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2021年5月22日 (土)

デリーのコロナ陽性率とロックダウン

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンの「インド駐在ブログ」。


ワクチンの副反応からは回復したのですが、流石に半日の間に熱が急上昇し急降下したのが影響したのか、心身ともに復活するのに時間が必要でした。お陰様で、今は元気です。


今週のデリーは、南インドを襲った巨大サイクロンの影響で、火曜日から昨日まで雨続きでした。昨晩はバケツをひっくり返したような大雨と突風で、このサイクロンの威力を物語っていました。

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5月にこれだけ雨量を記録するのは何十年かぶりだそうです。通常ならば灼熱のファーストサマーなのですが、今週は肌寒い日が続いていました。


デリーのコロナの状況は少し落ち着いています。一時期は新規感染者が毎日1万人を超え陽性率が35%(インド全体でも40万人超え)でしたが、ここ最近は3000人前後、陽性率は3.5%になりました(インド全体でも25万人前後に落ち着いています)。昨日はインド全土で過去最も多くの人がPCRの検査を受けたそうで、その数は約206万人。そのうち25万7000人が新規感染者でした。


陽性率が下がったのは、4月17日から1ヶ月以上も続いているロックダウン(都市封鎖)の効果が大きいと思います。


ロックダウン中、デリーでは様々なことが制約されます。
下記は許可されている項目の一部です。

・小売店の営業(八百屋、肉・魚屋、ミルクスタンド、薬局に限る)
・ネットショップの運営および商品の配達(販売項目に制限なし)
・飲食店(ホームデリバリーに限る)
・通院、ワクチン接種、上記エッセンシャルの買い物目的の外出
・バス、オートリキシャ、タクシーの運行(乗車人数に制限あり。メトロは運行禁止)


2020年3月〜6月のインド全土でのロックダウンに比べれば、ずいぶん緩やかな内容です。あの時は、乗り物全ても禁止されていたので、街全体が静まりかえっていました。


また、ネットショップもエッセンシャルの物だけが販売可能でした。運悪くロックダウン初期に、私のノートパソコンの充電器が火を吹き、予備で日本から持ってきていた充電器を差し込むも「ポンっ」と言って再び煙が出る始末。充電器はエッセンシャルの項目に入っていなかったので買うことができず、ロックダウン中はIpadで仕事をしていました。


それを思えば、今回のロックダウンは楽です。昨年とは比較にならないほど、ホームデリバリーやネットショップの環境が整っていますし、二度目のロックダウンなので精神的にも余裕があります。(酒屋はエッセンシャルとみなされない!ので、ロックダウン中は自宅のストックが無くなり次第、強制的に禁酒です!)


ただ、マーケットはシャッター街になってしまっています。
下は近所のマーケット。ステンレス製の食器屋、携帯ショップ、靴屋、仕立て屋、薬局がひしめき合い、いつも人で大混雑でした。映像の中で開いてる店は、薬局と検査専門クリニック(レントゲンやCT/MRI、血液検査のみをするクリニック)です。


*音が出ます。


4月17日から続いているデリーのロックダウン。デリー首都圏首相のケジリワル氏はデリーの陽性率が5%を下回ったらロックダウンを解除する、と言っており、今日、陽性率は3.5%になりました。病院のベッドに空きもあり、医療用酸素の供給も改善されてきました。


ロックダウン解除は5月24日午前5時。再延長の場合は明日発表です。


***余談***
昨年と今年のロックダウンで、ビジネスにおいて政府からの助成金やサポートなどは一切ありません。

昨年3月の大規模なロックダウンの通知は夜の8時に行われ、「あと4時間でインド全土でロックダウンが始まります」と一方的に宣言され、14億人が大パニック。エッセンシャルの事業に携わっていない店舗は、突然一時休業です。今回の4月17日からのロックダウンも週末限定カーヒュー(外出禁止令)からそのままロックダウンへ突入。

思い返せば、2016年11月に行われた高額紙幣廃止も「あと4時間で500ルピーと1000ルピーの紙幣は無効です」と夜8時に宣言され、国中で大パニック。夜ですのでほとんどの店舗が店を閉じた後ですし、銀行へも行けない。あと4時間で今手元にある高額紙幣は紙ペラになり、100ルピー紙幣(150円)が最も高価な紙幣になる。翌日はインド全土の銀行が臨時休業になり、さらにパニック。銀行からお金をおろせたのも数週間後だったように記憶しています。(クレジットカードは使えたので問題はありませんでしたが)

14億人を一気に動かすには、そのくらいの勢いが必要なのでしょうかね。


ニューデリーより。

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