カテゴリー「国際協力プロジェクト」の31件の記事

2014年10月 1日 (水)

東京大学インド体験プログラム(5)

3泊4日の体験プログラム茶園でのスケジュール内容
●ナラヤン氏(ホームステイ兼フェアトレード責任者)によるコミュニティーライフの紹介
●茶園散策 
●茶園の中にあるレストラン兼カフェ(茶園で働いているクマール氏家族経営)でランチ
●森林散策
●工場見学
●紅茶テイスティング
●東大の先輩石井吉浩によるバナジー氏との出会い、その後のビジネスについての講和
●ラジャ・バナジ―氏による講演(サステイナビリティについて)とディスカッション
●ラジャ・バナジ―氏主催によるカクテルパーティー、夕食会(ラジャ・バナジ―氏私邸にて)


【飛び入りで参加されたデリー在住東大OBの方からの感想】

「短時間ではありましたがホームステイ先での家族の優しさに触れ、高地の新鮮な空気と大自然に癒され、そしてなによりマカイバリ茶園の崇高な理念とラジャ氏の溢れんばかりのエネルギーを体験出来たことは大きな収穫でした。」

写真はラジャ・バナジー氏自宅のカクテルパーティー。 100年以上の年月がたった私邸です。バナジ―氏の父上が狩り好きで、虎 豹 等を標本しにて部屋に飾ってあります。バナジ―氏は一切狩りをしません。逆に森林に生息している動物保護に尽力しています。

≪自宅での記念撮影シュリパ夫人も同席です。≫
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≪ラジャ・バナジ―氏の話≫
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≪食堂での夕食 シュリパ夫人が料理人へ指導したベンガル料理。野菜はシュリパ夫人指導の菜園から≫
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≪最後の日のお別れ挨拶。事務所にて≫
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≪マカイバリジャパンの看板≫
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≪霧につつまれる茶畑≫
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遠くマカイバリ茶園まで皆さんよくおいでくださいました。

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2014年9月30日 (火)

東京大学体験活動プログラム(4)

学生たちのマカイバリ茶園での様子を写真でご紹介します。


夕方茶園に到着。皆で談笑
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茶摘み女性による歓迎の儀式。首に絹の白いマフラーをかけてくれます。
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勉強会。広いホールの大きな机に座って話をききます。初日茶園主との出会いからその後の紅茶ビジネスについての石井吉浩の話がありました。
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ホームステイプロジェクト・リーダー・ナラヤン氏の小さなオフィスでDVDを見ながらのコミュニティライフ紹介。
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工場見学
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テイスティング
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次号では茶園主の自宅に招かれての写真集です。

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2014年9月29日 (月)

東京大学体験活動プログラム(3)

東京大学体験活動プログラムが一昨日9月27日に成功に終了しました。

このプログラムの企画担当、実行、付き添い等あらゆることを行ってこられたバンガロール東京大学事務所長吉野宏氏より下記のお礼状をいただきましたのでご披露させていただきます。

平成26年9月27日

マカイバリジャパン
石井吉浩様ご一家 殿

マイカイバリ茶園合宿御礼
   
                         
東京大学インド事務所長
                                      吉野 宏
 
東大の学部生向け正規大学プログラムであるインド体験活動プログラムにマカイバリ茶園合宿を取り入れて実施し無事終了いたしましたこと、ひとえに石井様のご協力の賜物と厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。お蔭様で、参加学生は皆合宿に満足して帰国いたしました。簡単に振り返ってみたいと思います。


1.マカイバリ茶園合宿プログラム概要

 ●参加学生:学部生男女各4人(文系と理系の2年生~4年生)合計8人

 ●時期:9月22日(月)午後マカイバリ茶園着~25日(木)午後同茶園発。

    備考:9月13日(土)デリー到着~21日(日)デリープログラム

       9月25日(木)~26日(金)日本山妙法寺ダージリン道場合宿

 ●勉強すべき課題

  ①インドの地方生活の体験

  ②インドを代表するマカイバリ茶園主の哲学を学ぶ
  ダージリン地域開発、世界一ブランド「ダージリン紅茶」、中でもマカイバリ紅茶ブランド、バイオダイナミック農法、茶摘みと製造方法、フェアートレード。
    
