インドで犬の歯石除去その1
インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンの「インド駐在ブログ」。
先週土曜日、しろの歯石除去を行いました。
10歳のシニア犬で歯石の状態も酷く、全身麻酔に耐えてくれるのか心配しましたが、お陰様で麻酔から元気に目覚め、普段の生活に戻りました
しろとの出会いは、また別の記事で書きたいと思いますが、今回しろを担当してくださったチームは、9年前にしろが交通事故に遭った時に手術をしてくださった先生方でした。
朝9時。ANIMALIA到着。
心臓、肝臓、腎臓のエコー検査、血液検査、そして9年前に交通事故に遭った際の左後ろ脚のレントゲンを撮りました。
担当はヤダブ先生。ヤダブ先生は、獣医師であり、超音波検査やレントゲン検査も専門とされています。(過去の記事にも書きましたが、インドでは基本的に検査は外部の検査専門クリニックで行うので、獣医師のいるクリニックで診察と検査が行えるのは珍しいです)
マヘンドラン先生に歯石除去のお願いをした際、「超音波に長けている腕の良い先生がいるから、手術当日そこで超音波検査を受けるように」との指示。
今回の歯石除去にあたり、しろの9年分のカルテを確認したのですが、なんと9年前の手術にヤダブ先生も立ち会ってくださっていたのです!しろの主治医のマヘンドラン先生とチームを組み、ヤダブ先生が超音波とレントゲン担当、マヘンドラン先生が手術を担当。当時お二人は、同じ病院で働いていらっしゃいましたが、昨年お二人とも独立され、各々に新しいクリニックを立ち上げられました。
ヤダブ先生に、9年前のカルテや先生がとってくださったレントゲンをお見せすると、とても喜んでいらっしゃいました。1時間ほどかけてじっくりと検査をしてくださり、結果は問題なし。ほっと胸を撫で下ろし待合室へ戻ると、10時診察開始を待つ犬たちが既に6匹も待っていました。
ヤダブ先生の真面目なお人柄と腕の良さ、丁寧な診察が、患者さん達から厚い信頼を得ているのを垣間見ました。
しろの為に開院一時間前から診察をしてくださったことに感謝せずにはいられません。
その2へ続く
写真が2枚しかないのは、私が緊張していて写真を撮る余裕が無かったからです・・・。
ヤダブ先生のクリニックの様子は下記をご参照ください。
Animalia Veterinary Hospital
15P, Ground Floor, Sector 47, Gurugram, Haryana 122018
tel: 0124-4303043