獣医さん、ありがとう
インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンのインド駐在ブログ。
「みなさんお久しぶり。たま です」 (2010年1月29日撮影)
1年ぶりに、インドを離れていました。
デリーに戻って1週間。
今日ようやく、たまが大好きだったマヘンドラン先生にご挨拶をしに行きました。(インドの獣医さん、 18歳で歯石とり)
いつもお忙しいマヘンドラン先生ですが、19年間で初めて、こんなに長い時間、そして穏やかな表情でお話をして下さいました。
藤のバスケットを両手で抱え、電子辞書と分厚い「猫の病気辞典」が入ったバッグを斜めがけにし、血相を変えて病院に駆け込んでいたあの頃は、先生も、私も、たまも、みんな必死で、こんなにリラックスしてお話できたのは初めてだったのです。
大好きな屋上で湯たんぽを枕に日向ぼっこ (2011年1月2日撮影)
異国の地で、ネットは電話回線、キャットフードさへ街で売っていなかった頃、マヘンドラン先生の助言は本当に心強いものでした。ワクチンを打たない、我が家の方針を理解して下さり、「オーガニック猫・たま」 のために、投薬も検査も最少限にして下さいました。心から信頼できる獣医さんに出会えたことは、本当に幸せでした。
たま と過ごした19年と12日。インドは大きく変化しました。
1990年初頭、海外からの衛星テレビが入った途端、若者はジーンズをはくようになりました。でもジーンズはお洒落着なので、センタープレスでアイロンです。土漠の村だったグルガオンにDLFが高層ビルを建てたのもこの頃です。まさか20年後の今、無数の海外企業がオフィスを構え、地上30階にインドの人が生活するとは想像もできませんでした。
メトロができて、ショッピングモールができて、誰もかれもが携帯電話を持っていて。
そんなインドが激変した20年を、デリーで目の当たりにできたのも、たま のお陰です。そしてマカイバリ茶園と出会えたのも。
今日で、あの日から108日が過ぎました。
おーい、たま。一度くらいは夢の中に出てきておくれー!
web: マカイバリジャパン
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