  ③味覚:紅茶テーステイング

2.感想

①茶園で働くインド人家庭に合宿(費用は3食付で1泊800ルピー)。宿泊者全員皆、食あたりもせず満足したこと何よりでした。この合宿の成功の第1要因はこのホームステイというインフラサービスがきちんと整備されていることがあげられます。ダージリンテイーは紅茶の世界一のブランド。このブランドを支えている力の一つの証左がこのホームステイにあると理解できました。
安全で衛生管理が行き届いている。
豪華ではないが真心のこもった食事と対応、家族のもてなしぶり。
東大が学ぶべきダージリンが持つ世界一のブランド力は何か? 
とりもなおさず世界の人々から愛されていること。
その愛される要因は何か? 
これが私としてのテーマですが、今回の旅で、ダージリン紅茶を生み出す自然環境、経営者のリーダーシップ、そしてそこで働く人々の質の高さ、どれもが世界一であるからと全体として理解できました。

②インドを代表する茶園主バナジー氏のご人徳
学生諸君はビッグなお方、茶園主にオーラを感じた様です。
彼の哲学、「政治」、「経済」そして「自然環境」に各3分の一のウェイトをおいた全体的なアプローチ。
サステイナブル人生哲学の講義に感激しました。

③茶園で生産された6種類の紅茶のテーステイングを行い、初めて紅茶の味覚を体感し、五感を磨くことの大切さを勉強出来ました。

④人と人との出会いの重要性
石井様のご講義や茶園主よりお二人の出会いを教えて頂きました。人生は出会いと別れ。当方もご立派な茶園主との一つの出会いに浸りました。

一方、今年6月13日満月の晩、茶摘みされた茶葉より製造され自らの世界最高値を更新しキロ当たり1850US$を獲得したSilvertips Imperialの快挙をお祝い申し上げました。これは108年に1回おきる天体の配置から生まれた恵みであると、茶園主の説明でありました。
今年はお茶の世界は縁起が良い様で、それに巡り合えたご縁をありがたく感じた次第。
日本の茶道の精神「一期一会」を改めて勉強しました。

⑤危機対応
 23日夜 学生の一人が39度Cの熱を出した。外は激しい雨。病院に連れて行くべきか相談せるところ石井お母様の仲介で茶園主が自分の車を出してくれ病院を手配してくださりました。大雨の中、夜中の午後11時発で1時間あまり山くだりの道をすんなりと行きました。ドライーバーと助手2人の息の合った運転は感激ものでした。
そのお陰で学生を連れて病院に行き緊急対応でき、学生は2日間の入院で元気を取り戻し無事に退院できました。感謝に耐えません。
病気は前日デリーでの食べ過ぎからの食あたりによる発熱と下痢でありました。 

3.写真
 メールに添付した通りです。
  
                                               敬具  

【茶園ホームステイ先での記念写真】   

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【茶畑で】

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2014年9月28日 (日)

東京大学体験活動プログラム(2)

デリー空港より吉野さんからメールをいただきました。


「お世話になりましたプログラム最終報告です。

27日午前9時半ダージリン・コクレンホテル発。

午前11時バグドグラ空港着。

午後6時デリー空港着。ここで学生と解散。

お陰様を持ちましてプログラムは全て終了致しました。

修了時、皆さんと元気にお別れしました。

最後に8人全員の記念写真を送ります。

マカイバリ茶園工場オフィス入り口正門前。

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山を降りた麓のお茶畑で最後の記念写真。

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満喫した2週間のプログラム最終日でありました。

敬具

吉野 宏
デリー空港にて
27日午後7時

茶園での研修の様子は次号でご紹介いたします。

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2014年9月25日 (木)

東京大学体験活動プログラム (1)

東京大学体験活動プログラムが9月25日(木)昼に無事終了したとの連絡が入りました。

東京大学バンガロール事務所長の吉野さんから現地での写真を送ってきていただきました。

≪今朝午前7時私の泊まるホテルから撮影した写真を送ります。

マカイバリ茶園の工場群やホームステイ先。それを包む自然環境です。

茶園より100Mくらいの高台の山の上にホテルはあります。

茶園は東に向いて朝日を浴びています。

一言言えば、空気がうまいですね。≫


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今の時期は毎朝霧に包まれるそうです。
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≪秋のマカイバリ茶園茶畑≫

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≪茶園主ラジャ・バナジ―氏と石井吉浩を囲んでの学生≫

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≪続く≫

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2013年6月28日 (金)

