インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。
デリーは、4~5日前から、急に気温が上がり夏の到来を感じる
暑い日が続いています。日中、街中の掲示板の温度表示は
35度になっていました。 湿気がないのと、そよそよと風が
吹いていることもあり、爽やかな気持ちのよい気候です。
ムンバイテロの影響もあり、昨年から今年にかけて結婚式を
あまりみかけませんでしたが、2月に入ってから毎日どこかで
結婚式の音楽が聞こえてくるようになりました。
インドの結婚式は多くの人に来てもらって祝ってもらうことが
祝福になるとのことで、招待状をもらった人は、顔だけでも
出さなくては・・・と、時には結婚式のはしごをされている人もいます。
インドの伝統的な結婚式は、2週間近く続きます。最近はかなり
簡略化されたとはいえ、4~5日は普通のようです。
何日か続く結婚式の一日にヘンナで手足を飾り、鳥のオウム
による占いをするという結婚式に出かけてきました。
≪花嫁さんがヘンナを、プロのヘンナ職人に両腕にしてもらっています。≫
≪ヘンナの伝統デザインの本によると・・・・・
ヘンナは、ヒンディー語でMehndiと呼ばれ、北アフリカ、
中東、インンド、東南アジアに自生する大きな植物です。
古くから薬効、香油や軟膏の原料、幾世紀にもわたり、木綿、羊毛、
絹の染料として使用されてきました。
現在でもヘアダイとして、又手足に施すボディ・デコレーションの顔料
として、広く使われています。≫
≪肌を飾るというヘンナの用途がいつどこで始まったかは
定かではありませんが、これが非常に古くから行われてきたことは
様々の根拠があります。エジプトでは5000年前のミイラにヘンナ
が使われていた痕跡があるし、インドの洞窟画には手足に
ヘンナの模様を施した王女が描かれています。≫
≪手のヘンナのデザインです。ボディ・ペインティングは、宗教儀式、
祭り、特に婚礼などに際して多く用いられます。≫
≪いずれの文化圏でも、ヘンナのボディ・ペインティングは、
主として手と足にえがかれますが、婚礼の時には腕や脚にも
施されます。≫
≪花嫁さんの腕のヘンナです。婚礼の際には決まったデザインが
使われます。伝統的なシンボルとして、花嫁を実家から婚家へ運ぶ
輿とか、聖水の入った水差し、花嫁、花婿の愛のシンボルである孔雀、
将来のシンボルである卍などです。今日の花嫁さんは輿のデザインです。≫
≪花嫁さんのお母さまです。手刺繍の施された素敵なインド衣装に
ヘンナをしていました。乾くまでに1時間はかかるので、手の動作が
乾かしているスタイルです。≫
≪参列者のお客さんも希望すれば、ヘンナをしてもらえます。≫
≪ヘンナには、バングルがつきものです。自由にバングルを
選ぶことができます。≫
≪オウムが、カードを選ぶことにより、そのカードから
占い師が、その人の将来を占います。これも結婚式には
伝統的に行われてきたことだそうです。≫
≪参列者の人が、オウムと占い師に占ってもらっています。≫
≪この日の結婚式場は、ラジャスタン地方の伝統的なインドの
雰囲気です。≫
≪男性も女性も、インド伝統刺繍の服を着こなされています。≫
≪室内では、音楽隊が、賑やかに結婚式の音楽を奏でて
いました。≫