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2025年4月の6件の記事

2025年4月17日 (木)

HANACOCO様のアールグレイ・シフォンケーキ♪

素敵な贈り物が届きました!
届いたのはマカイバリ茶園紅茶アールグレイ茶葉を使用したふわっふわのシフォンケーキです。贈ってくださったのは山本洋子さまです。
つくってくださったのは焼菓子専門店HANACOCO様です。
袋をあけた時からアールグレイの香りがして、ケーキでいただくと更に美味しいです。ふわっふわと柔らかくて、自然の素材でつくられた優しい味です。
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HANACOCO様は10年近く、東京で有名ホテルや専門店で経験を積まれて故郷の鳥取県境港市でお店をオープンされました。
添加物を使用せず、厳選した良質な素材でひとつひとつ丁寧につくられた
スコーンやマフィン、シフォンケーキ、タルト、ベイクドチーズケーキ、パウンドケーキ、クッキーを販売されています。
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HANACOCO様とのご縁をくださった山本洋子さまは、自然派紅茶研究家・日本酒と食のジャーナリストでもあり、以前朝日カルチャーセンターの紅茶教室でお世話になりました。

山本洋子様は現在、東京から故郷の鳥取県境港に移住され、BORDERというお店をオープンされました!BORDERではオーガニックの紅茶、ワインやシャンパン、境港の旬の魚介に、自然栽培の野菜やハーブを中心に、食品添加物不使用の伝統的な調味料を使ったおつまみを提供されています!
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素敵な方々とのご縁ができて、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に美味しいアールグレイ・シフォンケーキです。

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2025年4月16日 (水)

元4代目マカイバリ茶園主ラジャ・バナルジー氏の出版記念パーティー

4月13日(日)に元4代目マカイバリ茶園主ラジャ・バナルジー氏の出版記念パーティーがダージリンのカフェで行われました!
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「CHAI TIME」という本はラジャ・バナルジー氏の今までの歩みを綴った、心を打つ回想録です。ラジャ・バナルジー氏は紅茶での有機農法のパイオニアでもあり、それが地域社会に与えた影響も大きかったです。

先祖代々続いたマカイバリ茶園は植民地時代のヒエラルキー的な経営から、コミュニティの人々の生活改善に力をいれる経営に大きく変わりました。

2017年に築160年の先祖代々の家が大火災になって焼失し、マカイバリ茶園の経営を退いた後もRIMPOCHA(リンポチャ)というブランドを立ち上げ、小さな生産者にオーガニック指導を実践すると共にインド全体がオーガニックなるべく精力的に活動をしています。

低コスト、自己資金、カーボンニュートラル、再生農法によって17の持続可能な開発目標は達成されました。ラジャ・バナルジー氏の今までの軌跡であり、実話でもあるので読み応えがある本です。

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*ダージリンにあるベルリンカフェで開催されました。

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*4月13日が出版日です。

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*出版したての本を皆で開封します。

この日はオンラインでインドだけでなく世界9か国かも参加しました。私も日本からオンラインで参加して本の中に書かれているマカイバリジャパンの石井ファミリーとの出会いなどの部分を朗読させてもらいました。

様々な質問も飛び交い、熱気あふれる様子がオンラインで参加していても伝わってきたパーティーでした。
翌日の新聞にも大きく掲載されたそうです。
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この本はオンラインでも購入できます。

CHAI TIME Rajah Banerjee

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2025年4月13日 (日)

恵みの雨がマカイバリ茶園に降りました!

マカイバリ茶園では春摘みファーストフラッシュの茶摘みが始まっています!
今年も雨が降らず、旱魃(かんばつ)に悩まされていたマカイバリ茶園でしたが、4月10日(木)にまとまった雨が降ったそうです。
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マネージャーのサンジャイ・ダス氏より写真と共に嬉しいメッセージが届きました。

Rain rain and rains started hurray😎  雨、雨、そして雨。万歳!

