カテゴリー「インド:環境問題」の6件の記事

2009年2月 8日 (日)

デリー・「ポリバッグ使用禁止条例」施工される。

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。

1月16日の新聞に掲載されていた、ニューデリー市の
「ポリバッグ使用禁止条例」が施工されました。

本日2月7日に野菜などの買い物に行きましたら、
八百屋さんが野菜や果物を箱にいれてくれましたので、
「ポリバッグにいれてください。」と頼みましたら、
「もう使用禁止です。この箱は貴方に特別サービスです。」
と言われてびっくり。

「いつからですか?」と聞くと、「2月1日からかな?」
との返事。うっかり新聞記事を見落とていました。

「The times of India」の2月1日からの新聞記事を
探しました。2月2日(月)の2面に掲載されていました。

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≪麻、布、紙を持って禁止に立ち向かう。と言ったタイトルで
具体的な内容が書かれています。買い物客が混乱を
おこしている店。布袋を25ルピー(50円) 麻袋は70ルピー
(175円)で販売をしている店。政府が助成金を出すべきと、
抗議している店。等のことなど書かれています。≫


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≪八百屋さんが発泡スチロールの箱にいれてくれました。
車で買い物に行きましたので、車に積むことができましたが、
歩きで買い物に行っていたら、持ち運びが大変でした。
エコバッグをもっていくのを忘れました。購入した野菜は、
セロリ、白菜、レンコン、レタス、マンゴー
(バンガロールからの初荷)葡萄、いちご、大根、レモン
ほうれん草です。≫


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≪八百屋さんの前です。通常はオーガニックの野菜を週1回
届けてもらっているのですが、ジャガイモ、玉ねぎ、人参、
キャベツ、コリアンダーなどの基本の野菜しかないのです。
お客がある時に、この野菜屋さんに来て買い物をします。


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≪ポリバッグをもらえずに、商品をそのまま持って
いる人がいました。≫


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≪レモン、にんにく、しょうが、ウコンだけを売っている
お店です。レモンがおいしそうでしたので衝動買いです。
財布の入った小さな手提げにむりやりいれました。≫


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≪八百屋さんの隣が花屋さんです。春になってきて
いるので、新鮮な色とりどりの花があります。
バラの花も色とりどりです。≫

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≪カーネーション、その他の花≫

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≪グラジオラスの花≫

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≪贈答用の花篭です。≫

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≪少し贅沢をして、バラの花24本(約500円)と
水仙の花(2束で約100円)購入しました。
セロハンは使用禁止になっていませんでした。≫

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≪応接間にバラの花を飾りました。≫


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≪水仙の花を飾りました。≫

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≪ポリバッグ使用禁止のロゴマーク≫

「ポリバッグ使用禁止条例」の今後は、業者、顧客、
政府関係者が重要性を説いて浸透していくように
努力することが必要と新聞に書かれていました。
同感です。我が家にも、かなりのポリバッグがあり
ますから、ゴミ捨てにはどうするか?罰則はいつから
厳しくなるのか?など、友人からの情報も集めて
ポリバッグ使用禁止に努力します。


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2009年1月16日 (金)

デリー市の「ポリバッグ使用禁止」新聞記事

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。

1月16日「THE TIMES OF INDIA」の新聞トップ記事に
「デリー市内では全てのポリバッグの使用を禁止にする」
のタイトルの記事が出ました。


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≪「デリー市内では全てのポリバッグの使用を禁止する。」
  『違反者は5年間牢屋に入るか、1ラックルピー(約25万円)
  の罰金が科せられる。』

  もし貴方がマーケットでプラスティックバッグに食料品、野菜、
  をいれて持ち運んでいたり、ゴミを捨てる時に、そのポリバッグ
  を使用していたりすると、牢屋にはいるか、罰金の支払いか
  それとも両方のリスクを負うことになります。・・・・

  まだ、官報では公にしていませんが、来週には官報で公報される
  でしょう。・・・・・・≫


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≪デリー市では、厳しい罰則を考慮中。未成年の違反者
にも厳しい罰則。
人々の意識を至急変えていくことが急務であり、布地や、
ジュウト(麻袋)等の使用を奨励します。≫

  

この4~5年でインド・ニューデリーでの店屋では、ポリ袋を無料
でくれるところが増えてきました。ゴミ捨て場にも大量のポリ袋が
捨てられています。
「ポリ袋使用禁止」は「インドのクリスマス」のタイトルのブログで
ご紹介したデリー市長Mrs.Sheila Dixit の政策です。
実行されると思います。

以前に彼女の任期の時期にガソリンをCNGに切り替えをしました。
古い型のオートリキシャやトラックやバスなどが全て廃車になり、
デリーの空気が少しよくなりました。

「ポリ袋使用禁止」政策は環境保護の面からも是非実行して
もらいたい政策だとインドの友人たちも賛成をしていました。
実行されたらほんとに素晴らしいことだと思います。
インドに来て便利になれてきた私も、これからはインドでもエコバッグを
もって買い物に行くつもりです。

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2007年6月16日 (土)

デリーの雨は

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンのインド駐在ブログ。

早朝からデリーは、バケツをひっくり返したような大雨。
お陰で気温も下がり、快適、快眠。
本日の室内気温は32度。(いつもは38度!!!)