第7回ダージリン白内障キャンプ

第7回ダージリン白内障キャンプ
2013年5月25~29日
ダージリン地区カーシオン病院にて


配信が大変遅くなりまして申し訳ございませんでした。

6月30日(日)BS朝日 「いま世界は」午後7時から8時54分生放送でダージリン白内障キャンプが放映されます。

●特集 インド企画第2弾「日本人医師の白内障手術ボランティアに密着」
ネパール国境に近いインド北部、西ベンガル州ダージリン。2000メートルを超える高地は世界最高の紅茶の産地としても知られる。10年前からここで白内障手術のボランティアを続けている日本人医師に密着した。保険制度の不備や公営病院の不足など、著しい医療格差が生じているインド。衛生状態も医療機材も不十分な中で、医師の手術で光を取り戻した患者は170人に近いという。(BS朝日より) http://www.bs-asahi.co.jp/imasekaiwa/


【コメンテーター】
藤原帰一 (東京大学大学院教授)
高橋進 (日本総研理事長)
宋文洲 (経営コンサルタント)


ご高覧いただけましたら幸いです。


米谷新先生(よねや・しん 埼玉医科大学病院アイセンター 教授・センター長)と15社の企業の皆様のご協力により、第7回ダージリン白内障キャンプが無事に終了致しました。今回は26人の方の手術を終えましたので、第1回から総計しますと合計171人の皆様の手術を成功させてきました。
過去6回までの白内障キャンプの様子→ http://www.makaibari.jp/projects/hakunaishou111.html

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今回初めて、ボランティアで看護師の斉藤和代さんが加わってくださいました。
日本では白内障手術を主とした病院で働いてこられた方ですから白内障手術に関してはまさにプロ中のプロでした。米谷先生との息も合い、カーシオン病院の看護師さんたちとも親しくなりお互いに情報を交換しあっての4日間でした。
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第1回のダージリン白内障キャンプから参加してくださっているゴッシュ先生も転勤先のコルカタ国立病院から休暇をとってダージリンまで駆けつけてくださりキャンプに参加してくださいました。
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手術を受けた患者さん方は、手術後新しい人生が開け、その後のいろいろな日々の物語を米谷先生に感謝とともに伝えてくださいます。そのお話しは米谷先生にとられても、励みになり最近の日本では忘れられている面でもあり、医者としての原点と重みを実感されたキャンプでもありました。
米谷先生が過去10年間でインド・ダージリンの山の中のカーシオン国立病院で合計7回の白内障キャンプを最新医療機器、最高の技術で実施なさったことにより、いくつかの成果がみられるようになりました。

≪白内障キャンプの成果≫

1)第1回から参加くださっている眼科医ゴッシュ先生が、3年前から仲間を募って自らボランティアでアイキャンプを組織して村々に出かけて行き村人の目のチェックをし、簡単な薬を処方しています。米谷先生のボランティアの精神を受け継ぎ実行しています。
2)カーシオン病院内は年々整理整頓がよくなされるようになり、掃除が行き届くようになってきています。
3)近隣の3か所の病院で白内障超音波乳化吸引装置を使用した、最新の白内障手術ができる環境になってきています。

≪キャンプ終了の決断≫

米谷先生ご自身は、大学病院の定年退職を2年後に控えている事情と、ある程度ご自分の役割を終える時期にきていると判断をされて今回を最後のキャンプと決断をされました。手術後すべての残りの資材をカーシオン病院に寄付してまいりました。


≪役割分担≫

1)米谷先生:日本で資材を準備なさり、現地で自ら手術。
2)マカイバリ茶園主ラジャ・バナジー氏:現地ダージリンで病院側との交渉及び米谷先生や私たちの受け入れ、米谷先生の手術が成功をするように奥様のシュリパさんとともに組織力と行動力と現地での有力者であるラジャ・バナジー氏の大きな力を発揮してキャンプ成功の鍵として貢献。
3)マカイバリジャパン:米谷先生とマカイバリ茶園主とダージリンをつなぐ役目。及び事務処理そのほかの雑用。ダージリンでは米谷先生の手術手伝いと裏方仕事。


