毒。靴は脱ぎ、室内履きに履きかえます。

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その後、ベランダで配達物を洗浄。手指と足の裏(室内履きごと)もしっかり洗浄。水でうがい。(野菜、パンや牛乳、お肉のプラスチックのパッケージも全部ベランダで洗浄してから台所へ持ち込みます)


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どうしても外出しなければならない時は、こちらが必需品。

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マスクは立体型とプリーツ型を二重にします。サニタイザーは、買い物した物や、レシート、お財布、車のシートにも吹きかけられるスプレー式が便利です。フェイスシールドは絶対に必要。


帰宅後は、上記の手順で全てを消毒し(洋服と鞄もスプレーで消毒)、さらに薬品でうがい。

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そして、すぐにシャワーを浴び、清潔な洋服に着替えます。


これを昨年3月25日の最初のロックダウンから続けています。少々潔癖症だと思っていますが、今まで元気にしています。


ほとんど外部と接触せず生活ができるのは、私たちの生活を安全に快適に保つために「感染の恐怖と隣り合わせ」で働いてくださる多くの方のお力のお陰と思っております。感謝の言葉では足りません。


先日雨が降って停電しました。

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すぐに駆けつけてくれた、電気局の方々。
電気はすぐに復旧しました。

ありがとうございます。

 

2021年5月10日現在
感染者数累計:22,662,575人
>新規感染者数
インド全体:366,161人
デリー:13,336人
>新規死者数
インド全体:3,754人
デリー:273人


ニューデリーより。

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2021年5月 8日 (土)

インド コロナ第三波はくる ワクチン打ちたい

インド・ニューデリーからお届けしている、マカイバリジャパンの「インド駐在ブログ」。
今日も新規感染者数が40万人を超えてしまいました。ここ数日、毎日40万人を超えています。


第二波の感染爆発真っ只中、インドでは第三波が必ずやってくる、と言われています。


ケジリワル・デリー首都圏首相は、「デリー市民が全員ワクチンを打てば第三波は逃れられる。市民が3ヶ月以内にワクチン接種を完了できるよう、プランを立てる」と発表しました。現在デリーでは、1日10万人のペースでワクチン投与が行われています。今まで投与が済んだ人を含めても、このプランを成功させるには今の約3倍のペースで接種を提供しなければなりません。

 

さて、私のワクチン接種予定ですが、4月28日の18歳〜44歳の登録開始日に予約が取れそうだったのに、自分が希望していたワクチンの種類*ではなかったので、もう少し待とう、となんとも呑気な決断をしてしいました。
*副反応の少ないCovaxinを希望しています。


そしてこの10日ほどのデリーの感染状況を見て、流石にお尻に火がつきました。
しかし、もう遅すぎました。


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画面の赤いマークは、「定員数に達している」を示しています。N/AはNot Availableで「まだワクチン配給の予定が立っていない」、を示しています。

18歳〜44歳枠は皆無!!
あまりにも激戦なので、ついには専用アプリまで登場。


希望の接種場所、ワクチンの種類、年齢を入力すると、希望の枠に空きが出た時にWhatsappにメッセージが送られてきます。


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昨日は数時間に一回のペースでメッセージが入っていましたが、今日は0。


メッセージが来て、すぐに登録サイトへ行っても、すでに空きは無し。


ワクチン接種は、自分が希望する州・場所を登録できるのですが、どうやら近隣の州の人たちがデリーで接種をしているそうです。その気持ち、分かります。私もできれば、清潔で最新の設備が整った都会の病院で接種を受けたいですから。たとえ中身が同じワクチンだとしても。

 

ちなみに、下記が45歳以上の登録サイト。
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緑は「可能な接種数」、オレンジは「残りが少ない」を示しています。


45歳以上の枠はガラガラ。選び放題です。


登録時に年齢の枠を設けず、18歳以上だったら誰でも登録可能にすれば良いのに・・・。一つのシリンダーから6人分取れるので、きっと45歳以上の枠は、毎日歩留まりが出ているのだろう、と容易に想像できます。ワクチンが足りずに接種が遅れているのではなく、これは完全に登録システムの問題。


