デリーのディワリ
11月4日は北インドのヒンズー教徒の間で最も盛大に祝うお祭り、ディワリでした。ディワリはインドの叙事詩ラーマーヤナに由来します。誘拐されたお姫様を助けに行き、鬼を成敗し(ダシェラ祭り)、お城へ戻ってくる日(ディワリ祭り)に、戦いに行った王子様や家来たちが道に迷わずお城へ辿り着くように、音(花火)と光(ろうそく)で道を照らすお祭りです。ラーマーヤナが日本へ渡り、桃太郎のもととなったとも言われています。
ダシェラの前の9日間から、ディワリまでの約30日間は、北インドが最も賑やかになる時期。今年はコロナで静かな印象がありますが、それでもお祭り好きのインドの人にとって、コロナが下火になった今、長かった家での生活から一気に解き放たれる時です。
家はイルミネーションで飾られ、ディワリの夜は打ち上げ花火でそこら中で爆音が。
ディワリは北インドのヒンズー教徒の人にとってお正月。この日のために家のペンキを塗り替えたり、大掃除をします。またギフト交換をし、マーケットが最も賑わう時期でもあります。当日は身を清め、日没と共に家族で神様に祈り、ろうそくに火を灯します。日没後に美、冨、豊作そして幸運の女神「ラクシュミ神」が光の灯った家に訪れるそうです。そしてその後は、親戚や友人の家へ行きパーティー。大勢で歌って踊って、美味しいご飯を食べ、花火を楽しみます。
そして翌日は毎年お決まりのパターン。PM2.5が世界で一番高くなります。
画像5と6は翌日の空気質指数。
東京が72の時、デリーは500!!!
朝起きると家の中の空気が白い。
目が沁みる、頭が痛い。。。
外は大気汚染で茶色っぽい景色。