カテゴリー「インド: 結婚式」の4件の記事

2019年2月14日 (木)

【デリーの日々11】インドの結婚式

ヒンドゥー教結婚式の写真です。花嫁さんは Happy Hunterスタッフの妹さん。


花嫁さんは赤色の特別衣装を身に着けること等、ヒンドゥー教結婚式には様々なしきたりと様式が決められています。たとえば参列者は赤色を着てはいけません。赤は花嫁さんんの色になります。

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真ん中が花婿 、花婿の右にいるのが スタッフ兄です。長男なので父親代わりで奮闘していました。かなりのダウリ(花嫁が持参していく品々)の準備も、兄が負担しました。ダウリの習慣が残っています。
結婚式など大事な式には、普段は着ないサリーを女性スタッフ全員が来ていました。一昔前の日本女性が着物を着たのと同じですね。

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花嫁の左が兄。長男が家族の面倒を見るのも一昔前の日本ですね。
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男性スタッフも背広を来て正装。日本の学生服コピーのアーカス君もスタッフと親しいので参列。
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インドの結婚式はなるべく大勢の人に参列してもらうことが大事。飛び入りも大歓迎。ビュッフェスタイルの食事を自由に食べることができます。

アーカス君結婚式思い出話
今回と同じようにスタッフ皆で出かけました。式場で食事を食べて、いざ花婿さんが出てきたら、花婿さんが違う人なので、会場を間違っていたことに気が付き、慌てて皆で、アーカス君の会場を探して移動したそうです。いつまでも思い出にされてしまう出来事でした。

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2014年8月30日 (土)

デリーから

デリーに来ています! 今年は例年よりもモンスーン時期の降水量が少ないといわれているインドですが、デリーでは昨夜から雨が降り続いています。
雨が降ると、気温が下がり、埃も少なくなって過ごしやすくなります。

新政権モディ首相が誕生し、経済発展目覚ましいインドです。街には新しいお店ができたり、世界中の商品がデリーで買えるようになりました。幼少時代をデリーで過ごしましたが、昔では考えられないことです。

昨夜は知人のお嬢様の結婚式に行ってきました! 正確には、結婚式の前夜のカクテルパーティーです。新郎が家族や親戚、友人たちを招待しました。

場所は金持ちの別荘(Farm)が立ち並ぶ地域で結婚式を専門に行う会場。きっと別荘を所有していた人が売却したのでしょう。
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カクテルパーティーには約300人の人が招待されたそうです。翌日の結婚式には600名が参加するそうです。

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会場は大きな音楽が流れ、ステージでは人々が踊っています。ほぼディスコ状態。インドの結婚式では若い人も年配の人も踊りまくります。音が半端なく大きく、隣の人と話すこともできません。

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こちらがお父様と新婦のお嬢様です。お父様はデリー大学の教授でもあり、日本とも親交が深い人です。阿部首相がインドを訪問されたときは通訳をされました。

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この時の時間は夜中の12時。インドの結婚式は夜を徹して行われます。食事はインド料理(カレー)で美味しかったです!

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インドでは結婚式は一大イベントです。盛大なパーティー、豪華な贈り物などなど。日本では景気に影響されて、結婚式にかける費用は少なくなってきましたが、インドでは豪華な結婚式が行われます。インド経済への影響も大きいです。

何はともあれ新郎新婦、そしてご家族の皆様、おめでとうございます! いつまでもお幸せに。

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2009年2月22日 (日)

結婚式:ヘンナの日

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリ紅茶のブログ。

デリーは、4~5日前から、急に気温が上がり夏の到来を感じる
暑い日が続いています。日中、街中の掲示板の温度表示は
35度になっていました。 湿気がないのと、そよそよと風が
吹いていることもあり、爽やかな気持ちのよい気候です。


ムンバイテロの影響もあり、昨年から今年にかけて結婚式を
あまりみかけませんでしたが、2月に入ってから毎日どこかで
結婚式の音楽が聞こえてくるようになりました。
インドの結婚式は多くの人に来てもらって祝ってもらうことが
祝福になるとのことで、招待状をもらった人は、顔だけでも
出さなくては・・・と、時には結婚式のはしごをされている人もいます。

インドの伝統的な結婚式は、2週間近く続きます。最近はかなり
簡略化されたとはいえ、4~5日は普通のようです。

何日か続く結婚式の一日にヘンナで手足を飾り、鳥のオウム
による占いをするという結婚式に出かけてきました。

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≪花嫁さんがヘンナを、プロのヘンナ職人に両腕にしてもらっています。≫


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≪ヘンナの伝統デザインの本によると・・・・・
ヘンナは、ヒンディー語でMehndiと呼ばれ、北アフリカ、
中東、インンド、東南アジアに自生する大きな植物です。
古くから薬効、香油や軟膏の原料、幾世紀にもわたり、木綿、羊毛、
絹の染料として使用されてきました。
現在でもヘアダイとして、又手足に施すボディ・デコレーションの顔料
として、広く使われています。≫