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The Times of India (2007年6月15日 2面)

今朝の新聞では、久しぶりの雨に大喜びする子どもたちが。
”アウトドアに最高の日!”なんて見出しも。

やはり国が違えば、雨に対する心情も大きく違ってくるのですね。

しかしこの雨、実は喜んでばかりもいられないのです。

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The Times of India (2007年5月29日 1面)

異常に雨が多く、涼しかった5月。
雨はデリーの5月の平均降水量(17.5mm)の4倍(71.5mm*)を記録、
雷を伴う雨が16日、
最高気温が41度を越える日がたったの6日、
と1995年以来の涼しさだったと伝えられています。
*5月29日以降また雨が降り、5月の降水量は152mmと発表されました。



この異常なほどの雨の多さ、
実は地球温暖化に関連しているのではないか、と言われているのです。


インド熱帯気象協会によると、
インドにおける地球温暖化と雨量の関係は断定できない、
と前置きしながらも、
現段階の研究では、「地球温暖化が進むにつれてモンスーン前の雨が増加している傾向にある」のだそうです。


デリーの6月の平均雨量は54.9mm。
昨日は2時間で51.2mmを記録してしまいました。


現在の予報では、デリーにモンスーンが訪れるのが6月29日頃。


雨が降れば灼熱地獄や停電から解放される一方で、
自然環境が確実に黄色信号を発信していることを感じています。

インド気象省のホームページ

マカイバリ茶園アジア・日本総代理店マカイバリジャパン

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2007年6月12日 (火)

豊かさ

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンのインド駐在ブログ。


日曜日の「地球アゴラ」への出演、お陰様で無事に終えることができました。
ご覧になって下さった皆様、メッセージを下さった皆様、
そして今回お世話をしてくださったNHKの皆様には、
心から感謝を申し上げます。


番組の中で、インドでバイオガスを普及させるためには
「環境に良いから、と言うだけでなく
農村の人々の生活が改善される、
そしてその改善されたことを肌で感じられることが大切」、と
お話させて頂きました。


番組が終わった今、このことは、今回番組で紹介されたすべてのことに共通しているように感じています。


人間が感じる「豊かさ」とは十人十色です。
私がインドと関わり、マカイバリ茶園と関わり、感じるようになったことは、
「自由になる豊かさ」です。


マカイバリ茶園の人々は、バイオガスを導入したことで
女性と子どもは薪を運ぶ重労働から解放され、
ミルクも野菜も、市場の値段を気にせずに、自分たちの牛の恵みから新鮮なものを手に入れることができるようになりました。

しかし、それだけではなく、バイオガスを導入したことで
「自分たちでエネルギーを作り出す自由」を手に入れたのです。


日本では当たり前のように電力やガスが供給されますが、
インドでは供給不足で停電になったり、ガスボンベのガス補充ができなかったりし、第三者が配給するエネルギーをひたすら待つしかありません。


農村に住む人々にとって、バイオガスで必要な時に必要なだけのエネルギーを作り出せることは、生きていく上での不安が一つ解消されただけでなく、自立できている、という自信にもつながります。そしてこれこそが第三者の意図に束縛されることなく、日常生活を送ることのできる「豊かさ」の一つだと思うのです。


現在、インドの人口の約60%(6億)もの人々が、未だに薪などの伝統的な燃料に頼って生活をしています。これらの人々がバイオガスに切り替わったのなら、彼らの生活はより豊かなものになるだけでなく、世界の自然環境も変わってくることでしょう。


息の長い環境への取り組みとは、豊かさの延長にあるように思うのです。


***   ***   ***   ***   ***

生放送の舞台裏

電力配給待ちの私は

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インターネットのサーバー会社へ移動し、
そこから生中継で番組に登場しました。

日曜日なので人もまばら。

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リハーサル後の風景。
パソコンの上についているウェッブカメラを見ながら話をするのですが、
ガラス越しに働いている人と目があったり、気がつくと周りにギャラリーができていたり・・・。

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チャイ、ありがとう。

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『地球アゴラ』 環境スペシャル
放送局:NHK BS1
放送日:2007年6月10日(日)
放送時間:20:10~22:00 (2部構成)
http://www.nhk.or.jp/agora/index.html

マカイバリ茶園アジア・日本総代理店マカイバリジャパン

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2005年8月23日 (火)

インド駐在日記:ゴミ問題の現状

ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
昨日に引き続き、インドにおける深刻なゴミ問題、具体的にどのような問題が起き、そして一部の市民はどのような動きに出たのかをご紹介いたします。