今の時期の雨がとても重要なのは痛いほど分かります。
そして、翌日は快晴になりまさに紅茶にとっては最適な環境です。
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マカイバリジャパンは追加の春摘みの注文をだしました。美味しい春摘みファーストフラッシュが届くの楽しみです。


 

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2025年4月 1日 (火)

マカイバリ茶園訪問記 Vol:10 2025春摘みファーストフラッシュ

2025年ダージリン・マカイバリ茶園訪問記です。(Happy HunterのInstagramより)

ティーバイヤーの心が踊る2025年マカイバリ茶園初摘み紅茶DJ-1
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2月中旬から一滴も恵の雨が降らないマカイバリ茶園。もともと立地的に雨雲が近隣の山に遮断されてしまうだけでなく、ここ30年ほどの温暖化の影響が、特に春に顕著に現れ、まとまった雨が何ヶ月も降らないことが続きます。
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ダージリン全体でも同じ影響が出始めており、マカイバリ茶園では2024年春から大改革を始めました。土づくり、苗木の手入れ、そして茶摘みの仕方まで、この大苦境に備えて基礎から茶木を健康にし、生産量が減ってもクオリティーを上げて行こう、と決めました。
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あれから一年。
マカイバリファンの方はお気付きのことと思いますが、紅茶の質がぐんぐんと上がってきているのです。
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雨が降らなくても、マルチングの布団で覆われた土には湿気が蓄えられ、人間の心配をよそに、茶木は見事な新芽を芽吹かせています。茶畑が黄緑の絨毯で覆われているのです。この景色はまさに圧巻。
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茶葉の写真をご覧ください。輝いているのです!
限られた区画の中国種原木の一芯二葉のみを丁寧に摘み、発酵時間を抑え、若草色の茶葉の様子を見事に体現しています。
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テイスティングルームに入ると、すでに部屋全体が甘い香りで包まれています。
水色は透き通る黄緑色。
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口に含むと、絹のように滑らかな口当たり。アプリコットを想わせる甘味に続き、ファーストフラッシュ特有のグリニッシュさ(しかしそれはクロロフィルのような青みでなく、若草を想わせる軽やかな味)。非常にエレガントなミディアムボディ。時間の経過とともに、口の中で様々な表情をみせてくれます。
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ああ、これこ れ。
私が30年近く、マカイバリに惚れ続けているのはこれ。
どんな逆境でも、いや、苦境の時だからこそ、逆転満塁ホームランを打ち、私の心を鷲掴みにする。
この紅茶に出会いたいから、私はまたマカイバリに来る。
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色々な苦境とともに始まったマカイバリの2025年ですが、茶園の団結力とプロフェッショナル陣の指導で、私のティーバイヤー史上5本の指に入る紅茶を作り上げました。

HAPPY HUNTERでのDJ-1の販売開始は、4月1日です。数に限りがありますので、ぜひお見逃しなく。

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マカイバリ茶園訪問記 Vol:8 2025春摘みファーストフラッシュ

2025年ダージリン・マカイバリ茶園訪問記です。(Happy HunterのInstagramより)

紅茶のボジョレーヌーボー!
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「DJ」とはDarjeeling, 「1」とはロット番号。つまりDJ-1とは、2025年マカイバリ茶園がその年一番最初に出荷した紅茶です。秋の終わりになると、DJ番号は400番台まで上がっていきます。
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DJ-1はまさに紅茶のボジョレーヌーボー。
世界中にマカイバリ茶園の代理店がありますが、DJ-1は毎年、石井ファミリー(マカイバリジャパンとHAPPY HUNTER)にしか出荷されないと決まっています。私たち家族が1997年から先代のラジャ・バネルジー氏と約30年にわたって築き上げた信頼の証なのです。
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2025年は雨量が少なく、最後に降った雨は2月中旬に一度、1.3cmだけでした。
それでも、冬に力を入れた土づくり、特にマルチングや、灌漑設備のお陰で、生き生きとした新芽が芽吹いています。

逆境に強いのがマカイバリ。
2025年、期待できます!

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マカイバリ茶園訪問記 Vol:7 2025春摘みファーストフラッシュ

2025年ダージリン・マカイバリ茶園訪問記です。(Happy HunterのInstagramより)

さあ、いよいよマカイバリ茶園の2025年が始まります!
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ダージリンに冬が訪れる12月中旬から2月下旬、茶木は寒さのために冬眠します。そのため、茶摘みは行われず、茶園では土作りや茶木のメンテナンスを行います。
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暖かくなる3月初旬から少しずつ小さな新芽が顔を出し、茶園では試験的に茶摘み、製茶が行われます。そしてしっかりと新芽が生育し準備が整った時、初出荷の日が決まり、公式にその年の生産が始まるのです。

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