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2021年5月 7日 (金)

インドのコロナ変異株 ゲノム解析

インド・ニューデリーからお届けしている「インド・駐在ブログ」。

本日の新規感染者数は過去最高の41万2262人になってしまいました。


興味深い記事があったので一部をシェアさせて頂きます。
「保健機関所長による、インドにおけるコロナの変異株と、新種の変異の状況についての見解」

昨年12月から、政府の10の研究所と機関がコロナウィルスのゲノム解析をしており、これまでにゲノム解析された18053のサンプルから、インドにおけるコロナの変異株と、新種の変異の状況についての見解が発表されました。


この記事では4つの変異株が取り上げられています。
イギリス変異株(B.1.1.7)、二重変異株(B1.617、日本でインド株と呼ばれている)、南アフリカ変異株(B.1.315)、ブラジル変異株(P1)。


イギリス変異株がパンジャブ州やデリーを中心に北インドの一部を支配している一方で、二重変異株はマハラシュトラ州、カルナータカ州、グジャラート州で多く見られています。しかし、この1ヶ月半で全国的にイギリス変異株が減少している傾向にあります。
*下記の地図の色分けは記事とは関係ありません。

 

Map-of-india_20210509033601

変異株の主な分布(括弧内は検出された個体数の内訳)
・イギリス変異株:デリー(516)、パンジャブ州(482)、テランガナ州(192)、マハラシュトラ州(83)、カルナータカ州(82)

・二重変異株:マハラシュトラ州(761)、西ベンガル州(124)、デリー(107)、グジャラート州(102)

・アフリカ変異株:主にテランガナ州とデリーに多く検出された

・ブラジル変異株:マハラシュトラ州でごく僅かしか検出されていない

出典記事:https://www.ndtv.com/india-news/health-body-chief-on-status-of-covid-variants-new-mutants-in-india-2430185?pfrom=home-coronavirus_coronavirus-lateststories_live



採取されたサンプル数と、括弧内の数値に大きな差がありますが、今までインドでのゲノム解析が遅れていることを指摘されていた中で、この記事が発表されたことは、燃え盛るインドの状況を把握する一手段になると思います。


先日、AIIMS(All India Institute of Medical Sciences・全インド医科大学)のグレリア所長がテレビ番組の解説でおっしゃったことが印象的でした。

「インドはゲノム解析が遅れている。火葬場に行って亡くなられた方たちからサンプルを採取しゲノム解析をすれば、コロナの本当の姿が見えてくる」


デリーでは二重変異株が大流行していると思っていましたが、上記の記事からはイギリス変異株が多数を占めていることが分かります。もちろん、累計2100万人の感染者数に対し、18053のサンプルしかゲノム解析していませんので、まだ不完全なデータですが、今後更にゲノム解析がされ、変異し続けるコロナの勢いを止められる、ワクチンや特効薬の開発に繋がることを強く願います。


ニューデリーより。

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