お猿のチョキダール
インド・ニューデリーからお届けしている、マカイバリジャパンのインド駐在ブログ。
と、ある昼下がり。
住宅街を歩いていると、
???
見慣れぬ光景が。
もしや、
猿でした。
お忙しいところスミマセンが、こちらへ来てもらえます?
人「こんにちはー。」
お猿「こんにちはー!」
握手っ。
*** *** ***
このお猿、ペットではありません。
勤務中です!
きちんとお給料ももらっているのです。
インドでは、多くの家庭で門番(ガードマン)を雇っています。
ヒンディー語ではチョキダールと言います。
我が家にも、大家さんが雇っているチョキダールが4人います。
2交代で、朝~夕方に2人、夜~朝に2人。
一番の目的は、夜は泥棒、昼間は不審者の侵入を防ぐためですが、
あまりにも安全で平和な日々なので、我が家のチョキダールの仕事はもっぱら、近所の噂話収集です。(そのお陰で、ドライバージプシーだった我が家に、突然新しい運転手がたずねてきたのですが)
話は戻って、デリーの住宅街には、猿が現れます。
昨年の今頃も、猫のたまと屋上を散歩中に、猿と遭遇し、猫のたまも私も、驚きすぎて腰を抜かしました。(実話)
その時、チョキダールたちは、棒で猿を威嚇していましたが、当のお猿は相手にせず。
ここで出番なのが、先ほどのお猿。
猿の気持ちを分かるのは猿、と言うインド人の言葉どおり、写真のお猿は、野良猿を住宅街から追い払うための、お猿のチョキダールなのです。
あいにく、私が住んでいる地域にお猿のチョキダールはいませんが、官公庁でもお猿のチョキダールを雇い、人間並みのお給料を現金で払っているそうです。
猿の気持ちは猿が一番分かる。
インド人の懐の深さを感じました。
web:マカイバリジャパン
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