シッキム大地震:茶園の様子
インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンのインド駐在ブログ。
昨日、マカイバリジャパンのスタッフが無事にマカイバリ茶園から戻って参りました。
茶園からバグドグラ空港までの約1時間の山道では、数か所の土砂崩れがあり、今でも通行止めになっている道もあるようですが、飛行場まで車でたどり着けるようになったそうです。
地震の後、茶園のマネージャー・デブ氏と一緒に、被害の一番大きかったフルバリ村を訪れました。
コンクリートの壁には大きな亀裂が。
家の土台にも。
地震がどれだけ大きかったかが伝わってきますが、全壊する家も、けが人もいなかったことが不幸中の幸いでした。ただ、地震に慣れていない茶園の人々の心はまだ落ち着かず、今でも会えば地震の話になり、お互いに励ましあっているそうです。
しかし、くよくよしてもいられません。
地震の次の日でも、茶園の人々はいつも通り、茶畑で笑顔をみせてくれました。
2011年は豊富な雨量に恵まれ、昨年よりも収穫量が増えています。
地震が起きても、茶葉は休むことなく生育していきますので、良質な茶葉を収穫するためには、人間も休んではいられません。
もちろん、茶園主ラジャさんも茶畑を歩き、働いている人を励まし、冗談を言って、皆を笑顔にさせています。
以前、茶園の村の人と話した時、「僕たちは茶園主が一緒にいてくれるから、とても安心できるんだ。困った時はいつだって相談に乗ってくれるし、必ず助けてくれる」と生きいきと話してくれたのを思い出しました。
マカイバリ茶園では、茶園で働いている人たちと茶園主ラジャさんが一丸となり、秋摘み紅茶・オータムナルの収穫に励んでいます。
ご心配くださった皆様、そしてお見舞いメールをくださった皆様には、改めて心からの御礼を申し上げます。
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[シッキム、カリンポンでの被害状況]
余震によって土砂崩れが誘発され、レスキュー隊が被災地までたどり着くのに苦戦していますが、一部ではヘリコプターで大量の食糧と医療用具が被災地に届けられ、救援活動が開始されたようです。
シッキム大地震の情報は現地のネット新聞で詳細が伝えられています。
The Telegraph (North Bengal & Sikkim)
私の周りに、ダージリン、カリンポン、カトマンズ出身の知り合いがいますが、3人とも村の親戚・知人は無事でした。やはり被害が一番大きかったのは、シッキムのようです。
web:マカイバリジャパン
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