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≪肌を飾るというヘンナの用途がいつどこで始まったかは
定かではありませんが、これが非常に古くから行われてきたことは
様々の根拠があります。エジプトでは5000年前のミイラにヘンナ
が使われていた痕跡があるし、インドの洞窟画には手足に
ヘンナの模様を施した王女が描かれています。≫

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≪手のヘンナのデザインです。ボディ・ペインティングは、宗教儀式、
祭り、特に婚礼などに際して多く用いられます。≫

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≪いずれの文化圏でも、ヘンナのボディ・ペインティングは、
主として手と足にえがかれますが、婚礼の時には腕や脚にも
施されます。≫

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≪花嫁さんの腕のヘンナです。婚礼の際には決まったデザインが
使われます。伝統的なシンボルとして、花嫁を実家から婚家へ運ぶ
輿とか、聖水の入った水差し、花嫁、花婿の愛のシンボルである孔雀、
将来のシンボルである卍などです。今日の花嫁さんは輿のデザインです。≫

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≪花嫁さんのお母さまです。手刺繍の施された素敵なインド衣装に
ヘンナをしていました。乾くまでに1時間はかかるので、手の動作が
乾かしているスタイルです。≫

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≪参列者のお客さんも希望すれば、ヘンナをしてもらえます。≫

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≪ヘンナには、バングルがつきものです。自由にバングルを
選ぶことができます。≫

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≪オウムが、カードを選ぶことにより、そのカードから
占い師が、その人の将来を占います。これも結婚式には
伝統的に行われてきたことだそうです。≫


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≪参列者の人が、オウムと占い師に占ってもらっています。≫


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≪この日の結婚式場は、ラジャスタン地方の伝統的なインドの
雰囲気です。≫


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≪男性も女性も、インド伝統刺繍の服を着こなされています。≫


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≪室内では、音楽隊が、賑やかに結婚式の音楽を奏でて
いました。≫


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2007年12月 8日 (土)

白馬の王子

インド・ニューデリーからお届けしているマカイバリジャパンのインド駐在ブログ。


すっかり更新が滞ってしまい申し訳ございません。
先週はおかげさまで2つの番組(アジアクロスロード、地球アゴラ)に出させていただき、収穫の多い日々でした。
番組をご覧になってくださった方、メッセージをくださった方、ありがとうございました。

こちらデリーは、インドの人の言うとおり、ディワリを境に
日増しに寒くなっています。
今朝の新聞では、昨日の最高気温が23度、最低気温が8度。
ここ連日、インドの人の結婚式に連日出席しているのですが、
屋外で行われる結婚式はさすがに寒く、昨晩は吐く息が白くなっていました。

デリーの冬と言えば「結婚式」。
ヒンズー教徒の結婚式は、何日間にもわたって行われ、派手なのが特徴です。


「何日間」というのは、宗教的な儀式をする日、新郎家族または新婦家族主催のカクテルパーティー、祖父母主催のパーティー、兄弟主催のパーティー、そして結婚式パーティー、と盛りだくさんなのです。

この時期、デリーを訪れるほとんどの方がご覧になっていると思いますが


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街中を練り歩く楽隊。


実はこれ、結婚式の一部なのです。


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ヒンズー教の結婚式が最も盛り上がるのが、新郎が白馬にまたがって新婦を迎えにいくシーン。楽隊付き、電飾付きで、家族が踊りながら、白馬の王子と一緒に街中を練り歩くのです。

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白馬の王子はこちら


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首からは金運が舞い込むことを祈願してお札の首飾り。
白馬は、オスの馬、と決まっています。

このパレードの最後尾には、大きなトラックがぴったりとついているのですが、実はこのトラックの荷台にはパレードに欠かすことのできない「ある物」が積まれているのです。


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答えは「発電機」。
パレードの電飾は、この発電機から電源を引いているのです。


また、大きなトラックは、前でパレードをしている人たちを後ろから来る車から守る役割も果たしていて、なるほど、いろいろ工夫しているんだなぁ、と感じてしまうのです。

このパレードは、結婚式の最終日に行われるのですが、
なんせ人口の多いインド。
多い日には一日に5、6人の白馬の王子に出会ってしまうのです。


お陰で、街中は大渋滞。
パーティーに行く車も重なり、
さらにはメトロ建設で道幅が極端に狭くなっていたりで、
今年のデリーは記録的な渋滞に見舞われています。

このブログを書いている最中も、窓の外からは楽隊の音楽や、パーティーの音が聞こえてきていますよ。


マカイバリ茶園アジア・日本総代理店マカイバリジャパン

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