昨日ご紹介した”ゴミを集める男の子”、彼らは素手でゴミに触れ、マスクをせずにゴミ処理作業を行います。彼らに何が起こるか、と言いますと、皮膚病や呼吸器系の病気に掛かる率が、一般の人の約2〜3倍という危険が忍び寄るのです。

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そして、3〜7日ゴミ処理場に放置される生活ゴミは、近隣住民の生活や健康に悪影響を与えるだけでなく、土に染み込んだ汚染物は土を汚し、河川を汚します。また、分別を行わずに捨てられるゴミを食べ死んでしまった牛の胃からは、20キロものビニール袋が消化されずに検出されたこともありました。

2000年、インドの一部の州ではビニール袋の製造・使用を禁じる条例を可決しました。 2004年にマカイバリ茶園エコツアーで訪れたシッキム州でも ビニール袋は全く使われず、新聞紙や紙袋が使われていました。しかし残園ながら依然、ニューデリーではビニール袋が使われているのです。

インドにおけるゴミ処理は、それぞれの自治体に任されています。自治体の法令にはゴミ処理に関して明記されていますが、保健・衛生や初等教育、それに道路や陸路の整備など重要な項目が先決になるため、ゴミ処理は後回しにされてしまうのだそうです。

環境教育教材


ここで登場したのがNGOや有力財閥の財団、そして一部の学校でした。ゴミ処理の男の子に対して手袋やマスクの必要性や、保健・衛生面の指導をしたり、1999年より学校カリキュラムに導入された環境教育での教材を作成したりしています。そして一部の学校ではエコクラブを設置し生徒たちが環境の大切さを学んでいるのです。

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母体が大きいインドでは、環境問題に関して条例はあるものの実践が追いついていないのが現状です。また、今回ご紹介したゴミ問題以外にも、重大な環境汚染は多々あります。一部の市民が立ち上がり、できるところから草の根的に活動を行っているものの、10億の人口、そして加速的に進む経済発展には追いつくことができず、環境問題はインドの最も重要な課題の一つなのです。

インドの環境問題については、また日を改めてご紹介したいと思います。その深刻な問題は、一日でお伝えすることは難しいですから。


さあ、明日は話題を変えて、南インド料理”ドサ”についてお届けいたします。お楽しみに!

*挿絵はGreeen Schools Programmeより

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2005年8月22日 (月)

インド駐在日記:インドの深刻な問題

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
今日は、急速に経済発展を遂げているインドで、最も深刻な”ゴミ”の問題についてお届けいたします。

毎朝9時、我が家は慌ただしくなります。家中のゴミをかき集め、それを全て大きなバケツに入れて玄関前に出しておきます。すると男の子がやってきて、ゴミを持って行ってくれるのです。

この一文をお読みになって、「おや?」と気づかれた方は、相当ゴミに対して敏感な方でしょう。


ゴミの分別は?


そうなのです。「ゴミの分別」、これは日本人にとって身近であり、シビアになってしまう部分でしょう。

デリーの一般家庭から出されるゴミは、分別されずに冒頭に登場した「男の子」に手渡されます。そして、その男の子が分別をし、力車に乗せてゴミ置き場まで持って行くのです。


力車

さて、問題となっている「分別」ですが、これは男の子の価値観に委ねられます。優先順位は、まず「売れる物」、次に「(自分が)再利用できる物」、そして「ゴミ」です。

「売れる物」は、空き瓶やおしゃれな容器、新聞紙など。これらを業者に持って行くと買い取ってくれるのです。

外国人の家から出たゴミは、時として彼らにとって収入源となる物がありますので、バケツから力車に移されたゴミは、全てその場で開けられ、人目にさらされてしまうのです。ベランダからその様子を見ていると、ちょっとショックですよね。

そして、お金にも再利用にもならない「ゴミ」は、生ゴミでもプラスチックゴミでもすべて一緒にされ、自治体のゴミ置き場に持って行かれます。

人間が去った後、そのゴミを待ち構えているのは「牛」です。生ゴミを食べ、お腹が一杯になり去って行くと、次に犬が現れ、その次にカラスや鳥、そして虫が現れるのです。


ゴミ置き場


ゴミは3日〜7日間ゴミ置き場に放置された後、トラックに積まれて焼却場に持って行かれます。


皆さんも読んでお分かりのように、このゴミ集積・処理方法には多大な問題が含まれています。1990年代からの加速的な経済発展と共にゴミの質は変わり、土へ還らないものが増えてきました。そしてそれを排出する人口は10億人以上。人口だけでも日本の約9倍ですから、環境を汚染していくそのスピードは並大抵のものではありません。

さて明日は、そのようなインドで、実際にどのような深刻な問題がおきているのかをお伝えしていきたいと思います。どうぞお楽しみに。


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