≪金銭面≫
すべて各自個人負担。米谷先生は団体や国からの寄付を受けることを嫌われました。理由はマハラジャ手術と銘打って最高の手術をするために最高の資材を企業より寄付していただき手術を実行してきました。(たとえば眼内レンズ1個約15万円など)。ところが政府関係や団体から現金寄付をいただくと手術内容に制約ができることとキャンプ後レポートを提出しなければならないのが煩わしいとの理由で、現金寄付を一切いただきませんでした。マカイバリ茶園主ラジャ・バナジー氏も私どもも米谷先生の理念に共鳴し、実施してきました。


≪カーシオン病院との交流≫

2003年から始まったダージリン白内障キャンプも、回を重ねるごとにカーシオ病院スタッフの方々と心の繋がりが深くなり、患者さんとの交流も増えてきました。看護師さんたちは転勤がないので毎回同じ看護師さんにお会いしてきましたので、家族のような親しい関係になりました。
手術中は常に待機して、消毒面でのサポートや、患者さんのケアなどプロの看護師としてのきめ細かいケアを笑顔でしてくださいました。夜中まで手術がのびても気持ちよく対応してくれました。昼食は米谷先生がお好きなメニューの もも(餃子)と焼きそばと鶏ガラからとった野菜スープを準備してくださいました。ミルクティーは頃合いを見計らって出してくださいました。

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≪ご協力頂いた企業の皆様(順不同)≫

私どもが継続してこのような活動が7回まで続けてこられましたのも、15社の企業の皆様、そして応援して下さる皆様のお陰です。 


埼玉医科大学病院眼科学教室

1.カール ツァイス株式会社   2.日本アルコン株式会社 3.株式会社平和医用商会 
4.参天製薬株式会社  5.明治製菓株式会社  6.ファイザー株式会社
7.アラガン株式会社  8.わかもと製薬株式会社  9.シオノギ製薬株式会社 
10. 株式会社はんだや  11. 株式会社イナミ  12. 千寿製薬株式会社
13. ルフトハンザ航空  14. 大陸旅遊  15. 中央産業貿易株式会社

 

2004年第1回白内障キャンプの時に寄付頂いた、手術用大型顕微鏡と白内障超音波乳化吸引装置、2008年に新たに寄付頂いた細隙灯顕微鏡(さいげきとうけんびきょう)、A,Bモード超音波検査装置2台、空気眼圧計は、白内障キャンプ時以外でもカーシオン病院の日々の医療で活躍してきました。また、眼内レンズや薬品、手術用品も、大切に活用されてきました。
 

マカイバリ茶園、マカイバリジャパン一同、心より感謝申し上げます。


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2013年5月27日 (月)

第7回ダージリン白内障キャンプ

インドからお届けしている、マカイバリ インド駐在ブログ。

昨日からマカイバリ茶園へ来ています。
第7回ダージリン白内障キャンプ、いよいよスタートです!

今回は埼玉医科大学 眼科学教室 主任教授の米谷 新先生、 看護師の斉藤 和代さんがインドへきて下さっています。日本からはマカイバリジャパンの社長 石井洋子、ニューデリーからは私、石井 博子が同行しています。

本日、10人の患者さんの手術が無事に終わりました。いろいろ問題続きでしたが、まずは無事に1日目を終了したことをご報告いたします。

ネット環境が悪く、写真が思うようにアップできないため、まずは簡単なご報告のみです。

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2011年4月 1日 (金)

術後検診へ

術後検診へ

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2011年3月31日 (木)

再開

電圧が一定になる夜まで手術を一度中断し、19時に再開しました。


不思議なほど電圧は一定し、超音波白内障手術機械は止まらずに動いてくれます。一気にスピードアップです。


11時から18時までに6人、19時から21時に9人、合計で15人の白内障手術を行いました。


例年は2日に分けて30人前後の手術を行ってきました。しかし今回は、ダージリンの政情不安で、2008年から何度もキャンプがキャンセルになり、今現在も不安定な中、キャンプ実施を決断したのは1週間前でした。昨年のこの時期、もし延期をしていなければ、例年通り27人の患者さんが集まっていたとのこと。


今回は15人、と少なく、残念な気持ちもありますが、実施できたことに感謝です。


今回の白内障キャンプの手術日は一日のみとなり、明日は術後検診となります。


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2011年3月29日 (火)

問題発生

電圧が低すぎて、機械が動きません。
スタビライザー(定電圧計)を使ってもダメ。


夜になると電圧が一定になる可能性が強いので、それまで辛抱強く待ちます。


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