ケジリワル・デリー首都圏首相の発表によれば、デリーの医療酸素不足は解決された、と。しかしこれは病院への供給面だけであって、市民の元まで届きません。ですのでブラックマーケットが横行しています。医療量酸素ボンベや酸素濃縮器が法外な値段で取引されているのです。病院に入院できなかった患者の家族は、命を守るためならお金を払います。昨日、デリーで大規模な闇マフィアが検挙されました。


さらに悪いニュースは、コロナ患者の間でムコール菌症(Mucormycosis、Black Fungus・黒真菌)が流行しているとのこと。致死率が高く、失明したり手術で鼻や顎の骨を削るとか。怖い。


変異し続けるコロナに、ワクチンがどれだけ対応できるのか。
今、コロナの勢いを止めることができるのは、人と接触しないこと、そしてワクチンを打つこと。痛感しています。


2021年5月8日現在
感染者累計:21,892,676人
>新規感染者数
インド全体: 401,078人
デリー: 19,832人
>新規死者数
インド全体: 4,187人
デリー: 341人


ニューデリーより。

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2021年5月 7日 (金)

インドのコロナ変異株 ゲノム解析

インド・ニューデリーからお届けしている「インド・駐在ブログ」。

本日の新規感染者数は過去最高の41万2262人になってしまいました。


興味深い記事があったので一部をシェアさせて頂きます。
「保健機関所長による、インドにおけるコロナの変異株と、新種の変異の状況についての見解」

昨年12月から、政府の10の研究所と機関がコロナウィルスのゲノム解析をしており、これまでにゲノム解析された18053のサンプルから、インドにおけるコロナの変異株と、新種の変異の状況についての見解が発表されました。


この記事では4つの変異株が取り上げられています。
イギリス変異株(B.1.1.7)、二重変異株(B1.617、日本でインド株と呼ばれている)、南アフリカ変異株(B.1.315)、ブラジル変異株(P1)。


イギリス変異株がパンジャブ州やデリーを中心に北インドの一部を支配している一方で、二重変異株はマハラシュトラ州、カルナータカ州、グジャラート州で多く見られています。しかし、この1ヶ月半で全国的にイギリス変異株が減少している傾向にあります。
*下記の地図の色分けは記事とは関係ありません。

 

Map-of-india_20210509033601

変異株の主な分布(括弧内は検出された個体数の内訳)
・イギリス変異株:デリー(516)、パンジャブ州(482)、テランガナ州(192)、マハラシュトラ州(83)、カルナータカ州(82)

・二重変異株:マハラシュトラ州(761)、西ベンガル州(124)、デリー(107)、グジャラート州(102)

・アフリカ変異株:主にテランガナ州とデリーに多く検出された

・ブラジル変異株:マハラシュトラ州でごく僅かしか検出されていない

出典記事:https://www.ndtv.com/india-news/health-body-chief-on-status-of-covid-variants-new-mutants-in-india-2430185?pfrom=home-coronavirus_coronavirus-lateststories_live



採取されたサンプル数と、括弧内の数値に大きな差がありますが、今までインドでのゲノム解析が遅れていることを指摘されていた中で、この記事が発表されたことは、燃え盛るインドの状況を把握する一手段になると思います。


先日、AIIMS(All India Institute of Medical Sciences・全インド医科大学)のグレリア所長がテレビ番組の解説でおっしゃったことが印象的でした。

「インドはゲノム解析が遅れている。火葬場に行って亡くなられた方たちからサンプルを採取しゲノム解析をすれば、コロナの本当の姿が見えてくる」


デリーでは二重変異株が大流行していると思っていましたが、上記の記事からはイギリス変異株が多数を占めていることが分かります。もちろん、累計2100万人の感染者数に対し、18053のサンプルしかゲノム解析していませんので、まだ不完全なデータですが、今後更にゲノム解析がされ、変異し続けるコロナの勢いを止められる、ワクチンや特効薬の開発に繋がることを強く願います。


