「Dussehra:ダシェラ」
インド全体が最も沸き立つ時、それが「Dussejra:ダシェラ」。
インドのお正月と言われている「Diwali:ディワリ(音と光のお祭り)」の20日前に行われます。
ダシェラはインドの叙事詩「ラーマーヤナ」のラーマ王子が悪に打ち勝ったことを祝うお祭りです。お祭りは10日間にわたって行われ、その間、ラーマ王子の生涯がステージで演じられます。そして最終日の10日目に、ラーマ王子と戦った悪魔をかたどった人形に花火や爆竹を入れ燃やすのです。
昨日がその悪魔を燃やす日でした。インドから写真と動画が送られてきました。

インドの叙事詩「ラーマーヤナ」のステージ
【悪魔をかたどった人形】
【最後のクライマックスである悪魔を燃やす儀式】
悪魔を燃やすことは、「善が悪に打ち勝つ」ことを象徴している、と一般に言われていますが、インドの人の話によれば、「悪魔を燃やすことは、自分の中に存在する悪やエゴを燃やし去る」ことらしいです。そして悪やエゴを燃やし去ったこの日は、新しいことを始めるのに一番良い日なのだとか。
上の写真は悪魔の焼け跡で残った木片です。邪悪なものが焼き払われ、この木片が泥棒や病気などのあらゆる邪悪なものから家を守るといわれているそうです。
インドでは20日後のディワリ(音と光のお祭り)に向けて人々は家の大掃除や買い物など忙しくなります。まるで日本の年末年始のようです。
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