ニューデリーより。

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2021年5月 6日 (木)

インド医療崩壊 酸素が足りない

インド・ニューデリーからお届けしている「インド駐在ブログ」。


今日、友人の友人がコロナで亡くなりました。
入院はできたものの、病院がその日の酸素の供給を政府から確保することができず、酸素が足りずに亡くなったそうです。


酸素が足りず、目の前の救える命を無力のままに失っていく医療従事者たちの失望。怒りの矛先を見失った遺族から奮われる医療従事者たちへの暴行。その暴行から今度は自分の命を守らなければならない医療従事者たち。


患者の家族だけでなく、医療従事者までもが、毎日酸素を求めて一日中マーケットを探し歩きます。医療従事者は目の前の患者よりも酸素を確保することに時間と労力を費やし、患者の家族は高額な酸素を闇業者から買わざるを得ない現実。


テレビでは世界各国から続々と届けられる医療支援物資が報道されています。しかし同じ時間軸で、今日も酸素が足りずに多くの救える命が尽きていく。あの大量の支援物資はどのような基準で各州に配分されているのだろう、とふと思うこともあります。


今日、こんな写真が送られてきました。

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遠くに見えるのはインド門(写真上)と大統領官邸(写真下)です。


もともとはこんな景色でした。

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写真:Wikipediaより引用


現在建築中の、首相私邸からの景観を良くする目的で補修作業を行なっています。


コロナ感染爆発の渦中、豪華絢爛な私邸の建築を継続させるよりも、建築に費やされる1300億ルピー(約1885億円)の一部でも国民の命を救う為、医療崩壊を少しでも改善させる為に使ってほしい、とインド中から声が上がっています。


インドの感染者数、死者数はまだ増えています。この数は、病院のベッドで亡くなった方の数です。病院以外の場所で亡くなられた方、PCRを受けていない(結果が出る前に亡くなられた)方の数は含まれません。火葬場が足りないのが、公にされている死者数をはるかに上回る方が亡くなれていることを物語っています。


来週には死者数(公式)が倍になると予想されています。


2021年5月5日現在
感染者数累計:20,665,148人
>新規感染者数
インド全体:382,315人
デリー:19,953人
>新規死者数
インド全体:3,780人
デリー:338人

 

ニューデリーより。

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2021年5月 5日 (水)

元気にしています

インド・ニューデリーからお届けしている「インド駐在ブログ」。


日本からご心配のメールや電話を頂き、ありがとうございます。
私は元気にしています。

立て続けにインド在住の日本人がコロナでお亡くなりになりました。この小さな日本人社会で、このコロナ禍で、一緒に戦ってきた戦友を無くしたような、大きな喪失感をおぼえました。


この1年、インドはカーフュー(外出禁止令)やロックダウン(都市封鎖)を何度か繰り返していますが、今回のロックダウンほど私の住んでいるコロニーが静かなのは初めてです。外では門番と仕事待ちの運転手がおしゃべりをし、お茶の時間になると犬たちも寄ってきてビスケットをもらう。そこへ誰か知らないけれど通りすがりの人が井戸端会議に参加する。人の声、車のクラクション、オートリキシャのエンジン音で、この窓から見える景色は、それはそれは賑やかなものでした。

今朝、我が家の目の前にあるコミュニティークラブに、大きな酸素ボンベが2つ搬入されました。このコロニー内で酸素が必要な人が出た時用です。私が住むコロニー内では、100人以上の感染者がいるそうです。

インドの状況は一進一退で、緊張の日々はまだ続きます。
日本の皆さんも、どうぞ感染には気をつけられてください。

2021年5月4日現在
感染者数累計:20,282,833人(2000万人を超えました)
新規感染者数
インド全土:357,229人
デリー:18,043人*
*久しぶりに2万人を切りました。一つは、2週間続くロックダウンの成果。もう一つは、日本人が行く大きな病院をはじめ、PCR検査の受付を中止する病院が増え、PCRを簡単に受けられなくなった背景があるかもしれません。

ニューデリーより。

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